愛 ワンダ 降る

人は社会は、それぞれ二つの顔を持つ。

二つを使い分け
ることで人間関係は社会関係は成立する。

ところが、人間臭い環境にいると、それぞれの持つ二つの顔を、時に同時に見せられたり、見てしまったりしてしまう。

アナログは、時にとても面倒くさいものだ。

知りたくないもの、見たくないものを削除できない。

デジタルな方が楽だったりする。
旅自慢、見聞自慢したがる若者やおっさんは後をたたない。

舶来かぶれのマダムは午後の退屈が怖くて仕方ない。

壊れた女のふりをして、やがて壊れた女になって…。

孤独な男のふりをして、やがて孤独な男になって…。

ありもしないおとぎ話の中で、男も女も悲しくもやさしい夢に憧れる。

黄金比率や方程式が、人間社会にはどうやらあるような気がする。