ぼこ爺のまだら雑記

じじいがブログをはじめました

見た目で判るなんて、うまくいくはずがないがね

2012-12-07 15:14:04 | 日記

 あの悲惨なトンネル天井落下事故からすでに5日経った。
まだ後始末がたいへんだ。背が届かんから脚立に上がって、
トンカチで叩くのは億劫だし時間がかかると目視にした。
どんな状況であれ、他のトンネルはトンカチ検査している。
検査員は孫請会社(天下り?)で不徹底な上にキナ臭い。

 もし合理化で、重要な点検整備を怠ったとすれば問題だし、そうであれば尚更おかしい。何故かサービスエリアの設備や売店などが拡充や整備を進めている。高速利用者には便利になっていく。それなのに打音検査をやめて目視にしたのを、組織の上層部までも黙認していたかもしれない。
これなどは、天下り子会社に一任している弊害といえよう。
打音は長時間で費用が嵩んでも、実行して確認することだ。
 

 そもそも日本人の安全意識は低いといわれている。
たぶん、山林の木材が豊富で、自然災害の知恵で、木と紙と
土の家屋は壊れたり燃えても、また作ればいいという感覚が伝来していて、長持ちとか安全意識は毛頭になかったかも。
昨今「水と安全はタダじゃない」と意識改革を強調するが、まだまだあらゆる道路、施設など他でも無関心が希薄だ。

 つまり「安全」には、相応のカネを使ってもよいのではないか。当然「原発」の安全対策や処理はいうまでもい。
ここまで書いていて、ふと気がついた。確か金属やコンクリとなど内部の腐食や劣化検査する超音波測定器をゼネコンは随分以前から使用して効果を上げているようだ。これならどんな高い箇所も測定でき、しかも正確だろう。機器は高価でも、高効率、高精度なら、むしろ人件費の節減になるかも。

 翻って、人でも同じだ。「人は見た目だけでは判らん」
つまり、よく話して、触合ってみてこそ判るのだと思う。
ネットで知り合い、メールなどを数回やり取りしただけで、
合っただけで惚れ込んで、安アパートで同棲し、挙句に刃傷沙汰となるといった構図は、あたかもこのトンネルの(目視)だけでOKして
事故に似たようにも思ってしまったわ。

 通販も同様。多様に使える器具のうたい文句と美麗な画像と値ごろにほれて買っが、届いた代物はオモチャ同様だ。
まさに見た目惚れの、典型的なボコ爺の浅知恵でしたがね。

 

この12万円の超音波探索測定器で

 調べりゃいいがね                    

        

 

                       通販で買った5種類に機能のはずが

               イオンらしい臭いの送風だけだわ

 

 

 

 

 

 


おそぎゃあで何処にも行かなんだら、あかんでよう

2012-12-05 13:07:54 | 日記

  中央自動車道トンネルの天井崩壊落下事故があった。
このような事故は高速道路の開始以来初めてで、まさに天井が降って
わいた、想定外だったともいえる事故である。
数人の痛ましい犠牲者には、心からお悔やみしたい。

 そして、これだけの大惨事が発生したこの日は日曜日。
紅葉見物など、行楽客のクルマが多いはず。次々とトンネルに突入する車が崩落箇所直前でストップして九死に一生を得たというのは、まったく奇跡に近いといっても過言ではない。シロトのボコ爺が計算すると、時速80キロとして、天井崩落部分の130mは10秒で通過だ。10秒が生死の岐路の分かれと思うだけで慄然だ。

 今は乗らないが、転歴50年のボコ爺の経験では、トンネルに限らず、どんな道路でも車間距離を十分にとっていた。
このトンネルの進入前から、みんなが一定の車間距離を保っていたから追突などの二重事故が防げたのではなかろうか。
天井落下事故の犠牲者には申し訳けないが、もし車間距離が短かったり、追い越し車が多かったら、想像できないほどの大惨事が起きたかもしれん。

 そこでシロトのボコ爺の疑問だ。36年の老朽トンネルであれば、何かが起きてもおかしくないと、専門家は見ていたかもしれん。それだけに、もっとアフター業務をきめ細かくやるのは当然である。だが報道によれば、このトンネルは天井裏が他より高いので、ハンマー叩きを止めて目視で検査したようだ。規則ではどちらでもいいとしても、他のトンネルは叩いてるようだから、これはまさしく手抜きだがね。

 かくいうボコ爺は気だけは張り詰めているが、いつ大病を患うか、ポコンとあの世行きとなるかもしれん。
そんな老人と同様に、とくに名神や旧東名高速は人間でいえば、後期高齢者だ。そして自分の健康管理も当然だが、身内家族や周りに迷惑がかからんよう医者に通い、料金を払う。これを道路に当て嵌めれば、老朽なら尚さらに道路、橋梁そしてトンネルなどの継続的なメンテナンスを怠ってはいかん。造ったらこれで終わりじゃないよ。

 これだけではないが、民主党政権になった途端、「コンクリ-トから人へ」「道路工事凍結」もさることながら、「高速料金撤廃」とまで打ち出してきた。そのとき(ゼロなんてとんでもない。すでに着工のものは出来るだけ復活せなあかん)そしてメンテはもっと費用がいる)。料金の値下げの検討しても、ゼロとはとんでもないと思った。
あのドイツでさへ、高速アウトバーンも戦前からのタダが、有料になった。逆にわが国がタダとするのは反対だった。

 とにかく、高速で、道路、橋。トンネルが怖いから嫌だ。外へ行くのが怖いから、家でじっとしている・・・なんて臆病になったら、この世の中では生きてはいけんわ。人はどこで、どのようにしていても、良い、悪いに出くわすのは仕方ない。万全を期しても、なるようにしかならん運命を、生まれた瞬間に背負っているのだ。
というのが、 運命論者であるボコ爺の持論ですわ。

故事諺のように「杞憂」することはご無用。だから心配したり取り越し苦労しても、なるようにしかならんわ。それでも外で何が起きるか怖いなら、お家でジッとしとればいいわ。(この運命論は11月7日のブログに投稿しています)

見た目は安全だが      橋の根元をよく調べてよ

     

 ●走らさせてもらってるから、   
      
相応の受益者負担は当たり前だと思うわ●    

 

 

 

 

 


柿喰われ 腹が立つなり 憎きトリ と、ぼやくがね

2012-12-02 15:57:48 | 日記

 今年も、わがバアサンが11月の中ごろ、友人の果樹園から富有柿を柿を買った。それと同時に渋柿も買って自家製の「干し柿」を作る。
根気よく皮を剥いて、紐で軒下に釣るして天日に干す、一連の作業は、バアさん一人でやって、ボコ爺には一切手を触れさせない。
まぁそれぞれに特技(?)があるから、私はは褒めておいて喰えばええけど。

 ところが、毎度のことだが、庭へ飛来するトリ(むくどりらしい)が、か弱き老夫婦をあざ笑うように、軒下に吊るした干し柿を、ついばみ齧る。彼らは渋みが取れて甘味がでるころを見計って来る。
すでに2,3日で5個ほどやられた。せめてこんな時ぐらいは追い払うのはジジイの役目だし、責任をもってやりゃあとお叱りを受ける。

 あぁ、それでも食べさせてくれる手前、追い払ってみるが、敵が1枚上手でチョット目を離した隙に「ク、ク、ク」と高笑いして飛び去る。
そんときは、薄汚いむくどりに嘲られて、腹が立つ。
まぁ考えてみれば、どんな農作物でも、虫害、鳥害、獣害はつきもので、それなりの対策をしても被害の目減りはしょうがないわ。

 さすれば、われわれの場合は、とるに足らぬ被害だから、あまり目クジラを立てるほどでもないとも思うことにしたわね。
そこで1個だけ、トリの気持ちで食べてみると、モッチリして甘くいい香りがして食べ頃だ。バアさんに、もう食べてはどうかと具申(?)してみようかな。

 ー軒下に吊るした干し柿ー   ーこれは甘い富有柿ー