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ノアロマン・・・・4(大洪水)その1

2006-04-10 | 大事なお知らせU+203CU+FE0E
●大洪水以前には上空に水蒸気層があった

 私たちは前章で、原始地球は膨大な量の「水蒸気大気」におおわれたことを知った。この「水蒸気大気」は、現在の大気の成分である窒素やアルゴン等も含むが、それに加えて膨大な量の水蒸気を含むものだった。これら水蒸気、窒素、アルゴン等は、地球を形成した鉱物からの「脱ガス」によって生じたものである。先に述べたように原始地球をおおったこの「水蒸気大気」こそ、聖書の創世記1章2節で言われている原始地球の「大いなる水」のことであろう。

「はじめに神が天と地を創造した。地は形がなく、何もなかった。やみが大いなる水の上にあり、神の霊は水の上を動いていた」(創世記:1.1~2)
 この水蒸気大気すなわち「大いなる水」は、聖書によれば創造第2日になって、「大空の上にある水」「大空」「大空の下にある水」の三つに分かれた。

「神は『大空よ。水の間にあれ。水と水との間に区別があるように』と仰せられた。こうして神は大空を造り、大空の下にある水と、大空の上にある水とを区別された。するとそのようになった。……第2日」(創世記:1.6~8)
「大空」は大気、「大空の下にある水」は海洋のことである。では「大空の上にある水」とは何か。最近、世界的に増えている創造論者らは、「大空の上にある水」とは、ノアの大洪水以前の地球の上空に存在していた「水蒸気層」(Water vapor canopy)のことだと考えている。ICR(創造調査研究所)総主事(現・名誉総裁)であり、また米国ミネソタ大学の水力学教授でもある創造論者ヘンリー・M・モリス博士は、こう述べている。

「上の水は、現在空中に浮かんでいる雲とは異なります。聖書は、大空の上にあったと言っています。・・・・・『大空の上の水は(地球の上空に)広大な水蒸気層を形成し、さらに空間へと広がっていたことでしょう」
 昔、地球の上空に、膨大な量の水蒸気からなる「水蒸気層」が存在していたというのである。そしてこの水蒸気層が、ノアの時代になって「四十日四十夜」の大雨となり、世界に大洪水をもたらすものとなったと創造論者は考えている。「ノアの大洪水については後述するが、創造論者はこれは事実、過去の地球に起こったものであると考えている。多くの科学的証拠は、地球の過去に、聖書に記されたような世界的大洪水による激変があったことを物語っているのである。
 さて創造論にとって、かつて地球の上空にあったとされるこの「水蒸気層の存在は、一つの柱ともなる重要な概念である。これから見ていくように水蒸気層の存在により、かつて地球の歴史の中で謎とされていた多くの事柄が、明快に解明されるようになるのである。創造論とは何か。以下、その考え方を見ていくことにしよう。


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●水蒸気層はなぜ大雨と化したか

 様々な科学的事実をよく調べていくと、じつは聖書の記述は神話などではなく、歴史的事実であると思わせられる数多くの事柄に出会う。その中でも最も重要なものが「ノアの大洪水」である。ノアの時代の大洪水について、聖書はこう記している。

「巨大な大いなる水の源が、ことごとく張り裂け、天の水門が開かれた。そして、大雨は、四十日四十夜、地の上に降った」(創世記:7.11~12)
 水蒸気層、すなわち「大空の上にある水」は「張り裂け」、地上に「大雨」となって落下したという。ノアの大洪水のときの大雨は、全世界的なものだった。世界中で40日間にわたって豪雨が降り注いだのである。水蒸気層の安定性を崩す要素として一つ考えられるのは、彗星や小惑星が地球に落下してきた場合である。もしこのようなことがノアの日に起きたとすれば、どうか。大気上空に噴き上げられた膨大な量のちりが、上空の水蒸気層にまで達し、太陽光線をさえぎって水蒸気層を冷やし、それが大雨と化すきっかけとなったことは疑い得ない。
 では、小惑星または彗星の衝突の証拠はあるのか。1977年、米国カリフォルニア大学の科学者グループは、地層の中の宇宙塵(宇宙から地球に常時降り注いでいる宇宙からのちり、微小な隕石)の調査をしていたが、そのとき興味深い事象を発見した。宇宙塵の指標としては、地球の物質にはほとんど含まれていないイリジウムが選ばれた。宇宙塵の、時間あたりの地球への落下量は、ほぼ一定である。ところが、地層の中にイリジウムの量がピークとなる所が三~四ケ所程度あり、多いところでは通常の三〇倍程度にまではね上がったのである。イリジウムは、全世界に分布していた。地層が形成されたとき、大量の何かが、地球外から訪れたとしか考えられない。
 後述するが、創造論者は、進化論者によって「先カンブリア時代」と呼ばれている最下層の地層の上にある地層はすべて、ノアの大洪水のときに一挙に形成されたと考えている。地層はじつは長い年月をかけて徐々に形成されたのではなく、大洪水のときに一挙に形成されたのである。
 地層内の多量のイリジウム分布は、進化論者の言うような「6500万年前の恐竜絶滅時の小惑星衝突を示しているのではない。なぜなら、イリジウムのピークは地層内に3~4ケ所あるからである。イリジウム分布はむしろ、ノアの大洪水が起こったときに地球に飛来した物体について語っているのである。すなわち地層内のイリジウム分布は、小惑星または彗星がノアの時代に地球に衝突したなごりと思われる。ノアはそのとき中東地域にいた。小惑星または彗星は、そこからかなり離れた場所、たとえば地球の裏側に衝突したのではないか。ノアは中規模の地震を感じただろうが、彼のいた場所では、すぐにはそれ以上の災害は感じなかったであろう。
 しかし、続いて「四十日四十夜」にわたる大雨が降ってきた。これは、小惑星または彗星の衝突によって水蒸気層の安定性が崩され、水蒸気層が大雨となって落下し始めたから、と考えられるのである。

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