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大家大橋沈埋トンネル最終連結式

2010年09月15日 | 一緒に行く巨済オススメ旅行
慶南巨済と釜山を連結する海岸道路である仮称大家大橋(釜山~巨済間連結道路)建設工事が遂に最終段階を迎えようとしている。
大家大橋は現在、95%程の作業を終え2010年9月13日午後3時に慶南と釜山の境界地点である釜山加徳島周辺で2重塔斜張橋で沈埋トンネルの最終連結式行事が開かれた。
計画通り今年年末に完工されれば事業妥当性の調査事業が始まった1994年12月以後、15年目でようやく橋が完工される。
IMF危機で一時期橋建設に蹉跌が憂慮されたが、2003年2月18日に実施協約が締結されて2004年12月遂に工事に着工した。
慶南巨済市長木面~釜山江西区加徳島区間の8.2kmを斜張橋2つ、陸上トンネル、沈埋トンネルで連結する本線と接続道路34kmを連結する超大型工事としては期間が6年しか必要としなかった理由は設計と施工を平行する「Fast Track」方式を採択したからである。
工事費も超大型事業であるが本線区間8.2kmの建設に2兆1千395億ウォン(補償費950億別途)に接続道路34kmに8千838億など総3兆1千183億ウォンが投入されたと言われている。



大家大橋沈埋トンネルが分かりやすく表現されている。



走行距離が短くなり巨済島は、大家大橋で釜山と結ばれただけではなく、これから李舜臣大橋を通して馬山とも繋がる予定なので島ではなく内陸と呼ばれる期待が持てる。



見事に結ばれた大家大橋。右側が巨済長木面、左側が山嘉徳方向。
大家大橋の全体を一望できる方法は飛行機に乗る方法しかありませんが、仁川空港から金海空港に着陸する前が一番のポイントである。
大家大橋は幅20.5mの4車線で接続道路まで含むとレストハウスが2ヶ所と営業所が2ヶ所が建設されている。今年12月に完工された後、2050年までの40年間有料運営される予定で利用料金はまだ決定していない。



大家大橋の特徴の一つが軍事的、海運的理由で橋の一部を海中に作った沈埋トンネルで建設するという点で、大家大橋の置かれる区間が潜水艦など韓国海軍の核心全力が駐屯している鎭海港に入って行く入口で万が一橋が崩れた場合、軍艦の通行路の妨げになる恐れがあるため初めから海底にトンネルを作ったと言う。大家大橋の建設計画が出た時、海軍側からは軍事作戦に差し支えがあり得るという理由で反対をしたという話もあったと言う。
もちろん大型コンテナ船などの船舶航海にも差し支えがないようにするためでもあり、これ以外に斜張橋が国防省所属ながら海軍の休養施設である猪島を通過したりもして海軍がいろいろと憂慮をしたと言う。



大家大橋が開通すれば釜山~巨済間の距離が現在の130.6kmから67.3kmになり、通行時間が110.9分から65分に距離で63.3km、時間で46分程短縮される。
予測交通量は2008年基準で一日3万500台で、通行料の収入だけ一日3億6千500万ウォンと推定される。
市民の立場状一番気になるのは通行料で、釜山発展研究員は乗用車基準で9千ウォン~1万ウォン線の交通量になるという意見を出した。
道路や橋を利用する時は、国民の税金で作ったものなので当然無料という概念が強かったが、最近は橋やトンネルが建設されると利用する度に通行料を出さなければならない場所が多くなって負担になってきているのが事実である。