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香箱の中には幸せの種があるらしい

結城紬の怪

2009年11月09日 | 着物のこと
「結城紬の怪」といっても別に怖い話ではない。
今日、前に書いた歴女講座で「え?」となって気づいたの。


イベントではいろんな単を見れるわけだけど、その中にもちろん結城もあった。
何本か見せてくれるときに、出た話。



「今は結城は重要無形文化財って証紙が貼れなくなったから、
地機とか高機とかの表記で・・・ウンヌン・・」

え?え?え?どういうこと?
だって、今の一つ前の●O●ODEにも地機で織った結城は重要無形文化財って載ってたよ?



「少し前に、重要無形文化財の規定に当てはまらない結城にも
証紙が貼られていることがわかったからで・・・」


その場ではあまりそれ以上聞けなかったけど、
どういうことか知りたくて自分で調べた。



つまりはこういうことだった。
結城紬はその昔から今まで何も変わっていない。
が、重要無形文化財の指定は実は結城の中でも以下の用件を全て満たすもの
ってことだったそうな。

① 使用する糸はすべて真綿より手つむぎしたものとし,強撚糸を使用しないこと。

② 絣模様を付ける場合は,手くびりによること。

③ 地機で織ること。



ところが一つくらい満たしていなくても2つ満たしてるなら
重要無形度は似たようなものだから証紙貼っちゃいました的なことが
横行してて近年そこを指摘されたらしい。
で、証紙から「重要無形文化財」の表記が消えたらしい。

ああ、そういうことか。
確かにどういうものが重要無形文化財がちゃんと書いてもあるけど
違うページに一部「地機織が重要無形文化財」っ表記だから私が誤解したのか。

でも・・・●O●ODEの表記も直すべきかと。



え?私、自分の間違いを人のせいにしてる?
そうかも。スミマセン。

あ~ん、私一人、よくわかってなかったのかな~。
だとしたら、なんか悔し~。自分に。

歴女講座

2009年11月09日 | 着物のこと
着物イベントへ参加。「歴女講座」なるもの。
着物の歴史の話を聞き、そのあとはその協賛呉服屋さんの持ってきた着物を
チェックする、というイベント。

まあ、要領を得ている会社のイベントなので気負わずに参加。

着物も新作が多数。「新しいもの、多いですね~。」というと呉服屋さんの回答。
「しばらく愛媛に来なかったから、皆には必然的に新しいものになるの~♪」

って、そういうこと!?
とかいう会話を楽しみつつ





コスプレも楽しみ2時間強で終了。









帰宅後、今回の本命をチェック。
実は着物よりも歴女講座よりも楽しみにしていた参加者プレゼント、和傘


今回の参加者にはこのプレゼントがあるとこのことで
すごく楽しみにしていたのだ。

私は赤をセレクト。




雨が降ると全体に花びらの模様が浮き出るって。

この手の傘、他でも見たことがあるのだけど、
「全体に」っていっても「全体にまばらに」花びらの模様があるものしか見たことがない。
しかも、雨が降る前から、透かして見ると花びらが見えていて、
浮き上がる場所がわかるものばかりだった。

でも頂いた傘は、凄く近づいて見ても、透かして見ても
どこに花びらが浮き上がるのかまったくわからない。






ならば、雨をふらせるまで





きゃ~、これ本当に全体に花びらが浮き出たよ~。
うれし~