くりまんじゅうの日記

世間より少し いやだいぶん遅れている
老シーラカンスです。

おばの手術。

2015-05-02 | 日記
おばの入所している 特別養護老人ホームから 相談を受けておりました。

おばは現在87歳 亡き父の妹で おばから見れば母は わずかひと月先に
生まれた 兄嫁に当たります。

子どものない夫婦で 14-5年前後家さんになり その後グループホームへ入所
9年いたのち 衰えが顕著になった半年前 同じ系列の特養へ移ったばかりです。

特養からの相談とは 食物を口から取る量が減ったため 胃へ穴をあけ直接
養分を胃に入れる 胃ろう(胃瘻) という手術をしませんか  とのことでした。



おばに頼まれ 9年前 成年後見保佐人になった私は 同時に親の立場でもあり
被保佐人の通帳の管理 おばの亡夫方の慶弔事を 出来うる限りやってきました。

数年に一度 裁判所から通知が届き たくさんもない額の 預かった預金通帳の
残高コピーと共に 金銭の収支報告書の提出が 義務付けられております。

特養の相談員が言うには おばよりもっと 年上の入所者も胃ろう手術を受けており
手術後も 水分は口から取る人もいて 以前より元気になる人が多いです とのこと。

日常を看てくれている人が 一番状態を解っているわけで 手術自体はわずか10分
程度で済むとのこと。

手術当日は特養が 車いすが載る車で病院まで運んでくれ 相談員も同行してくれて
私がしたことは 先生から説明を聞き 書類を書いて 印を押すだけでした。

その書類たるや何枚もあって 毎度入所者の 付添いで来るという相談員が言うには
術後 管を引き抜く患者がいるので 一晩手にミトンをはめるが それすら今は家族の
承諾が要るとのこと。

なんとも難しい 世の中になっております。

朝 種々の検査を受け 検査結果にOKが出たら 午後手術とのことで まだ何時間も
あるため 忙しい相談員には 帰ってもらいました。

当日 手術する患者が多かったものか 終わったのは5時ごろになっており 談話室で
週刊誌を読みつつ待ちました。

病室へもどったおばは 酸素マスクをして まだ意識がもうろうとしており 今夜泊って
明日退院です 付き添いは要りませんよ  とのことで 7時前に家へ帰りました。



翌日の11時退院とのことで 早めに病院へ着くと 間もなく昨日の相談員も来てくれて
手のミトンを外し 再びおばは車いすに乗り 相談員に付き添われ 特養へ帰りました。

口から取る量が減ると 免疫力や抵抗力が低下し わずかなことでも命取りになる
とは相談員の弁です。

2-3日したら どんな様子か見にいく予定ですが 胃に穴をあけ 栄養分を吸収する
とは 一昔前なら 大変な手術だったでしょうが 今はすぐに終わり お風呂などにも
入っていいと聞きました。

医学の進歩は目覚ましく それにしても おびただしい書類に 署名捺印は参りました。

    身辺が忙しくなり PC前に座ると すぐに眠くなります。
      もう少し余裕ができるまで 勝手ながら コメント欄は
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コメント
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