元世翬の気学観測

運気の流れを気学で読み解く

「浅沼元琉の気学観測」第八話

2016年08月05日 | FM”レディオモモ”での放送
日本には土用の丑の日にうなぎを食べる習慣があります。今年の土用の丑の日は7月30日でした。土用は春夏秋冬の年4回あります。立春・立夏・立秋・立冬の節日に先立つ約18日と6時間前後が土用の期間です。この土用は以前にも紹介しましたが、陰の気と陽の気が混ざり合い、入れ替わる時です。ですから運気が変化しやすい時です。

この期間の中でなぜ「丑」の日を特別視するのかというと、気学では丑の気と寅の気の境目を鬼門(きもん)と呼び、陰陽の引継ぎが行われる最もデリケートな部分だからです。ですから、土用の期間の中でも、特にこの丑の時を畏れたのです。つまり、丑の刻に体調が最も変化しやすいことを、行事を通して教えていたと言えるでしょう。

今月のテーマは「好運は言葉遣いによってもたらされる」です。

(言葉には魂が宿る)
みなさんが普段何気なく使っている言葉ですが、日本には言霊という考え方があるように、古来より、日本人は言葉を殊のほか大切にしてきました。言葉に魂が宿るという考え方は、一見ものの喩えとして科学的な根拠はないように思えますが、実はそうではありません。気学的に考えると、言葉には「気」が入り込んでいます。正確には形ある物にはすべて気があります。色にも音にも臭いにも気があります。

(七赤金星の気は話し言葉を表す)
言葉にはいろいろな形がありますが、気学では話し言葉を七赤金星の気質と見なします。さらに七赤金星の話し言葉は、人を喜ばし、励ます気質があります。

(好運は言葉遣いにあり)
私はことあるごとに、運気を善くする方法として「言葉遣い」を正しくしてくださいと申しあげます。これは七赤金星の気質を善くすることを意味しています。七赤金星の気質が良くなると、人間関係が安定します。そして富がもたらされます。従って、話し言葉を意味する七赤金星の気質を磨くことが、運気を善くする最も身近な方法となるのです。

(運気を善くする言葉遣い)プラスの言葉
・人を喜ばす言葉
・人を笑わす言葉。
・人を癒す言葉。
・人を勇気づける言葉。
*これらすべてが七赤金星のよき気質です。

(運気を悪くする言葉)  マイナスの言葉
・人を傷つける言葉。
・人を不安にさせる言葉。
・人を焦らす言葉。
・人を束縛する言葉。
*これらの言葉は口に出しても、心の中で思うだけでもマイナスの運気をもたらします。

(七赤金星はお金を生む)
七赤金星の気は所謂人気があり人が集まります。人が集まる所にはお金が動きます。こうして七赤金星の気質を磨くと、人間関係が豊かになりお金が溜まります。ここでの注意点は七赤金星の生まれの人だけを言っているのではありません。むしろ他の九星の生まれの人の方が七赤金星の気を良い形で持っている場合もあります。

(七赤金星の気は健康維持にも役立つ)
七赤金星の気は医学的に捉えると、エストロゲンなどの女性ホルモンに該当します。女性ホルモンは美容・健康に大きな役割があります。人を喜ばし笑わすことは、精神の安定や健康維持に繋がります。

(まとめ)
日常生活の中で、七赤金星の気ほど大切なものはありません。運勢をよくする一番の方法は、七赤金星の気質をよく保つことです。つまり、七赤金星を意味する言葉遣いが、幸運を呼び込む原動力となるのです。

浅沼元琉の気学観測

FM"RadioMOMO"の『浅沼元琉の気学観測』コーナーでお話ししたことをまとめました。