韓国・巨済(コジェ)市 公式ブログ

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沙等面歴史遺跡地_鶴山里、谷里支石墓

2010年09月16日 | 一緒に行く巨済オススメ旅行
鶴山里、谷里支石墓

子供達を連れて青馬記念館に向かっていた途中、左側に鶴山里支石墓と書かれた観光案内板が見えた。普段からも文化財と観光に関心が高かったので観光案内板を見つけたら関心を持って必ず立ち寄っていたが、今回も良い機会になった。
左折して村の入口に行くと左側に大きなお墓が見えた。
道端に車を止めて鶴山里支石墓の方に向かった。一般の故人の墓にしてはとても大きな墓だった。子供達は何が不思議なのかずっと周辺を歩き回って、これがお墓と言うことを知っているのか、ただの石の固まりと思っているのか気になった。
支石墓は垣根で保護されていて、前にはこの支石墓を説明する案内板があった。





慶尚南道記念物第208号に指定された鶴山里支石墓は、青銅器時代の代表的な墓でよく知られていて、競争力があったり、権力を持った支配層の墓としてよく知られている。
鶴山里支石墓もこのような内容で、韓国のお墓の典型的な様式である4つの下敷石を使用して、その上に巨大な石を覆ったテーブル模様だった。また、日本の他地方では見ることのできないお墓が巨済と距離の近い九州地方で発見されたという点で巨済島を中心に日本と交流していたと予想することもできた。



子供達と注意深く鶴山里支石墓を観察している時、鶴山里支石墓を見に来た観光客に村の住民の方が詳しく説明していた。
今私たちが見ているこのお墓が全部ではなく他にも3つもあると言う。今見ているこのお墓が大きいのは事実だが残りの3つも歴史的に重要な価値を持っており、沙等面に行けば谷里支石墓があって、そこに行って鶴山里支石墓と比較をして見ると良いと話してくれた。




青馬記念館も重要だがこういうことになってしまった以上、谷里支石墓までの道のりを聞いて直ちに向かった。
車をまた来た道を進むと青谷村の入口が見え、ガソリンスタンドの側に谷里支石墓があった。




この支石墓の大きさは鶴山里支石墓と同じくらいでお墓の様式も似ていたように見えた。鶴山里支石墓も慶尚南道文化財資料第88号に指定されていた。
こうして自分の目で見ることで自己満足したが、ガソリンスタンドの従業員の方の話では青谷村に行けばお墓がもう一つあるという。一瞬、巨済島にはどうしてお墓がこんなに多いのかと思いながらも、歴史的に見ても遜色ない場所が巨済ではないかと言う考えが過ぎった。




また、車に乗って村の中に入って行くと大きな木の下に先見た物よりも小さいお墓が見えた。木の下にはデッキが用意されていて、ここ村の年寄りたちの憩いの場として使われているのではないかと思った。村にある谷里支石墓は現在、村の守護神として祭られていて正月などにはここで安楽祭などを行ったりすると言う。
そして、村に位置した支石墓は村を過ぎると見える巨済海岸の姿と似ていて巨大な壮観を出している。
巨済島が美しい自然景観を持った都市とだけ思っていたが、これほど歴史的に深く、それを証明する歴史的遺物が所々に転々としているとは本当に知らなかった。巨済島で美しい自然の鑑賞と共に歴史的知識も一緒に学んで見たら、これよりももっと良いものが何処にあるのかと言う思いをもって目的地の青馬記念館に向かった。

鶴山里支石墓
住所:巨済市 屯徳面 鶴山里 540-5
(거제시 둔덕면 학산리 540-5)
(コジェシ ドゥンドクミョン ハクサンリ 540-5)
慶尚南道記念物第208号(1998年11月13日指定)

大きさ
1. 長さ355cm、幅250cm、厚さ105cm
2. 長さ145cm、幅115cm、厚さ60cm
3. 長さ280cm、幅130cm、厚さ50cm
4. 長さ130cm、幅150cm、厚さ70cm

谷里支石墓
住所:巨済市 沙等面 青谷里 20-3
(거제시 사등면 청곡리 20-3)
(コジェシ サドゥンミョン チョンゴクリ 20-3)
慶尚南道文化財資料第88号(1983年12月20日指定)