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バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

突然、子供の声が…

2016年10月18日 21時51分47秒 | バス運転士
通勤通学時間帯も後半に入った頃… 突然、車内に「わんわんぎゃあぎゃあ(あくまでもイメージです)」という子供の叫び声が響き渡った。私は「確か… 車内に子供は1人だけ… さっきお婆さんと一緒に乗った園児だな」と分かったけれど、かなりの興奮状態(?)だったので、その子が何を訴えているのか聞き取れなかった。

それから間もなく、赤信号で止まった時… お婆さんと他の乗客との会話が聞こえてきた。「どうぞ、こっちの席へ…」「すいません。この子は虫が嫌いなもんで…」「あぁ、そうなんですかぁ…」「特にクモが苦手で…」「あぁ、クモがねぇ…」ということで席移動… 車内に静寂が戻ったのだった。多分、ゴマ粒くらいのクモか… さすがにタランチュラ級ってことはないと思うけどね。ハハハ…(そんなのがいたら、オマエが泣き叫ぶだろ!)

子供の声と言えば… 先日の朝、終点の2つ手前のバス停で乗降客扱いをした時、どこからか「バイバ~イ」という男の子の声が聞こえたので、私は「今ここで乗った男性の息子さんが見送りに来て… ん? どこにいるんだ!?」と思いながら、周囲を見回したのだが… そこで降りた3人以外、誰も見当たらなかったのである。

不思議に思いながらバスを発車させ、「ひょっとして、車内の子供が外に向かってバイバイしたのかもしれない」と思いながら次のバス停を通過… しかし、終点で降りた30人以上の乗客の中に、子供の姿を確認することは出来なかった。う~む… まさか目に見えない世界の… いやいや! きっと、その子はバス停の横にある公園の木の上にでもいて… 私からは見えなかったのだろう。うん、そういうことにしておこう。うんうん…(こらこら! 現実から目を背けるんじゃない! って… そっちが現実? どっちが現実? ハハハ…)