ぼこ爺のまだら雑記

じじいがブログをはじめました

マグロよりも、ぼこ爺の命は格安価格かねぇ

2013-01-06 19:57:32 | 日記

 

築地の初セリで1億5540万円の

最高値がついた、大間のマグロ

 あぁ・・・たかだかマグロ1匹が、されど大間のマグロの初セリ値が、なんと1億5540万円とは・・・。
しかも落札者は東京の庶民的寿司屋だという。
そんな金の卵のような高級マグロの大トロが、普段の値段で食わせるという、太っ腹だ。ぼこ爺も都内に居ればすっ飛んで行きたいくらいだ。

 だが落ち着いてよ~く考えると、これを釣った漁師の懐にどんだけ入ったかなあ・・・とも思ってみた。
確かに大金は入ったが、中間で手数料をしっかり取られたかもしれん。当然税務署も目をつけて、しこたまお召し上げになるから、実質は半分ぐらいだろう・・・と、トウシロで下司の勘ぐりだ。

 こっちには全くご縁のないことだが・・・。でもやっぱり気にはなる。そこでふとケッタイなことが頭に浮かんだ。もしもぼこ爺マグロが値踏みされたら如何ほどであろうか・・・と。

 いま道を横断中にクルマにやられて死んだ場合、自賠責保険しか適用されないと、状況によっては過失相殺を見込んだ場合、大間のマグロの価値とは大差で低い価値しかないだろう。しかも85才の高年齢では尚のことだろう。

 また自然にあの世に旅立っても、遺族の手元には、生命保険の何がしかないという値打ちである。
さすれば、この超高級マグロは例外としても、普通の大間のマグロの価値にも到底及ばない、わがイノチの価値に、いささか考えさせられてしまったがね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


オセチ料理は残りもんでエエと、ぼこ爺のやせ我慢

2013-01-03 18:41:36 | 日記

 

 アットと言う間に正月の3日間が終わった。
昨年の暮れの大掃除でばたばたして、少しはゆっくりできるかと思いきや、ぼこ爺やバアさんにとっては落ち着かん正月のような気がする。

 恒例のオセチ料理の殆どが、昔ながらのバアさんの手作りで、2組の娘夫婦と孫は僅かな手土産をもって来るだけだ。まあそれでも来て食べて飲んでくれるだけで老夫婦は嬉しいと思うのは、どこの親たちも同じ心境ではなかろうか。

 2人の孫は成人した大学生になったから、お年玉の出費は減ったが、よく飲みよく喰うのでプラマイで変わりはなく、世の中はそうしたもんだがね。またバアさんの料理はいつも味が変わらず旨いと持ち上げて、親は息子に負けじと箸が忙しい。

 こちらも負けじとお重箱から獲物を取ろうとしても、誰かの箸が挟んでいるといった具合だ。
まあ・・・こちらは酒の肴であれば何でもよしだから、取り皿にバアさんがそれぞれ一品づつ載せてくれた、この一回だけで酒の肴と相成った。
バアさんも、同様である。

 数時間のフアミリーのうたげ(宴)が終わって、娘たちの後始末を期待したが、バアさんがやるという。そんな言葉に甘えるだけではなく、好みの残りものをチャッカリパックに詰めて帰った。あぁ50代になった娘たちを、未だに甘えさせるバアさんは、いつまで経っても娘の母親が抜け切らない。娘たちに言いたい、80才の老母が元気だからといって甘え放しではあかんあかん。

 そこで毎年いつも1週間ほど、オセチが残って後始末に困るが、どういうもんか今年は、固い田作りの甘露煮、黒豆少々、旨煮の残り、そしてキムチだけではいささか侘しい気がした。

それならばとバアさんに、明日の夕食は少々弾んで飛騨牛のロースすき焼きで、じっくり嗜もうと決めて特別な注文をした。

バアさん手作りのオセチ料理の一部