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感謝の品格

2008-09-28 | 時代の光景U+203CU+FE0E
ショートショートなお礼状…

昨夜、グァムでセレブな夏休みを過ごされ成田に着いた静岡在住のご夫婦が、わざわざ店を訪ねて頂いた。

1月にお会いして以来である。

しばらくの挨拶を交わし終えると、
ものの通りを熟知されたご主人は、セレブらしい品のある口調で、こうおっしゃられた。

ブログをいつも楽しく拝見させて頂いております。

時に拍手喝采。
時に、嫁はどう理解してしまうのか、感極まりバンザイをしたりと…。
それはもうマスターブログの大ファンなんです。

夫婦仲に溝を感じたらマスターのブログ、それが我が家の合い言葉になっているんですよ。

全体から漂う知的な笑顔に嘘はなかった。

しかしながら、
あなたほどの溢れる才能をお持ちのお方がなぜ…こんな新宿の片隅に幽閉されておられるのか。

私どもを含め親戚一同、七不思議のひとつでございます。

日本の恥です。

あまりにも的を得た勇気ある言葉に、
感涙にむせび、嗚咽をあげる私に奥様は、
せっかくの男前が台無しですわ。
さあこれで涙をお拭きになって…。

と一万円札を差し出された。

するとどうでしょう。
とたんに私の泣き顔は、みるみる笑顔に変わりました。


奥様、もしやあなたは…。

奥様は、そっと片目を閉じ合図されました。

思えば15年前、私は歌舞伎町のキャバクラで、悪い魔女に魔法にかけられ、それ以来高田馬場の地下牢に閉じ込められたままだった。


なんとか魔法を解いてもらおうと、牢破りしては夜な夜なそのキャバクラに通いましたが、魔女は、すでに店の店長駆け落ちして行方知らずになっていたのだった。

えっ、まさか…。

ところでご主人。

以前東京におられた時に、確か新宿で店の店長をされてたとお聞きしたこたがあるのですが。


主人の眉が一瞬ピクリと動いた。


では、明日早いのでそろそろホテルに戻ります。
楽しい時間をありがとうございました。

まだ飲み足りなそうな嫁の手を引き、
そそくさと店を後にしたのでした。


誉められると、たいがいの動物は木に登るのが慣わしです。

私は手っ取り早く豚になりすまし、今日は朝から、ずっと木に登りっぱなしでした。


ありがとうございました。


今まで以上に頑張ってブログ書きます。
またお会いする日を楽しみにしています(^-^)/