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劇団四季のミュージカルを中心に主観たっぷりで綴っております

オペラ座の怪人 3/6(日)

2005-03-06 | オペラ座の怪人
後ろ髪を引かれながらも福岡に帰ってきました。
今週末東京に行って、「オペラ座の怪人」を見れて本当によかったです。
土曜日も日曜日もそれはそれは素晴らしい舞台で・・・
これだからやめられなくなるんですよね^_^;
かなり疲れてるので眠りたいところなのですが、記憶の新しいうちにと思い
今頑張っています(笑)。
昨日と同じようにするとまた長くなりそうなので、今回は簡潔にいきます。

高井さん、私は昨日より今日の方がよかったと思います。
開幕してからずっと出ていらっしゃるので、さすがに歌の方が疲れてる?
と思うこともありましたが、表情がね~もうよかったんですよ!

怪人の隠れ家
クリスティーヌをボートから降ろして帽子とマントを外した時点で高井さんもう笑ってます。
すっごい嬉しそうなんですけど・・・クリスティーヌに嫉妬しちゃいますよ(笑)。
言い方悪いけど、いやらしい笑顔というか色っぽい笑みっていうんですかね~。
「The Music of the Night」も終始笑ってたと言っていいくらい笑みが見られました。
このシーンでここまで嬉しそうに歌う高井さんは初めてかも。
沼尾さんに負けないくらい私もうっとりしてしまいました。
実は昨日も思っていたことなんですが、クリスティーヌにマスクを取られてからの
「待て!何をするこいつめ~~~地獄へ行け、呪われろ」の部分
テープになってますね。昨日は確信が持てなかったのですが今日見てやっぱり・・・
テープですね、間違いないと思います。高井さんの動きも不自然ですし生声との
聞こえ方も全然違います。いつからテープになったんでしょう?
1月に言ったときはまだ生だったと思うのですが・・・
長期続投を考えて叫んだり喉に負担のかかるところは・・・という事でしょうか。

屋上にて
沼尾さんもお疲れかなぁ?ちょっと不安定になるところがあったように思います。
でも表情・演技でそれ程気にはなりませんでした。
「私を導いて」と言った後の笑顔がとっても可愛いです。
ここでもやっぱり村田さんを思い出しましたねー。
エンジェル像の高井さん、今日は昨日より「ぞ~~~」が伸びてましたが
伸びるときはもっと伸びてますね。

墓場にて
沼尾さん・・・今日は本当によかったです。久々にこのシーンでウルウルきました。
高井さんの声とも程よく混ざり合って鳥肌立っちゃいました。
ラウル来るな!邪魔だってば~~!って思いましたから(^_^;)

The Point of No Return
昨日も言いましたが、やっぱりここかなりテンポ速いですよね。
役者にオーケストラが合わせる。のであれば、あのテンポが高井さんと沼尾さんの
ペースなんでしょうか?私にはちょっと馴染めない速さです。
しつこいようですが、ここはじっくりじっくり聞きたいんですね。
それにテンポが速くなったことで、高井さんの動作もちょっと変わってるんです。
クリスティーヌが椅子に座った後ろから「・・・行く手には未知の愛の喜び」と
歌うんですが、以前はクリスティーヌを両手でふわっとそのまま抱きしめて
しまうの~~?というような動きをしてたのに、それが大幅にカット!
これはかなりショックです。高井さんすぐに横に座ってしまいます。
でも座ってから「もはや戻れない」って歌う時、首を横に振るのは好きです。
そして顔を出してからの「どんな時でも・・・」高井さんの歌と表情。
今日はここがいちばんきましたね。
今にも泣き出しそうな顔、弱々しく消えそうな声で・・・涙なしでは見れません。
同時に母性本能をくすぐられる、そんな表情・歌声でした。
あ~~~ん、もう高井さん素敵すぎ!

怪人の隠れ家
「血に呪われた運命~~~私をこうした」ここでも高井さん笑みがみられます。
もちろんThe Music of the Nightとは違う笑み。
でもそれが哀れで悲しくて。
ここから先の高井さん今日は昨日に増して激しかったです。
「情けなどもたない!」も昨日より怖かったし、ラウルに縄をかけてからがもう・・・
歌の(というか叫び)テンポも速い速い。
沼尾さんの「悲しみの涙いま憎しみに変わる」の歌い方好きです。
憎しみに変わると言いつつも、心の底から憎んでないような・・・ここからまた涙涙。
高井さんの「もうだめだ取り返しはつかぬ」の表情がまた悲しくて。

最後の「I Love You」と沼尾さんの表情で完全にノックアウトです。
今日は久々に泣きました。

昨日のソワレと今日と本当に素晴らしかったです。
昨日のカーテンコールはいつもより1回多くて最後は皆さん手を振って
捌けられていきました。幕が下りても客席からは向こうの人影が見えるんですね。
高井さんは幕が下りてしまっても最後まで手を振って捌けられていました。
そんな高井さんが私は好きです。
今日はいつものカーテンコールで終わりだったのですが、石丸さんと目を合わせた後
もう一度客席の方を向いて頭をさげて戻って行かれました。

最後に以前と変わったなーと思ったことやその他諸々

今回の東京公演は、以前の観劇記録でも触れましたが照明がちょっと変わってます。
特に私が気付いたのがミラーのシーンとThe Music of the Nightの最後
「夜の調べのなかに」、それぞれ高井さんへの照明が変わりましたね。
どちらも以前は薄暗いスポットがあたっていたのですが今回は明るい照明が
ピカーンと当たってます。これはあまり好きではないですね~。
特にThe Music of the Nightの方は仮面の方だけに明るい照明があたっているので
高井さんの表情がまったく見えません。
薄暗い照明の方がミステリアスでいいと思うのですが・・・
照明ではないのですが、ミラーのシーンで高井さんの立ち位置変わった?
最初に姿を現した時あんなに横目でクリス見てなかったです福岡では。
セットの位置の関係もあるのかもしれませんが・・・ていうか私細かすぎですね(笑)。
ドン・ファンの勝利、何故あんなに皆さん小さい声で歌われるのでしょう?
音も小さいし声も小さいしちょっと迫力ないかなー。
あともう一つ高井さんの演技、ラウルの縄を切る前にクリスティーヌの方を
見なくなりましたね。何故だろう?

今回の東京でちょっと嬉しかったのが内海さんが見れたこと!
でもできればラウルで見たかったな~。いつ登場でしょうか。
内海さんは歌がとても上手なんですよね。
私は内海さんラウルの最後の演技が好きなんですよー、いつもはここは
ファントムとクリスティーヌばかり見てるのですが、内海さんの時はちゃんと見てます。
内海さん泣いてるんですよ・・・思わずもらい泣きしてしまいます(;_;)

ちょっと気になったのが関さん。あの枠ってバレエやってたりしてちゃんと
踊れる人がやる枠ですよね?関さん踊れてないし・・・
ハンニバルでも動きにキレがないです。素人が見てもわかりますよ!
今日に至ってはバレエのシーンでジャンプする時に「ハッ」とか声だしちゃってるし
本人は出すつもりじゃないんだろうけど・・・笑っちゃったじゃないですか(笑)。
しかもジャンプした後の着地でドンってなってるし。
細かいよ~私は(笑)。
あとはメグの松元さん・・・できれば次見るときは、いや次だけじゃなくて
もう松元さんのメグは見たくないです。
いくら脇役と言えどもあんな歌えない人ってありですか?だからと言って
特別踊りが綺麗でもないし。表情も乏しくて私には物足りません。

最後の最後で不満を言ってしまいましたが、それを差し引いても有り余るほどの
素晴らしい舞台をこの二日間で見ることができました。
高井さんもそうですが何と言っても沼尾さんの変化が私には衝撃的でした。
まだ気になるところも無いことはないですが、沼尾さんクリスティーヌ
好きになりそうです。これからも頑張ってもらいたいですね。


全然簡潔じゃないし(爆)。
最後まで読んでくださった方ありがとうございます(^_^;)

また思い出したことがあればちょっとずつ書いていきたいと思います。

3/6(日)

キャストは3/5と同じ

オペラ座の怪人 3/5(土)ソワレ

2005-03-06 | オペラ座の怪人
1月末以来のオペラ座の怪人でした。
前回の観劇が私にとってはあまり満足できるものではなかったので今回こそは…

先ほども言いましたが、書きたいことがいっぱいあって何から始めたらいいのか
分からないので、とりあえず舞台の進行に合わせて感想をつけていきたいと思います。
が、特に印象に残ったところだけにしておきますね。長くなりそうなので…
今回は高井さんと沼尾さんの感想を主に抜き出してみました。

ハンニバル
笑いこらえるのに必死でした。…ピアンジ(爆)。
オペラ座の怪人でこんなに笑うの堪えたのは初めてです。
何がおかしかったって?見て頂ければ分かると思います(笑)。
たまたま私のツボにはまっただけかもしれませんが私以外にもツボにはまる人
結構いるんじゃないでしょうか?
岩本さんのカルロッタも初めてでしたが声はきれいだし演技も自然で台詞も
聞き取りやすくてとてもよかったと思います。
松元さんのメグも初めてでしたが、見た瞬間に何か不自然なものを感じたんですね。
で、ずっと見てて思ったんですが腕が短いのかなー、見た目のバランスがあまりよく
なかったような気がします。あと声も低くて普通の声。舞台用にちゃんと通るように
声出してくれませんかね…動作もあまり綺麗じゃないんですよね。
荒井さんのメグがひとつひとつの動きが綺麗で声も演技も可愛かったから
余計に松元さんの雑さが目立ちました。
そして約一年ぶりの沼尾さん。かなり演技変わってたように思います。
ここではまず「それが…言えないんです」の部分。…の間がすごく長くて
言えないんです、と言った後にオロオロ。おっ!って思いましたね。

Think of Me
歌う前に楽譜を覗き込む沼尾さん、不安げな表情。
スポットが当たって音楽が始まるとちょっと表情が変わるんですが、
歌いだしがあまり不安そうじゃないんですね。
でもそれはファントムに教えてもらった通りに歌えば大丈夫だから!
という表情に私は見えました。
歌の方ですが高音は本当に澄んだ美しい声で聞き惚れてしまうのですが
それ以外がちょっと…きっと元々の声質がそういう感じなんでしょうね。
台詞もそうですから。でも福岡の時に比べたら台詞も可愛くなっていましたよ。
かなり意識して演じていらっしゃるんじゃないでしょうか。
話はそれましたが、この歌の最後の部分、佐渡さんって口がカクカクして
ちょと気になってしまったのですが、沼尾さんは大丈夫です(笑)。
歌の途中でも笑顔がよく見られ表情豊かになられたな~と思いました。

ミラー
高井さん、1月に見たときと変わってました。目線が!
最初にファントムの姿が鏡越しに現れるところ、1月に行ったときは照明が
当たった高井さん…目線がクリスティーヌじゃなかったんですよ。多分指揮者?
4回見て4回ともそうだったので、しょうがないのかな~と思っていたのですが
今日は以前のように最初からクリスティーヌをじっと見つめてます。
1月に見たときにかなり不自然に感じたので元に戻ってよかった~~~。

The Phantom of the Opera~The Music of the Night
ここでも高井さん1月と違うところが!クリスティーヌを船から降ろして
マントを外した後、自分の身体から頭へと撫でるところありますよね、
今日は高井さん笑ってました、笑うと表現していいのかな…
福岡の時もそうでしたが、ここで高井さんのあの‘笑み’が出るともうゾクゾクで(壊)。
今日久しぶりにあの‘笑み’を見ることができて嬉しかったです、かなり。
それにしても今日の高井さんは色っぽくてドキドキしっ放しでしたよ(笑)。
Music of the Nightも笑みが見られて…嬉しそうに歌ってるなー高井さん、って
私まで嬉しくなってしまいました。
沼尾さんも目をキラキラさせて嬉しそうな表情。いい感じです。
あ、そうそう!前回見たときは高井さんの声軽くなった?と感じたのですが
今日は違ってたんですよ!ずーーんと身体に響いてくる心地よい歌声。
あー、これだこれだこの感覚!ってこれまた嬉しくなってしまいました。
あと…ちょっと引かれそうですがあえて言わせてもらいます。
「私に触って欲しい」のシーン、高井さんはクリスティーヌの胸あたりを触って
その流れで肘あたりから腕を這って手を握るんですね。
私はその流れがすごく好きで(マニアックでごめんなさい:汗)、でも前回佐渡さんで
見たときはお腹あたりまで触って一旦手を放してたんです。
それがかなり不満だったので(笑)、今回はよしっ!って感じでした。
ここではいつも「きゃーーー(照照)」となりながらもしっかり見ています(爆)。

屋上にて
クリスティーヌは舞台中にタタタっと走ることが結構ありますよね。
沼尾さん、走る姿がちょっと綺麗じゃないです。もっと優雅にとまでは言いませんが
子供がパタパタ走ってるように見えてしまうんで、もうちょっとだけ落ち着いた感じで
というのがわがままな私の希望です。
ここでの沼尾さんも表情豊かですね。ちゃんと感情を歌と表情に乗せられているので
見てる側もとても分かりやすいんです。あ~今こういう気持ちなんだーって。
「あの声はすべてを包み…」の表情の変化もよかったですよー。村田さんを
思い出しました。「あの声…」と言った瞬間から表情が変わるんですよね。
やっぱりクリスティーヌにとってファントムは音楽の天使、ラウルといる時でも
あの声を思い出すとうっとりしちゃうんですね。
沼尾さん、福岡で見た時はラウルの助け必要ないんじゃ…と思っていたのですが
今日の沼尾さんは、ラウルが助けてあげないとね、と思えるクリスティーヌでした。
そして一幕最後の高井ファントム。最後の「ぞ~~~」はアレ?っていう位
短かったのですが、その前の「これ程の辱めを~~」が怖かった。
‘ぞ~~’が短くてもあれだけの感情を見せてもらえれば問題なしです。

墓場
すみません、飛び飛びで。いきなり墓場です(^_^;)
1月に見たときは、ここで高井さんの声がクリスティーヌの声に消されて
よく聞こえないという悲しい思いをしたのですが、今日は何とか大丈夫でした(笑)。
クリスティーヌの「天国のパパ、パパに会いたい」の言葉、私は音楽に乗せるより
この部分は台詞として言う方が好きですね。
ここでもよかったなーと思ったのが沼尾さん、ファントムの声を聞くと
嬉しそうな表情になるんです。ファントムの声に反応してしまうという部分では
かなり徹底して演じられているように感じました。
高井さんの「お前たち二人に宣戦布告だ!」かなりお怒りのよう。

The Point of No Return
生オーケストラになって全体的に歌のテンポが速くなったな~と思うのですが
ここだけはじっくり聞きたいのでゆっくりして欲しいな~。
でも役者さんはどうなんだろう?今のほうが歌いやすいのかな?
今日の高井さん、かなり囁くように歌っていました。
何と表現したらいいのか分かりません、とにかく私の心臓はバクバク(笑)。
高井さんあまり色っぽくし過ぎないで下さい。直視できませんから(ウソ:笑)!
あの色っぽさが何とも言えませんね。
黒いマントで身体が隠れてしまっているので、表現するのはあの手と歌声のみ。
でも高井さんは手と歌声だけで…言う必要ないですよね。見れば分かります。
クリスティーヌの横に座って顔を近づける→クリスティーヌも近づける→
ファントムはフっと顔を離す。ここのやりとりの沼尾さん色っぽかったです。
でもね、沼尾さんイスに座ってグラスを置くときに足広げて後ろに体重かけるから
そのままコロンと後ろにこけちゃうんじゃないかと思っちゃいましたよ(笑)。

ファントムの隠れ家
クリスティーヌのことが愛しくてしょうがないんだけど、自分のものには
ならないというのは自分で分かっているんですよね、多分。
それなのにあんなことまでしてクリスティーヌを追い込んでしまう。
見てる私もどうしようもなくて、ただただ悲しくて…
今日はいつもに増して悲しかったのですが、それは沼尾さんの表情ですね。
ファントムが「私を選ぶかこいつを選ぶか…」と詰め寄ってくる時、
クリスティーヌはラウルを両手で庇いますよね。その時の沼尾さんの表情が
とってもよかったです。怒りの表情じゃなくて哀しみの表情。
高井さん、ラウルに縄をかけてから「支度はできた~」の台詞、ものすごく身を屈めてました。
そしてクリスティーヌを引き寄せるのも乱暴に激しく。
福岡ではあまり激しくクリスティーヌを引き寄せることはなかったように思います。
どちらかというとソフトな感じで、力ずくという感じではなかったです。
あと、沼尾さんのファントムへのキスも変わってました。
まず振り向かせるときに以前は、ぶんっ!とファントムを力いっぱい
振り向かせていましたが今日は優しく扱っていました。扱うって…(笑)
一回目のキスのあとの抱擁も激しい抱擁から優しい抱擁に変わっていました。
そしてもうひとつ沼尾さんの大きな変化。
ファントムがラウルの縄を切ってラウルがばたっと倒れると、クリスティーヌは
ラウルの元へ駆け寄って行きますよね。
沼尾さんはキスした場所から一歩も動かなかったです。
ラウルが連れて行こうとするけど、もうずっとファントムを見てるんですね。
ラウルに連れられてやっと出て行く感じ。
そして最後の高井さんの「I Love You」最後の力振り絞って言葉に出したという感じ。
ベールを抱く高井さんの表情が切なくて…
ウルっときちゃいました。

いろいろとまだ思うことはあるのですが、とりあえず今日はとてもいい舞台を
見ることができて満足しています。

あぁ、だらだらと綴っていたらこんな時間に!
明日もあるのでそろそろ眠らないと…ということでキャストごとの
感想と(まだやるのか!って言わないでね:笑)日曜日の感想をまとめて
書きたいと思います。
とりあえず今日は思ったことを書き出してみました。
いつものことですが、まとまりのないダラダラ文。失礼しました。

3/5(土) ソワレ

オペラ座の怪人  高井治   
クリスティーヌ・ダーエ  沼尾みゆき
ラウル・シャニュイ子爵  石丸幹二
カルロッタ・ジュディチェルリ  岩本潤子
メグ・ジリー  松元美樹
マダム・ジリー  西島美子
ムッシュー・アンドレ  林和男
ムッシュー・フィルマン 青木朗
ウバルド・ピアンジ  蔵田雅之
ムッシュー・レイエ 田代隆秀
ムッシュー・ルフェーブル  深見正博
ジョセフ・ブケー  寺田真実