Cogito

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3.11

2021-03-11 15:23:18 | 日記

あれから10年か。遺族たちの悲しみは消えることはない。あの日、ずっとテレビを見続けていたっけ。ここもかなり揺れたっけ。あれから知らなかった町の人たちとも知り合いになった。あのあたりの海岸線は旅をして走ったことはあったけど。自然災害だけなら、もう少し復興は早かったかもしれない。それを阻んだのは原発事故。安全神話はもろくも崩れた。

昨日のテレビで、汚染された地域の土壌を微生物で取り除く研究をしている人を取り上げていた。表土は削り処理されているが、その下20㎝余りはまだ放射能汚染されている。それを除去するのに微生物の力を借りるのだ、と。研究者はそれが可能だと言い切っていた。それは頼もしい。それが可能ならチェルノブイリ事故で汚染された土壌も、特に森林土壌も除去できるのかも。研究そのものをニュースで聞いただけだから何とも言えない。

 

昨日、朝倉さんに処方箋をお願いして和美さんにセイジョーに届けておいてもらった。ついでに郵便局まで、お酒の代金を送りに行ってきた。通りがかりの庭先に咲いている花々がきれいだ。こぶしかな。春だね。百花繚乱だ。日差しはいいし、二見さんの横からの見える、我が家の白モクレンはさぞやきれいだろう。写真を撮りに行きたいが、あそこまで歩くのは今日はちょっと。そのまま下って、セイジョーで薬を受け取って、フーフー言いながら帰ってきた、日差しが暑くなったから、ちょっと辛い。

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確定申告に

2021-03-11 14:31:14 | 日記

閉廷するや否や、papasanを連れて町民センターに向かった。papasanは久しぶりの外出だ。歩道沿いに白線の上を腕を組んで、歩かせる。本来なら車から離れたところを歩かせたいのだが、ガタピシの側溝の上は危ない。「道幅を広げられたら一番いいのだけど、それは無理だから、せめてここを直してくれとずっと言っているんだ。でも、ちっともしてくれないんだよ、どうしようもない連中!」なんて怒りながら、車を避けながら。カーブを曲がりにくいのか、側溝をガタガタ言わせて通っていく車もある。白線の内側、ここは車道じゃないぞ。

町民センターにつき、近いからエレベーターで上がろうと入り口まで行くと、「休館」の張り紙。休館は承知してるよ。いつも休館日だって地下のドアは手動で開けられた。でも今日はロックされてしまっていて、引いても押しても開かない。確定申告に使っているくせに、住民サービス忘れてる。住民には障碍者もいるんだぞ、ともう一度papasanを抱えて階段へ誘導。ゆっくりと階段を上へ。横の入り口から中に入る。勝手知ったるセンター。確定申告は機能回復室。申告だけして、外の椅子に座らせ、私は一人階段を上って2階へ。入り口から大声で「だれか、屋上の電気消せる人いる?」言うと、若い職員が「僕できます」とカギを持って出てきた。「おとといの日曜の夜からつけっぱなんしになっているのよ。なんか工事があったのかな。昨日企画に伝えたんだけど、ここに伝えてくれなかったんだね」とあの排気塔の電気の話をした。「エレベーターも動かないから歩いて上ってきた」というと、「動くようにしました」とドアを開けた。「いいよ、歩いて降りる」というと彼が上って行ったよう。

戻ると、papasan、呼ばれて立ち上がるところ、急いで立ち上がらせて中に入る。コロナの密を避けるために中の待合室は2組しか入れないらしい。papasanを座らせ、後ろに立ったまま、相変わらず、私のおしゃべりは続く。しかも声が通るからにぎやかに。やっと番になった。「よっこらしょ」と立ち上げようとすると、受付にいた女性が手伝ってくれた「ありがとう。甘やかさなくてもいいですよ、ほら立ちなさい」と立たせ、中に入った。「いつも息子さんにお世話になっています」と。「どなた?」と聞くと「Kです」「Sちゃんの?」「そうです」「いつもテレビでお目にかかっていますよ」

担当は久しぶりにHさん。あんなにきちんと持ち物をチェックしてきたのに、マイナンバーカードを入れそこなってきた。ボケてるなぁ。しっかりしているようでもやっぱり83は高齢だ。障碍者手帳に入れておくかなぁ、というと、「なくすから入れておかない方がいいですよ」と言われてしまった。帰って来年も使うだろうから、自宅用の申請書に、赤のマジックで、マイナンバーを忘れずに、と書いた。来年使うときに見るから。

途中papasanがトイレに行きたい、と言い出した。すぐだから我慢しなさいというと、その間に書類書いておきますから、と言ってくれたので、papasanを連れてトイレに。するとKさんが車いすを持ってきてpapasanを乗せてくれた。ご親切に。でも待っている人たちの椅子で廊下が狭い。Kさんが車いすを押してくれた。私は、待っている人たちに申し訳ないと頭をさげながらもどった。提出もすんで、K さんが車いすを押して入り口まで送ってくれた。エレベーターを開け。papasanを乗せてくれた時、八芸会の仲間に出会った。彼女がゴミカレンダーを持っている。「それ、どこにあった」と聞くと「今あの方が」と2階へ上がっていく人を指さした。後ろ姿で誰だかわかる。「Iさ~ん、私にもゴミカレンダー頂戴」そして「すみません。先に地下に行っていてください」と頼んだ。ゴミカレンダーを受け取って、急いで階段を降りていくと、車いすが、またエレベーターに向かっていくところ。私も気が付いた。ドアがロックされているんだ。親切な彼女に無駄足させてしまったことになる。エレベーターで一階まで上がり、う~んと考えた。裏のドア開いていないかな、開いていればあっちの方が階段がない。彼女が確認にいってくれたくれたけど開いていなかった。「papasan。階段を下りるよ」というと、彼女が車いすを横のドアに向けて「バリアフリーじゃないですね」と言った。「真鶴町でバリアフリーのところなんてあってもほんのわずか。バリアフリーなんて言葉使えないよ。このセンターはね、全館手すりが付いているでしょ。たまたま仲間に障碍者がいてね、彼女の要望で、町長に頼んだら全館つけてもらったのよ。あれから30余年、高齢化した私たちがその恩恵に浴しているのよ」と話した。階段の上まで送ってもらい、彼女に礼を言って別れた。一段一段、声をかけながら降りた。するとまた八芸会の仲間に出会った。犬も歩けば棒に当たるじゃないけれど、たまに出ると知人に出会える。楽しきかな、だね。夜、和美さんに親切にしてもらったことを話すと、彼女、教育委員で、とても気配りのある人だと教えてくれた、なるほど。そういう人が町にいるのはうれしいね。

Iさんに「排気塔のつけっぱなしの電気、下の基盤で消せるようにしとかなきゃダメでしょ」というと「下で消せるようにしました」という返事。そうなの?じゃ~なぜあの若い子はカギをもって上に行ったの?そこでさらに疑問が一つ。なら毎日基盤を見て消灯するだろうから、ついていれば気が付いてもいいはず。となると職員の確認ミスになる。どっちが本当なのかはまだ確認していないけど。

なんでこんなことを細かく書いているか?細かいことだけど、町の姿勢は、まだまだ町民への気配りが欠けている、と言いたいから。

もちろん、家に帰ってからは疲れ果ててお茶は飲んだけど、二人とも寝てしまった。

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