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週末のお昼前、某学校でほとんどの乗客が降りてしまい、残ったのは一人の女性(年齢不詳)だけとなってしまった… ある交差点で信号待ちをしていると、その女性が通路を歩いて来て一番前の席に座った。そして私に話しかけてきた。
「このバスは○○へは行かないんですよねぇ?」「はい。○○はこの交差点を直進しなければいけませんが、このバスは▲▲行きなので左折してしまいます」「そうですか… ○○ってどんなところですか?」「どんなところって言われても…」「何かありますか?」「バス停の前には役場があって… 少し歩けばジャスコがありますね。あとはよく分かりません」「乗り換えようかなぁ…」「降りられますか?」
私は左折してすぐのバス停に止まった。
「でも、○○行きが来るまで40分以上あるんですよねぇ… やっぱりいいです」「▲▲まで行かれますか?」「はい… ▲▲にはジャスコとかありますか?」「そういう大きなものはないですねぇ… モスバーガーとかホームセンターとか…」「ゲームセンターとかは?」「ゲーム… あぁ、駅にありますよ」
次のバス停でオバサマ2名の乗車があり、会話もそこで途切れたので少しホッとした。結局、そのまま終点の▲▲へ到着したのだが… ゲームセンターの前にはトラックが止めてあり、店内は空っぽ… そう、つぶれていたのである。(店内改装かも…???)
「すいません、ゲームセンターつぶれていましたね…。この後、最終的には○○まで行かれるんですよね? それならば、電車で一つ隣りの駅へ行って、そこからバスに乗れば○○へ行けますよ」と、ゲームセンターがつぶれていたことを忘れさせるかのように、案内をしてあげました。めでたし、めでたし… かな?