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弧状列島,公助,来春にも新型コロナ感染予防DNAワクチン実用化へ 森下竜一氏 (大阪大学大学院医学系研究科 臨床遺伝子治療学寄附講座教授)に聞く

2020-05-19 13:29:01 | 連絡
新型コロナウイルス対応の特別措置法に基づき、16日に緊急事態宣言の対象区域が全国に広げられたものの、感染拡大は留まるところを知らない。そこで、アンジェスと大阪大学がいち早く共同開発を進めている新型コロナウイルス感染予防DNAワクチンの進捗状況や今後の展望を、同プロジェクトのキーパーソンである森下竜一氏(大阪大学大学院医学系研究科 臨床遺伝子治療学寄附講座教授)に聞いた。
 大阪府、大阪市、大阪大学、公立大学法人大阪、大阪府立病院機構及び大阪市民病院機構は、「新型コロナウイルス感染症の予防ワクチン・治療薬等の研究開発に係る連携に関する協定」を14日に締結した。同協定は、新型コロナウイルス感染症にかかる予防ワクチン・治療薬等の早期実用化に向け、研究開発を推進し、治験や臨床研究等の実施に向けた連携を目的とするもの。
 これに伴い、個別にアンジェスと大阪市立大学医学部附属病院は、「新型コロナウイルス予防ワクチン開発に係る連携に関する協定書」を締結した。森下氏は、「この締結により、本年7月から大阪市大病院の医療従事者を対象に、新型コロナ感染予防DNAワクチンのP1/2試験を実施する方向で調整している」と説明する。これを皮切りに、「大阪大学医学部付属病院でも、同様にP1/2試験が実施される」予定だ。
 一方、実用化に向け「本年9月に、数100人程度のより大規模な試験を開始する」としており、来年春には現在開発中の新型コロナ感染予防DNAワクチンの実用化(100万人程度)が実現する見込みだ。
 森下氏らが開発している新型コロナDNAワクチンは、新型コロナウイルスの遺伝子をプラスミド(細胞の染色体とは別に、複製・増殖する遺伝因子の総称)に挿入して作製するもの。プラスミドDNAを大腸菌に入れ、大腸菌を大きなタンクで大量に増やして抽出する手法のため、1か月で数十万人分の生産を可能とし、製造はタカラバイオが行う。もともと鳥インフルエンザウイルスのパンデミック用に構築されたDNAプラスミド法を活用したものだ。
 新型コロナウイルスは、これまでのコロナウイルス同様に、ウイルス表面のスパイク(S)タンパク質の部分がヒト体内のレセプターに接着して感染を引き起こす。新型コロナウイルスのSタンパク質も、従来のコロナウイルスと比べて変異しておらず、Sタンパクを抗原とした新型コロナ感染予防DNAワクチン開発を進めている。 

 【最新】長谷川幸洋と高橋洋一のNEWSチャンネル#6『新型コロナウィルスワクチン開発動向と経済展望』ゲスト森下竜一氏(大阪大学大学院寄附講座教授・臨床遺伝子治療学)



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