Girl's Be Ambitious!

日々の徒然日記、旅行記など

高野山 ~宝亀院~

2016年08月16日 | 国内旅行
「壇上伽藍」から次にやってきたのは、「中門」前の道を少し入った所にある「宝亀院 (ほうきいん)」。



毎年1度、弘法大師に衣をお供えする「御衣替え」の儀式。
その「衣」をこのお寺にある井戸水で染めていることから、「御衣寺」とも呼ばれています。

ここもテレビで紹介されてたんだけど、ガラーンとしていて誰もいない。(笑)



ちなみに奥之院にある燈籠堂では、取り替えられた弘法大師の衣を細かく切り、
「御衣切れ」として販売しているんだけど、これが高野山の最強パワーアイテムらしい。
そしてその衣の縦糸と横糸を1本ずつ取り、この寺の井戸水に入れて
「南無大師遍照金剛」と七回唱えながらかき混ぜて飲み干すと、さらにご利益があるそう。

なんだか大変な作業ですが(笑)、面白そうだったのでやってみようと思っていたら、
テレビの影響か、すでに「御衣切れ」が売り切れ。(^^;



仕方がないので、井戸水だけでも飲んでいこう!と中へ。



てっきり井戸からセッセと汲むんだと思っていたら、水は蛇口から出るみたい。
なんだー、雰囲気ないなぁ。(←そういう問題か?)
置いてある柄杓で水を受け「南無大師遍照金剛」と唱えて、いただきまーす。

この水は「不老長寿の霊水」と呼ばれているそうなので、若返りに期待だっ!



こちらは同じ建物内にあった「巡り錫杖 (めぐりしゃくじょう)」。
四国八十八ヶ所巡礼の大先達から寄進されたもので、
三度揺らすと四国八十八ヶ所巡礼と同じご利益があるそう。

ってことは、奥之院のと合わせて私は2回も「四国八十八ヶ所」を周ったことになる!?(笑)



お水もいただいたことだし、次の場所に向かおうとお堂を出たところで…、
なんと急に大雨がっ! Σ( ̄□ ̄;)

高野山は天気が変わりやすく降水量も多いと聞いていたので、傘は一応持ってきてたんだけど、
あまりの大雨&空が明るくてすぐ止みそうだったので、お堂の片隅にある場所で
「こうやくん」(右下)と一緒に雨宿りさせてもらうコトに。

思った通り10分ホドで止んだんだけど、ちょうどいい場所があって助かりましたっ。



そろそろお昼の時間なので、どこかでランチでも食べようかと、
さっき見学した「壇上伽藍」を通り抜けて、メインロードへ。

その時そういえば「金堂」の中に入っていないと思い出し、最後に見学しておきました。



これにて観光は終了。

このあたりは観光スポットが狭い範囲に密集しているので、のんびり歩きながら見て周るのに、
ぢょうどいい距離でした。
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高野山 ~壇上伽藍~

2016年08月16日 | 国内旅行
「金剛峯寺」を出て、次に向かったのは「壇上伽藍 (だんじょうがらん)」。
多数のお堂があるコチラは高野山の中心に位置していて、弘法大師が高野山を開創した際、
一番最初に着手した場所なんだそう。



訪れた時には知らなかったんだけど、この「壇上伽藍」の各諸堂は
高野山に伝わる「両壇遶堂次第」に則っているので、順番通りに回るのがオススメとのこと。

そういうのは早く言ってくださいよ~。(←自分で調べろ。)



というワケで、自己流で周っております。(笑)
「東塔 (とうとう)」(上)や「大会堂 (だいえどう)」(下)、



「不動堂 (ふどうどう)」(上)、「愛染堂 (あいぜんどう)」(下)等を見て、



池がある場所に出てきました。
ってアレ? 階段の上(右)なんかすっごく大きな建物(右)が見える~っ!!



階段を上ると、ドーン!!
ひときわ目立つ、巨大な「根本大塔 (こんぽんだいとう)」が。
事前に写真は見ていたけど、こんなに大きな建物だったとは。 近くに寄ると、すごい迫力デス。(^^;

弘法大師はこの大塔を真言密教のシンボルとして建立されたそうで、中にある朱色の柱が圧巻。
柱にはそれぞれ菩薩の絵が描かれていて、こちらも見ごたえがありました。
撮影禁止なのが残念ですが、入場料を払ってでも入る価値ありデス。
ちなみにこの中にあるお賽銭置き場(?)で、小銭が立てて供えられているのが珍しかったです。



続いて「大塔の鐘 (だいとうのかね)」(左上)、「金堂 (こんどう)」(右上)、
「御影堂 (みえどう)」(下)などを、外から見学。



「金堂」近くにある木の周りに、なにやら人が集まってるなぁと近寄ってみると、
「三鈷の松 (さんこのまつ)」と呼ばれる木がありました。
普通の松は「二葉」ですが、この松の木の中には「三葉」になっているものがあり、
それを持ち帰って、お守りにするといいとのこと。

せっかくなのでしばらく探してみましたが、季節がら落ちている葉が少ない上に、
「三葉」は珍しいそうなので、短い時間では見つけられず。 残念!



コチラは「逆差しの藤 (さかさしのふじ)」。
願掛けのため逆さに植えた藤が、見事に芽吹いたとの伝承が。



次に「西塔 (さいとう)」までやってきて、その裏側に回ると…、



「中門」の再建時、柱として使用された樹齢374年の木の切り株がありました。
裏側なので、つい見逃されてしまいそうな場所だけど、ここもかなりのパワースポットのコト。



というワケで、お詣りしてお賽銭を立てておきました! (←それでいいのか?)



コチラは「六角経蔵 (ろっかくきょうぞう)」。

名前の通り六角形の形をしている経蔵で、鳥羽法皇の菩提を弔うため
浄写された一切経を納めるべく建立された建物。



この建物の特徴は「基壇(きだん)」についている取っ手。
回転するようになっており、把手を押しながら建物をぐるりと一周まわると、
一切経をひと通り読誦したのと同じ功徳を得ると言われています。

「四国八十八か所」と同じく、またラクをしてしまった…。(^^;



本当は、ここから入るのが順番なんだろうけど。(笑)

最後にやってきたのは「中門 (ちゅうもん)」。
さっきの「切り株」は、この門に使われたのか~。
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高野山 ~金剛峯寺~

2016年08月16日 | 国内旅行
荷物を預けて身軽になったトコロで、観光の続きを。



次にやってきたのは「金剛峯寺 (こんごうぶじ)」。
道路から橋を渡り、整備されたゆるやかな階段を上ってお寺へ。
入口前には、広い駐車場もありました。

ちなみに正面の門は、昔は天皇・皇族、高野山の重職しか通れなかったんだそう。



門を入って目の前にあった「本堂」。
檜皮葺(ひわだぶき)の屋根には「天水桶 (てんすいおけ)」(右)と呼ばれる
雨水をためておく桶が設置されていて、火事の際にはこの水を屋根にまいて
類焼を食い止める役割を果たしたとのこと。

昔の建物は燃えやすそうだしねぇ。 火事になったら大変だ。



せっかくなので、中に入ってみましょう!

私達は「高野山・世界遺産きっぷ」に割引券がついていたけど、
現地で買う場合は、「六ヶ所共通拝観券」というお得なチケットも。



お寺にはたくさん部屋があり、狩野派の筆者が描いたとされている大広間や仏間などの襖絵は
見ごたえがあったんだけど、撮影禁止なのが残念。

また中には、文禄4年(1595年)に、豊臣秀次が自害した「柳の間 (やなぎのま)」
と呼ばれる座敷もありました。



長い廊下を通って、お寺一番の見所へ向かいます。
途中にあるちょっとした枯山水も、雰囲気あるね~っ。



やってきたのは、国内最大級の石庭「蟠龍庭 (ばんりゅうてい)」。
弘法大師が入定した1150年に作られたそうで、こんなに広い石庭は初めて見ました。



順路に沿って見学していると、お寺のショップを発見。

奥之院でも「指輪御守」を買ったんだけどね。
また違う種類の「指輪守 (厄除三鈷)」(1,000円)を、ここでも買ってしまいました。(^^;
同じく純銀製&フリーサイズで、ご利益は「開運厄除」「身体健全」。
デザインは表に「三鈷杵」、裏に「弘法大師 (弥勒菩薩)」を表す「ユ」という梵字が記されています。



最後に出てきたのが、江戸時代以降たくさんの僧侶の食事を作っていた「台所」。
広い場所に水飲み場やかまどが設置されています。



コチラの「かまど」は、現在も重要行事で使われてるとの案内が。



三つで一度に二石(約2,000人分)のご飯を炊くことができる「二石釜」。
正面には台所の神様である「三宝荒神」がお祀りされていました。



これにて「金剛峯寺」の見学は終了。
入口に戻って、さっき買った「指輪守」を手水舎で洗って外へ。



「金剛峯寺」前の橋を渡ると、右手には「六時の鐘」が。
鐘楼の高い石垣に人が集まっていて、そういえばココもテレビで紹介されてたなぁと思い出しました。



人がのぞいていた石垣を見てみると、隙間に「鎹 (かすがい)」を発見!
これは金剛峯寺を訪れた石川五右衛門が身体検査を受ける前に
泥棒の道具として使用する「鎹 (かすがい)」を石垣に隠したとされているもので、
「かすがい」の用途から、これに触ると「絆」が深まるんだそう。

なんの「絆」なのかはよくわかりませんが…。
とりあえずお賽銭を挟んで、触っておきました。
落とさずにはお賽銭を挟むのが、難しい~っ。(笑)
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高野山 ~刈萱堂~

2016年08月16日 | 国内旅行
高野山2日目は、中心地周辺のスポットを巡る予定。



今回利用した南海電車の「高野山・世界遺産きっぷ」には、拝観料やお土産屋、
レストランなどの割引券がついていたので、こちらを上手に使っていきましょう!



最初にやってきたのは、宿坊のすぐ近くにある「刈萱堂 (かるかやどう)」。

あまり広くはないけれど、中に入ると壁にこの寺ゆかりの「石童丸」の物語の絵がずらりと並んでいて、
それぞれの絵の下に物語の説明書きがありました。



物語を追っていくと最後にお堂のご本尊(撮影禁止)があり、お詣りして終了。
入口には御守りや線香などが置いてある、小さなショップもありました。



外へ出ると、石童丸の母「千里姫 (ちさとひめ)」のお墓を発見。

入る時は気が付かなかったけど、「石童丸」のお話を知った後だと、
つい拝んでしまいたくなるのでした。(笑)



コチラは、目的地に向かっている途中で立ち寄った「珠数屋佳兵衛」。
お土産がいろいろと揃っていて、さっそくいくつか購入。



メイン通りの中心にある、高野山宿坊協会の「中央案内所」までやってきました。

宿坊の予約や音声ガイド、自転車のレンタルなどを取り扱っているようで
私は利用しませんでしたが、荷物を預けるのにコインロッカーだけ使わせてもらいました。
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高野山 ~朝の勤行・護摩祈祷~

2016年08月16日 | 国内旅行
高野山、2日目。

昨日は片道2キロの「奥の院」を2往復もして疲れているはずなのに、
なぜか眠れなくて、1時間おきに目が覚めちゃった…。(^^;



あっという間に夜が明けて、5時半に起床。
ねーむーいー!



顔を洗って仕度をし、6時半からの「勤行」に参加するため「本堂」へ。

開始10分前には1組しかいなかったものの、時間になると外国人も含めて30人ほどになり、
絨毯の上や後ろの壁際にある椅子など、各自で場所を選んで座ります。
私は足がシビれるのがダメなので(笑)、後ろの椅子に座りました。



宿坊では若いお坊さんしか見かけませんでしたが、
「勤行」では少し年配の、貫録ある僧侶が登場。

写真撮影については、「勤行」の間でもフラッシュを使わなければOKでした。



僧侶達の読経と参加者のお焼香(左)、説法が終わったあと
本堂の奥にある仏様にお詣りをして(右)終了。

この後は、お寺の隣にある建物で「護摩祈祷」が行われるので、
希望者は引き続き参加することができるとの案内がありました。



玄関から外へ出てお寺の駐車場を抜け、隣のお堂へやってきました。



お堂に入ってみると、すでに「ファイヤー!」となっていたので、
「早めに来たはずなのに、もう始まってる!?」と不思議に思いつつ見学。

ひと通り見終わったので、お堂前の通りに出て部屋に戻ろうとしたら、
あれ? 集合場所だと言われていた「毘沙門堂」がナゼこんなトコロに?



実は今まで入ってたのは、隣のお寺のお堂でした。( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \

というわけで、コチラが本物(?)の恵光院の護摩祈祷を行う「毘沙門堂」。
靴を脱いで入ると、ちょうど祈祷が始まるところで間に合ってよかった。(^^;



太鼓の音とお経が響き渡る中、祈祷が始まりました。
僧侶が護摩木をくべていくとドンドン火が大きくなっていき、最後には天井近くまで。
これはお札を燃やした煙が天上にいる仏様に願いを届けてくれる、という祈願方法で、
ふと上を見ると、天井や装飾品(右)がススだらけ。

「建物に燃え移ったりしないのかな?」なーんて考えたり、集中力がないワタシ。(笑)
最後は火が燃えていた場所まで行って願い事を思いながら煙を浴び、奥にある仏様にお詣りして終了。



朝から盛りだくさんで、すっかり目が覚めた!と部屋に戻ってくると、
すでに布団が片付けられ、朝食の準備がしてありました。

朝食は夕食以上にシンプルで、たくさん食べる人は足りないかも。
私はご飯を2杯食べて、ようやく満腹!(笑)
食後はのんびり仕度をし、時間ギリギリの10時にチェックアウト。

初めての宿坊。
想像していたほどの不便はなく、質素ながらも快適に過ごすことができました。
写経や瞑想、ナイトツアー等もイロイロ体験できたし、楽しい滞在でした。
恵光院さん、お世話になりましたっ!
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