Since1994 "ROCK BAR" GLASSONION 高田馬場

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フェンスの向こうのアメリカ

2009-08-15 | 時代の光景U+203CU+FE0E
若いころ、柳ジョージファンだった。

名曲“フェンスの向こうのアメリカを”を初めて聞いた時にぶっ飛んだ。

心にずっと引っかかってた言葉がストレートに代弁されてたからだ。

これが、俺達のアメリカそのものだった。

そして今も…


高いフェンス超しにしかアメリカは見えない…

敗戦国の戦後とはそんなものだろう。

きっと次の戦争が始まるまで、戦後に終わり、とはないものだろう。

憧れと憎しみとが幾重にも混ぜ合わされ、煮込んでしばらく寝かせると、やがてコンプレックスという名のソースができる。

そのコンプレックスソースを何にでもかけながら、僕ら世代もまた、食べて元気に育ってきたわけだ。

それが、とうとうよくわかる年齢になってしまった今思う戦後。

それは否定でも肯定でもない。

ただその年齢になってしまったから思うこと。

若者文化を見ていてよく思う。

僕らがそうであったように、彼等もまたそうだから…

戦後に決別などありえなく、フェンスだけが更に高く見えてしまうのはなぜなんだろう。

負けるってそういうことなんだろうか。

日本に対する韓国や中国の国民感情も、まさにここに近いんじゃないのだろうか。

あなたのロックンロールは、なに味ですか。