朝ご飯が済んだら 母の入院する病院へ行かねばなりませんが
10時過ぎでないと 病院の駐車場がいっぱいで 入れません。
途中コンビニへ寄り 自分のお昼ご飯を買って 11時近くになり
母の病室に入ると 待っていたように看護師さんが 良かったね
外しましょうねと 母の手袋を外します。
持って行った本を読みながら チラチラと母を見て 点滴の管に
手を掛けたら 手を押さえて言い聞かせ はい と母はその都度
返事します。
しかしそれが1分と持たず 同じことの繰り返しで 認知症とは
何と悲しい病でしょうか。
母は読経するように 口の中でふんふんと唄っており 何の歌?
じっと聞くと 愛染かつらの主題歌です。
♪花も嵐も踏み越えて ゆくが男の生きる道~♪ 施設のカラオケで
毎度唄っていると思われ 母が言うに配役は 田中絹代の相手役は
絶対 上原謙でないとだめで 鶴田浩二ではいかんそうです。
看護師さんが言うには 午前中 歩行訓練もしたそうで 5日ぶりに
自分の足で歩いたことになります。
ガラス戸に映った自分を見て あ サイババだ! と思いました。
ろくに鏡も見ず ばたばたの毎日を送っていると 湿度の高い
この時期には 髪の毛が広がって サイババになっています。
サイババはその昔TVで 手品師のように時計を出しましたが
それがSEIKO製でしたので 日本でやる占いは 日本製の
時計が出るんやねと 笑ったことを思い出しました。
ムースが切れています 明日買って サイババ頭を何とかします。