お洒落な街や、流行りの通りでは、どの店にも、たいがい、お洒落な音楽と、流行りの照明と、高級な酒が、並んでいるもの。
人には、人それぞれの、今夜のTPO があります。
たまには、そんなところで、そんな夜も大切だから、そんな街や、そんな場所が必要なのです。
きっと、そこにこそ、イッセー尾形演じる、夜があるのです。
あなた、今日は、記念日よ!
えっ!何だっけ…⁇
ヤダ、おバカさん…
今日と言う、記念日‼︎
お前、どうでもいいけど、日曜日の東上線は、終電が早いから、さあ帰るぞ!
…
(╹◡╹)
季節は、秋から冬へと…
高田馬場では、僕の得意なハッシュドビーフを、コツコツゆっくりと、煮込む季節がやってきました。
僕は、料理は下手ですが、あれやこれや試すのが大好きで、失敗が得意です。
理科の実験みたいだと、よくからかわれます。
そしてある日、数々の失敗の中から、この世でたった一品だけ、神が僕に与えてくれた、料理の才能を、発見したのでした。
それが、僕の作る、ハッシュドビーフです。
(^.^)
寿司は、板さんの手の菌が、人それぞれ違うから、それで、微妙に、味も違うのだと、聞いたことがあります。
ハッシュドビーフも、きっと同じです。
ハッシュドビーフは、誰にでも出来る、簡単な料理だけに、ほんのちょっとの、味加減で、その人の味になります。
簡単な料理ほど、奥が深いものです。
ハッシュドビーフには、カレーとは、全く違った奥行きがあるのです。
僕は、東京に来て、最初に、味に感動したのが、ハッシュドビーフでした。
未だに、その時の衝撃以上の、ハッシュドビーフを食べたことがありません。
そして、カクテルは、レモンスライスを添えた、カナディアンクラブ&ソーダと、ライムの香りの、モスコミュールでした。
それが、僕が初めて口にした、都会の味でした。
美味い不味いは、あくまで、個人の味覚です。
それを、心地よく、楽しむのが、食の醍醐味です。
味の決めつけや、強要は、ウソです。
最近、日本は変わりつつあるなぁと、実感することがよくあります。
その一つに、若い人ほど、口が上品、つまり、食の綺麗な人を、多くみかけるようになったことです。
全体的に、本物志向、本音志向に、世の中変化してきたと思いませんか⁇
…
僕は、東京にきて初めて、金持ちとか、貧乏とか、育ちが良いとか悪いとか、その手の人種がいることを、知りました
田舎では、暮らしにおいては、みんな、平等なんです。
毎日、ジャージ姿で、どこをどう歩こうが、本人のままで、いられます。
周りも、そう見てくれます。
都会では、そうはいきませんからね。
(笑)
…
下北沢界隈を闊歩してた若い頃、揺るぎない育ちの良さを持つ、友人がいました。
全ての環境が用意されている人でした。
田舎者には、東京だから存在する、そんな人のいる東京に、歪んだ憧れを抱く人がいます。
僕も、都会のロジックを理解するまでは、その1人だったに違いありません。
…
簡単なことでした。
男も女も、食で、人間が見えることです。
その友人を、横目に観察してると、やがて、あることが、いつも気になるようになりました。
彼は、どんなものでも、出されたものは、必ず美味しそうに食べることです。
バンカラで、下品を売りにするくせに、なぜか、食だけ、とても上品でした。
いわゆる、口が綺麗な人でした。
そこに、彼の育ちの良さの、全てが凝縮されていました。
そこに、彼の品格を見た気がしました。
なぜなら、仲間の1人に、彼とは、対照的な環境での、東京育ちが、いたからです。
彼は、ともかく、食に不平不満が多く、どの店に行っても、必ず、難癖をつける人でした。
いじられキャラの人だったから、それはそれで、滑稽ゆえに面白可笑しく見てました。(笑)
何の問題もないのですが、ただ、そこに、彼の、育ちの環境が、こうも、食で違うものかと、驚きでした。
それ以外の場所でも、同じ光景を見ることがありました。
それから、僕は、人前では、絶対に、食に謙虚である方が、カッコいいんだと、思うようになりました。
それまでは、田舎育ちは、ほとんどの人が同じで、出されたものは、何でも美味しそうに食べます。
僕の田舎の友人には、感心するほど美味しそうに食べる人がいました。
本来、田舎育ちは、食べ物を粗末に扱ったり、食べ残すことは、作った人、もしくは、お百姓さんに失礼だから…が、宗教観のように、深く根付いているからです。
だから、東京ビギナーズの頃は、出されたものを、何でも美味しそうに食べることは、田舎者だとか、貧乏臭いとか、恥ずかしいことではと、心配してたのでした。
今は違います‼︎
出されたものは、何でも美味しそうに食べる‼︎
それが、最もカッコいい‼︎
(*^^*)!
長年生きて来てことで、経験から学んだことの、統計です。
下手な占いより、食を見れば、その人物の、過去も、現在も、未来もハッキリと見えます。
人前で、食通を豪語したがり、食べるものに、すぐ難癖をつけたがる人は、相手に、自分の育ちや性格を、曝しているようなものです。
例えば、ある、実際に担当されたホテルマンの方から、直接聞いた話です。
ポールマッカートニーや、ミックジャガーは、とても、紳士だったそうです。
つまり、そう言うことです。
日本も、成熟してきたのか、変わったなと思うのが、以前と違って、若い人に、食通ぶる人が少なくなった気がします。
それとは、関係ないかもしれまさんが、深夜食堂のようなドラマが、人気があるのは、もしかしたら、それが、日本人の本音だからなのではと思います。
僕など、シーズン1から、繰り返し、何度も観てしまいます。
youtubeで、全て見れますよ!
(^.^)
ハッシュドビーフは、僕の趣味です。
コッソリ、よく、作っています。
このブログを読んでくれた人限定ですが、僕のハッシュドビーフを食べたい人は、僕の耳元で、コッソリと、そう言ってください。
あれば、サービスします!
( ͡° ͜ʖ ͡°)