<中国専門家の石平氏はインタビューで、習近平は中国人がリーダーに求める重要な資質を「決定的に欠いている」と述べた>
1989年6月4日の天安門事件をきっかけに、中国人であることを捨てたと述べる中国専門家の石平(せき・へい)氏。
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現在は日本を拠点に、作家として執筆活動を行っている。
そんな石平氏に現在の中国情勢を聞くべく、先日、インタビューを行った。
■【動画】中国人はなぜ、毛沢東やプーチンといった独裁者を好み、崇拝するのか?
インタビューでは、中国を率いる習近平国家主席についての話になった。
石平氏が言うには、習近平国家主席については「独裁者」であり、「中国人は(毛沢東もそうだったが)独裁者は嫌いではない」と言う。
そして、14億人の運命を支配するには、独裁的なリーダーが必要であるという側面もあると言及する。
独裁者の特徴としては、古くからの知り合いや家族を側近として徴用する傾向があるように思うが、確かに習近平は、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領や北朝鮮の金正恩総書記と同じく、古くからの仲間を側近に置いている。


劉鶴副首相は習近平と高校の同級生で、中央軍事委員会副主席の張又侠も小学生からの親友。
中国共産党の中央組織部長である陳希は学生時代のルームメートで、中国共産党の人事を握っているという。
プーチンも元KGB(ソ連国家保安委員会)のスパイ時代からの仲間たちを側近として使っている。
金正恩は「金王朝」を維持すべく血族を重要ポストに置いている。
習近平が独裁者であるという指摘について、香港を中国に返還した際に最後の総督だったイギリス人のクリス・パッテン元総督は、中国がイギリスとの国際的な約束を破って香港国家安全法を制定させた際に、中国が世界から批判されているのは習近平の責任であり、「習近平はこれまでとは違う独裁者だ」と指摘している。
〇独裁者として習近平に「決定的に欠けている」もの
その一方で、石平氏は習近平について、「決定的な欠如がある独裁者」であるとインタビューで述べている。
その欠如とは、「カリスマ性」だという。
そして中国人はリーダーにそのカリスマ性を期待しており、実はロシアのプーチン大統領が中国人の間で人気になっているという。
そして習近平が、そんなプーチンを意識しているかどうかはわからないが、自分にないカリスマ性を見せるために、「台湾」を使う可能性があるのではないか──。
「2049年までに世界の覇権を目指す」という習近平の現在地や、中国経済の実態、そして中国に帰国して石平氏を「論破した!」と日本叩きを続ける元日本在住・中国人ビジネスマンなどについて、石平氏にゆっくりと語ってもらった。
「スパイチャンネル~山田敏弘」の「石平さんと対談①独裁者好きな中国国民でも習近平は無理」をご覧いただきたいと思う。
石平さんと対談①「独裁者好きな中国国民でも習近平は無理」-14分ー
パート② • #291 石平対談② 台湾侵攻はど...
パート③ • #292 石平さんに聞いた
③「中国... 石平さんのチャンネルはこちらから! https://www.youtube.com/@user-uy4cr9s...
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スパイジャーナリスト山田敏弘
山田 敏弘(やまだ としひろ、1974年12月24日 - 48歳)は、日本出身の国際ジャーナリスト、コメンテーター、ノンフィクション作家、翻訳家、コラムニストである。
国際情勢や社会問題を中心に取材・執筆を行う。著書に『世界のスパイから喰いモノにされる日本 MI6、CIAの厳秘インテリジェンス』(2020年、講談社)[1]、『サイバー戦争の今』(2019年、ベスト新書、KKベストセラーズ)』[2]、『CIAスパイ養成官: キヨ・ヤマダの対日工作』(2019年、新潮社)[3]、翻訳書に『黒いワールドカップ』(講談社)[4]などがある。
執筆活動だけに留まらず、テレビ、ラジオ、ネットテレビなど、様々な分野において出演やコメントを展開している[5]
講談社、ロイター通信社、ニューズウィーク日本版、MIT(マサチューセッツ工科大学)フルブライト・フェローを経てフリーのジャーナリストに。
これまで世界各地で数多くのスパイに取材。
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そのほか、著書に『モンスター 暗躍する次のアルカイダ』(中央公論新社)、『ハリウッド検視ファイル トーマス野口の遺言』(新潮社)、『ゼロデイ 米中露サイバー戦争が世界を破壊する』(文芸春秋)、『CIAスパイ養成官 キヨ・ヤマダの対日工作』(新潮社)。近著に、『サイバー戦争の今』(KKベストセラーズ)、『世界のスパイから喰いモノにされる日本』(講談社)、『死体格差 異状死17万人の衝撃』(新潮社)など
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