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The Beatlesが響く時‼︎

2016-05-30 | 諸行無常…let it be





毎日、天気や気分で、今日、聴きたい曲や音楽が決まります。

それが、見つからない時があります。

すると、僕は、必ず、The Beatlesに戻ります。

今ちょうど、無性にThe Beatlesが聴きたい週間に入ってます。^^;

The Beatlesは、不思議な魔法です。

スタイリッシュに響く時、そうでない時があります。

スタイリッシュに響く時、The Beatlesは、僕の中に、スーッと納まり、納まり過ぎて、涙することがあります。


僕の中のThe Beatlesを、どう、説明すれば良いのだろう。

それが、僕の永遠の課題なのかもしれません。^^;

人生、噛めば噛むほど、The Beatlesの味がわかってきます。

読書好きの言う、夏目漱石と、同じ感覚だって、僕は、勝手に思ってます。

^_^;



時々、もったいないと、思う人と出会うことがあります。

亜流、時流を、認めたがらない人や、素直に、無邪気になれない人です。

例えるならば…^_^;

ジャイアンツファンだと言えずに、カープファンだと言ってしまう人。

野球なんか全く興味もないのに、タイガースファンだと豪語してる人。

神宮球場でビールを飲みたいがためだけの、ヤクルトファンから、いつも罵声を浴びせられてる、内野席の無気力な、エセ.ヤクルトファン。




その昔、ロンドンに居候してた頃、居候先のイギリス人の友人は、熱く、The Beatlesを語る時の僕を、不思議日本人と、面白がっていました。

^_^;

それも、当然です。

1991年を生きる、二十代の若い英国人にしてみれば、The Beatlesとは、もはや、遥かなる過去の文化遺産でしかないわけです

そんなことを口にしてる時の僕は、友人には、明治時代の日本人留学生のように、映ったのかもしれません。

(^_^;)

僕ら、日本人には、そのニュアンスを知るには、時間が、かかりますが、英国は、階級社会です。

皮肉にも、パンクと言う、素晴らしいサブカルが生まれた、その原動力は、階級社会です。



ロンドンに暮らす、ホワイトの目からする、リバプールは、ただ、ブルーでしかありません。

当時の英国は、不況で、失業者が溢れ、ましてや、今では、地方の寂れた港町でしかない、リバプールなどは、どこもかしこもシャッター通りで、治安も悪くなる一方でした。

寂れた街の一角にあるパブから、虚しくこだまして聞こえてきたのが、僕の、初めてのリバプールでの、The Beatles体験でした。



そんな街の様子を知っていたのでしょう。

友人は、危険だから行くなと、あきれ顔で、僕に言ってました。

当時、バブリーなのは日本企業と、その駐在員家族と、日本人観光客だけでした。

ユダヤ人と日本人が多く暮らす、ロンドンの高級住宅街などは、JJタウンと、冷ややかに、陰口されてた頃です。



60年代のThe Beatlesは、確かに偉大ではあっても、英語人にしてみれば、それだけに固執する理由がありません。

なぜなら、英国では、過去も今も、多くの音楽家を次々と輩出し続けているからです。


友人にしてみれば、なんで日本人が、そんな、英国の過去の偉人を崇め立てるの⁇

そんな感じでした。

最近では、60~70年代Rockは、クラッシックRockとして定着し、英国出身アーティストの思い出の地は、観光名所化されてるようです。

でも、恐らく、今でも、そのイギリス人の認識としては、変わらないと思います。

例えば、若いイギリス人が、僕に、森鴎外や、三島由紀夫や川端康成を、得意げに、熱く語り聞かせるようなものです。

そんなイギリス人と出会ったら、僕は不思議そうな目で、ただ、微笑むしかないと思います。

もちろん、The Beatlesの音楽から、今の流行りの音楽とは、比較のしようもありません。

でも、そもそも、芸術とは、客観性です。
外から眺めることで、初めて基準も価値も生まれるわけです。

だから、わかる、価値もあります。

な~んてね‼︎

(^_^;)