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バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

私を驚かせた婆さん爺さん

2017年12月29日 19時38分58秒 | バス運転士
先日、あるバス停で乗ったお婆さんが、歩みを止めることなくICカードをタッチして通路を後方へ行こうとしたのだが、運賃箱のエラー音が鳴って“残額不足”と出たので、私は「お客さ~ん」と声を掛けた。すると、お婆さんは振り向いて「あら、150円しか入っとらんかった?」と言った。

当然、私は「戻って来て運賃の支払いをするだろう」と思っていたのだが… なんと、お婆さんは再び後方へ歩き出したのである。「えっ!? なんで行っちゃうの?」と驚いた私は、もう一度「すいませ~ん、お金が足りないんですけどぉ~」と声を掛け… ICカードへの入金と支払いを済ませたのだった。

また、あるバス停では… ちょっと洒落たスーツ&帽子を身に付けたお爺さんが乗り、フリーパスをタッチしてから通路を歩いて行った。私は、お爺さんの着席を確認するため、車内ミラーを… 見て驚いた。なんと! お爺さんの頭と首がコードで繋がれていたからである。

「そんなバカな!」と思ってよく見たら… それはコードではなかった(当たり前じゃ!)。そう、両端にクリップが付いているヒモで“帽子とスーツの襟”を繋ぎ、帽子が飛ばされないようにしていたのである。つい先日、“電脳の世界を描いたアニメ”を観たばかりだったので、見間違えてしまった私… 似たようなこと、ちょいちょいあるんだよねぇ…