ごんぎつねの独り言 ~技術士試験(建設部門:道路、総合技術監理部門)の受験記録・ブログ~

不器用で、愚直で、貧乏くじを引くのが大得意な "ごんぎつね" が本音で綴るブログ。 恐縮です(^^ゞ

「国幹会議」って

2009年04月26日 | 技術士(二次)
今日の午後、2週間ぶりにテニスをした。
運動不足がたたり、ふくらはぎを始めとした足のそこかしこと、背筋に筋肉痛を感じている。(^^ゞ
花粉症のため、しばらく屋内グループのみでやっていたのだが、5月以降は屋外グループにも参加したい。
体重を減らし、基礎体力を向上しなければいけないと強く感じている。

さて、2009年4月24日のエントリー で4月27日開催の第4回国土開発幹線自動車道建設会議(国幹会議)で 東京外郭環状道路(外環道)の練馬-世田谷など4区間の「整備計画」への格上げについて議論されることを記した。
報道、発表の理解を深めるために、国土開発幹線自動車道建設会議(国幹会議)の位置づけ等を振り返っておきたい。

■国土開発幹線自動車道建設会議の概略
・主管省及び担当部局: 国土交通省道路局
・根拠法令: 国土開発幹線自動車道建設法第11条
・設置年月日: 平成13年1月6日
・所掌事務:
1. 国土開発幹線自動車道建設法及び高速自動車国道法によりその権限に属させられた事項を処理すること。
2. その所掌事務を処理するため必要があるときは、関係都道府県知事の出席を求め、その意見を聞くこと。

■国土開発幹線自動車道建設会議の所掌事務
1. 会議の設置(国土開発幹線自動車道建設法第11条)
 国土開発幹線自動車道建設法及び高速自動車国道法により定められた審議事項を処理するため、国土交通省に設置。
2. 会議の審議事項
2-1. 基本計画に関する審議
 (国土開発幹線自動車道建設法第5条及び施行令第1条)
 ・建設線の区間
 ・建設線の主たる経過地
 ・標準車線数
 ・設計速度
 ・道路等との主たる連結地
 ・建設主体
2-2 整備計画に関する審議
 (高速自動車国道法第5条及び施行令第2条)
 ・経過する市町村名
 ・車線数
 ・設計速度
 ・連結位置及び連結予定施設(追加ICにかかるものを除く)
 ・工事に要する費用の概算額
2-3 路線指定及び予定路線(国土開発幹線自動車道建設法の別表以外の高速自動車国道の予定路線)に関する審議
 (高速自動車国道法第3条、第4条及び施行令1条)
上記事項については、国幹会議の議を経て、国土交通大臣が決定する。

■国土開発幹線自動車道建設会議の組織
1. 会議は委員20人以内をもって組織する
 ・衆議院議員 6名 (衆議院が指名)
 ・参議院議員 4名 (参議院が指名)
 ・学識経験者10名以内(国土交通大臣が任命)
2. 会議の会長は、委員の互選により選任
3. 学識経験者委員の任期は3年(ただし再任は可能)

(参考)平成21年4月23日現在の委員名簿(敬称略)
 ・小沢鋭仁(衆議院議員)
 ・笹川堯( 〃)
 ・鉢呂吉雄( 〃)
 ・細田博之( 〃)
 ・保利耕輔( 〃)
 ・山本有二( 〃)
 ・泉信也(参議院議員)
 ・輿石東( 〃)
 ・羽田雄一郎( 〃)
 ・山崎正昭( 〃)
 ・上村多恵子(社団法人京都経済同友会常任幹事)
 ・楓千里(㈱JTBパブリッシング執行役員法人事業部長)
 ・金子原二郎(長崎県知事)
 ・桜井正光(社団法人経済同友会代表幹事)
 ・杉山雅洋(早稲田大学商学学術院教授) ※会長
 ・張富士夫(前社団法人日本自動車工業会会長)
 ・橋本博之(慶応義塾大学大学院法務研究科教授)
 ・早坂礼子(㈱産業経済新聞社編集局編集委員)
 ・御手洗冨士夫(社団法人日本経済団体連合会会長)
 ・森地茂(政策研究大学院大学教授)

■国土開発幹線自動車道建設会議の開催実績
第1回国土開発幹線自動車道建設会議(平成15年12月25日)
第2回国土開発幹線自動車道建設会議(平成18年2月7日)
第3回国土開発幹線自動車道建設会議(平成19年12月25日)
第4回国土開発幹線自動車道建設会議(平成21年4月27日) ※今回

(参考)第4回国土開発幹線自動車道建設会議の開催概要
1. 会議日時: 平成21年4月27日(月) 18:30~20:30
2. 場所: ホテルオークラ 本館一階「平安の間」 東京都港区虎ノ門2-10-4
3. 主な議題:
 ・新たな整備計画を策定する区間について
 ・暫定2車線区間の4車線化に伴う整備計画等の変更について
 ・今後の高速道路のあり方について

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