ブレイブ・ワン 2007年 J・フォスター 原題は、“The brave one” 勇気のある人なのであろうが、善良な女性(J・フォスター)が、暴漢に襲われたため、ピストルで殺人をリベンジする、ストーリーである。J・フォスターが、殺人者となって、チンピラを追い続けるのであるが、彼女を応援したくなるような、勇気ある行動である。また、フォスターを追いつめる刑事とのやりとりも見ごたえがあった。
天平の甍 1980年 東宝映画 中村嘉葎雄主演 私の家内が敬愛する鑑真和上の物語である。天平の時代に、鑑真和上を日本仏教界の確立のために唐より、招くため、日本人青年僧の青春と、二十年の歳月をかけて渡日にするまでの苦難の道を描いた。遣唐使、鑑真和上に関する、史実を説明するような作品で、現地中国のシーンでも、日本語で、そして、ナレーションで話を進めているため。子供にも、老人にもわかりやすくした映画であった。家内共々鑑真和上について、興味深く鑑賞した。
若者のすべて 1960年 イタリア映画 主演 アラン・ドロンでは、あるが、往時のイタリアでロッセリーニ、デ・シーカなどと並ぶ代表的監督ルキノ・ヴィスコンティが、話題であったらしい。その集大成ともいわれる3時間弱の大作で彼が最も愛した作品といわれている。 どこの国でも、地域の偏見があるが、50年代のイタリアでも、南北の地域格差が著しく、問題は深刻だった。その、南部からミラノへ来た一家5人の家族の愛と葛藤を中心に家族の絆が揺らいで行く様子を見せてくれ、そして、考えさせられた。さすが、名監督の映画であった。
裸でごめんなさい 1956年 仏映画 ブリジッド・バルドー主演 バルドー初期の作品で初々しさだけで、中味の薄い作品であった。