hincha de un THESPA

おらが街のJリーグ「ザスパ草津」を愛情持ってサポートし続けよう!! と思う

第8節 仙台戦(home

2005-04-28 06:03:50 | ザスパ草津
天気はイイがチト風が強い。子どもを連れて行くには少々悩む空模様。
しかもピリピリムードの都並@仙台戦。「仙台が負けたら軽い暴動は起きるだろうな…」
と思っていたが、結局家族で観戦するコトにした。
群馬アリーナに車を止めタクシーに乗る。今日の運転手はかなり年配の方。
正直「もう少し急いでくれねーかい」と思うがそんなコトは言えない。
途中の公園駐車場に宮城ナンバーの車が…。しかも駐車スペース外に止めていた。
「おいおい…」と思いつつ、毎度のコトだがギリギリでスタジアムへ。
今日はaway・A席を通り抜けてhome席へは行けないとのコト。
仕方が無いのでメイン入口からA席へ。席に着いた頃にはゲームが始まっていた。
観客は約4,100人。こっち(サッカー・ラグビー場)ではこの辺の数字がMAXかも…。
見た感じhome側は初戦とほぼ同じ位(S席がチト少ないかな?) A席はほぼ満員。
away側は圧巻。完全なるhomeジャック。A席中央部がびっしり仙台サポで埋まっている。
しかも仮設だって云うのにピョンピョン跳ねてる。「なんかあっても知らんで…」

遅れてきた関係でスターティングを確認するのに少し時間が掛かる。
岩丸ー堺・小田島・籾谷・寺田ー鳥居塚・小久保・山崎・山口ー御給・吉本
噂通り2TOPでの布陣。システムは442。中盤をダイヤモンド型にした模様。
「なぜ氏家がいないんだ?またケガ?」と思いベンチを見ると氏家の姿が…。
またサブには小島の名前も無い。何かあったのだろうか?
この辺があまりにも理解不能(不透明)だと、「あの監督何やってんだ」になる…。
思うのだが、モンモンとするサポーターの為にも「半official」的なスタンスでイイので、
選手のフィジカル的な情報やチームの今置かれている状況・ビジョンのようなモノを、
スタッフ(島根コーチあたりがblogをヤルのがベストなんだが…)や
メディア(できれば上毛スポーツあたりが4段半スペくらいで2日に1回程度)が
定期的に情報を発信してもらえると、無意味な「戦犯捜し」が減ると思う。

試合は0-2で負けた。これでまたまた3連敗&ダントツのビリ。
1点目は相手のハンドに草津DFの足が止まりその隙をつかれ失点。
2点目はルーズなマークでカラダを当てきれず仙台24番にフリーでヘディングされてしまう。
両失点とも開始早々のモノ。毎度のコトで呆れるばかり…。
18失点中6点がこの時間帯での失点。 大きくて分かり易い課題。何とかしてほしい。
そんな中、今日は小久保が良かった。さらにロングスローもやはり魅力。
次節も中盤を4枚にするのであれば氏家ー鳥居塚・小久保ー山口なんてどうだろう。
見方によってはトリプルボランチにも見えるこのシステムを是非見てみたい。
攻撃はある意味1からやり直しといった感じ。
「1TOP+WF」がようやくカタチになってきた矢先の大輔・酒井の離脱。
酒井の状況は分からないが、大輔が長期離脱するコトを踏まえるとコトは深刻。
今日の試合で監督がどう思ったか分からないが、しばらくは2TOPで行くと思われる。
個人的に贔屓にしている御給はまぁまぁだった。課題のポストも悪くなかったし、
外に流れる動きも良かったように思う。やはり御給は2TOPの方がやりやすそう。
だが吉本がしきりに御給に動きのリクエスト(とてもイイコト)をしていたように、
動きの意思統一が見えない。この2TOPまだ時間が掛かりそうな印象。
後半失点してからはただ放り込むだけの単調な攻めになる。観ていてホント退屈だった。
僅かに得点の臭いを感じるのは、寺田のアーリークロスとCKとロングスロー。
さらに寺田が、縦に勝負したり中に切れ込んだりとすると、より可能性は膨らむと思う。
あれだけ同じエリアから放り込むといくら精度の高いクロスでも相手DFは対応しやすい。
後半終了間際見せたようなプレーを混ぜれば、アーリークロスもまた活きてくる。
メンタルな部分を抜きにすれば、個人的にはそれほど実力差は感じなかった。
1-1で終わっていても不思議は無かった内容。「勝利の女神は都並に…」ってなトコ。
ただチェコの選手を思わせる風貌の仙台4番は良かった。彼が壁となっていた。

「気迫が…」「やる気が…」などと方々で叩かれまくっているが、
この辺は見せ方・見え方もあるし、フィジカル面もあるから難しいトコロ。
ま、それを差し引いても後半はかなりダレてたけどね。
「放り込んで走れぇ~で、タッチ割ってGK」の繰り返しじゃ前線の選手は特にダレる。
そんなプレーを見させられたら、何かと話題になってるブーイングもある程度は仕方なし。
ただ前半御給がミスる度に「正美と変われ」て言うのは、ブーイングじゃ無くてヤジだよ。
しかも好き嫌いのレベルでの。こう云うのは止めてほしい。
ちなみに私は選手の挨拶時に拍手をしました。「頑張れよぉ~」なんて声までかけました。
そんな輩は素人・ミーハーサポでサポーター失格らしいです。すいません・・・。

やっと勝てたと思ったらまた3連敗。やっとプロにと思ったら来年はクビかもしれない…。
そんな自暴自棄・自信喪失な状態で下を向いている選手たちに、甘いかもしれないが、
私はサポーターとして「お前ら甘ったれてんじゃね~ぞぉ、ボケ!!」ではなく、
「顔を上げろよ、オレ達(オレだけかも知れないけど…)がついてるぜ!!」を選んだ。
「プロなんだから…」と云う人もいる。確かにその通りだと思う。
でも悲しいかな彼らの大半はまだプロになりきれてないんだよ。
夢み心地にJに昇格し、あっと云う間にプロと呼ばれる様になっちゃった選手たちなんだよ。
そんな彼らに「温かい声援」をかけるコトは「甘いコト」なんだろうか。
1回どん底を見てきた選手ばかり、明日は無い自覚は誰もが持っている。
初戦や2戦目じゃあるまいし、これだけ負けてまだ浮かれてる選手なんてもういないよ。
そんな選手たちに「お前らJでは通用しねーんだよ、とっとと辞めちまえ!!」
かのように伝わりかねないブーイングは、まだまだ時期尚早だと私は思っている。



第7節 水戸戦(away

2005-04-20 07:35:52 | ザスパ草津
今節も残念ながらTV観戦。
かなりの数のサポーターがかけつけた模様。頭の下がる思い。
どーでもイイがJSPORTSはもう少し集音マイクの位置を考えてほしい。
バンバン何かを叩く音が耳障りだし、「なんだよソレぇ~」「ぶぅぶぅ~」なんて云う
しょーもない声(しかも同じ人)がしっかり聞こえるのも不愉快。

「北関東ダービー」と銘打ったこの一戦。
生まれも育ちも群馬でない私が言っても説得力がないが、北関東と言えば群馬と栃木では?
4~5時間かかる距離をダービーと言われても、正直あまりピンとこない。
J1とは云え鹿島がいるのだから、水戸のサポーターも「?」なのではないだろうか。
ご承知の通り水戸は「手塚・島根」両氏の古巣。両監督のコメントなどを聞くと、
お互いかなり意識している模様。仕方ないだろうが、チョット意識し過ぎの感が…。

スターティングに多少の変更があった。
岩丸ー堺・小田島・籾谷・寺田ー氏家・鳥居塚ー佐田・山口・吉本ー大輔
依田に変わり堺、酒井に変わり佐田。ともに今季初スタメン。酒井はベンチにも居ない。
依田の攻撃参加に多少不満を感じていたので、堺の起用は期待。
酒井はコンディションの問題か。彼のこのシステムでの貢献度は大きかったのでチト残念。
佐田は「後ろで使うより前で使った方が良のでは」と思っていたのでこちらも期待。
まだまだ第1クール、どんどんトライして各選手の新しい可能性を見いだしてほしい。
ユーティリティ性は選手寿命を延ばすし、チームにとってもプラスに働く。


試合はだらぁ~~~~~っとしたまま終わってしまった。
ピッチコンディションの影響もあるのだろうがミスが目立ったゲームだった。
好意的に言えば、最下位争いで固くなってしまったのかもしれない。
悪く(普通に)云えば、何ともレベルの低いゲーム。
攻撃陣では「酒井」の穴が大きいように見えた。
彼のスペースを作る動きが無いと、大輔・吉本が自由にボールをもらえない。
残念ながら佐田はそう云ったタイプの選手では無いようだ。
彼を使うのであればWFではなくSH。嫌いなタイプの選手では無いので頑張ってほしい。
良かった点で云えば「鳥居塚ー吉本」の関係。鳥居塚はルックアップすると吉本を探すし、
吉本は彼のパスに感じている。ただそれ故に鳥居塚の玉離れが多少悪くなっているのは気に掛かる。
さらに吉本は「ココにほしい」と訴えてるのがイイ。鳥居塚にも山口にも遠慮無くアピールする。
逆に大輔にはソレが無さ過ぎる。それぞれ個性があるが、TOPならもっと強いメンタルを持ってほしい。
守備では小田島が良かった。気持ちが伝わってくるし、ポジショニングの意識も随分出てきた。
欲を言えばもっとラインを上げてほしい。スペースを狭くすればもっと氏家が活きてくる。
今日の采配は「良い采配だったか」と云えば決してそうでは無いが、少なくとも「意志」を感じた。
氏家を下げたのは残念ではあるが「何が何でも攻めるぞ」の意思表示としてはアリだと思う。
佐藤を試したかっただろうし、吉本は変えたくなかったんだろう。
佐田ももう少し見たかっただろうし、ましてや鳥居塚を下げる訳にはいかない。
大輔を変えないのは、手塚監督の「エースストライカーたるモノ」みたいなこだわりなんだと思う。
いつも思うのだが、采配というのは持ち駒の問題(コンディションなど)もあるので、
結局のトコロ僕ら外野には分からない部分が多い。中・長期的な意図もあるだろうし。
まぁ批判しやすいんだよね監督へは。「自分にもできなくは無い」なんて勘違いもできちゃうから。


水戸のサッカーは守りの意識を強く持ち、9番と8番・7番で攻撃を作る。
「作る」と云っても「組み立てる」のではなく9番に放り込んで彼の決定力に望みをつなぐ。
2列目の2人はあまり存在感なし。まぁあれだけ9番様々なサッカーをしていれば致し方ないが…。
こう云うのを「負け惜しみ」と言うんだろうが、ウチの方がずっと面白いサッカーをしている。
よくアーセナルやユナイテッドのファンが「あんなつまらないサッカー」とチェルシーを酷評するが、
今日ようやくその気持ちが分かった。 なるほど、ホントそうだよな。
俺たちの方がずっと楽しいサッカーしてるぜ!! 俺たちの方がたぶん可能性があるぜ!!  
俺たちの方がシーズン終わればきっと上にいるぜ!! 
はぁ・・・・・、こう云うチームにこそ絶対負けたくないんだよなぁ。

サポーターの暴挙

2005-04-15 19:30:17 | 海外サッカー
CL準々決勝 2ndLeg「インテル v ミラン」での出来事。
TVなどでも取り上げられているのでご存知の方も多いと思いますが、一応流れを整理。
ちなみに私はインテリスタでもなければミラニスタでもありません。

30分・シェフチェンコのビューティフルゴールでミラン先制。
これでトータルスコア「インテル 0-3 ミラン」に。
アウェイゴールを考えると、残り60分でインテルは4点獲らなければならなくなった。
51分・アドリアーノOUT→マルティンスIN。この辺で「インテル終わったかな」の感アリ。
70分・インテルCKをフォアにいたカンビアッソがヘディングでゴール。
しかしクルスのヂダに対するファールでノーゴールに。カンビアッソにイエローカード。
このジャッジにインテルサポーターが暴徒化.
発煙筒・ペットボトル・傘・鍵などがピッチに投げ込まれる。
投げ込まれた発煙筒のひとつがジダの肩に直撃、そのままうずくまる。
事態の沈静化を図るため選手が一旦ピッチを離れ控え室へ。
約25分の中断後試合再開、ヂダOUT→アッビアーティIN。が、またもや発煙筒が…。
75分・メルク主審が試合の中止を決断。

14日・イタリア連盟及びイタリア政府はピッチに物を投げ込んだサポーター側のチームを
自動的に「0-3の負け」とする新たな罰則を発表。
15日・UEFAはCL準々決勝 2ndLeg「インテル v ミラン」を没収試合(0-3)とし、
トータルスコア5-0でミランの準決勝進出を決定した。
またインテルには欧州カップ戦・ホームゲーム6試合を無観客試合。
さらに罰金30万スイスフラン(約2,680万円)を科した。


確かにジダへのファールは「?」ではあったが、例えどんなに不可解なジャッジが
あったとしても、選手に向けて発煙筒を投げたコトを正当化する理由にはならない。
またレフリィーは自分の信念に基づいたジャッジをする権利があるし、
選手及びチームは、少なくともゲーム中はソレを受け入れる義務がある。
正確な数字は解らないが、少なくとも100本以上の発煙筒が投げ込まれたように見えた。
「スタジアム内の売店で売ってるのでは?」なる皮肉を言われても仕方ないほど、
チームとしてのお粗末なセキュリティも非難の対象になるであろう。
個人的には「1・2年の欧州カップ戦権利剥奪」ぐらいの制裁があっても良かったと思う。
先日のリヴァプール戦・黙祷時でのユヴェンティーノの恥ずべき振るまいや、
ロマニスタがフリスク主審へコインを投げつけ流血した件など、
こんなコトが起こすのはイタリアのチームばかりで閉口してしまう。
ヘイゼルの悲劇による「欧州からの閉めだし」によってがイングランド変わったように、
イタリア連盟が本気になってこう云った問題に向き合わなければ、
いずれ大きな悲劇を招きかねない。 スタジアムで人が死ぬなんて馬鹿げている。

インテルの中には「サポーターの暴挙は解らないでもない…」なる発言をした選手が
数名いたらしいが、その発煙筒がキミに当たっても同じコトを言えるのだろうか?
運が悪ければ取り返しのつかないコトになっていたかもしれないのに…。

以前何かのインタビューでオーウェンが言った言葉を思い出した。
「誤解を恐れずに言えば、たかがサッカーじゃないか」

第6節 福岡戦(away

2005-04-11 05:37:56 | ザスパ草津
homeで念願のJ初勝利を果たした草津、初めてのaway2連戦が始まる。初戦は現在3位の福岡。
小島の凱旋が大きな話題となるであろうこの一戦。残念ながらオヤジはサブ。

スターティングは前節と全く同じ。
岩丸ー依田・小田島・籾谷・寺田ー氏家・鳥居塚ー酒井・山口・吉本ー大輔
4141なんて言い方もされるが、システムは一貫して4231。
ボランチの2人が縦に位置するコトが多いのでそう見えるのだろう。
はたまた、中盤がスカスカだから1ボランチに見えるのかもしれない。

前半からかなりアグレッシブに行く草津に対し、何かぎこちない福岡。
ミスも多く、前と後ろのバランスも悪い。今季総失点「2」の福岡ディフェンス陣に
草津の攻撃陣がどの程度通用するのかをこの試合の見所としていたので、少々拍子抜け。
そんなこんなで気が付いたら「0-2」のスコア。ふたつとも吉本の動きが呼び込んだ得点。
チェイシングも含め、スタミナが尽きるまで動き回る彼は本当に素晴らしかった。
しかし彼自身も言っているように、これだけ動けば90分は保たない。
そういった意味で交代は仕方ないのだが、彼の代わりに入る選手(今日も御給)は、
せめてチェイシングだけでも同レベルのプレーをしてもらいたい。
乱暴に言えばひたすら走ればいいだけなんだから・・・。
ディフェンスに関して云えば、ある程度覚悟していたとはいえなんともお粗末なモノ。
1対1でことごとく振り切られる。カバーリング選手のポジショニングが悪い。
さらに枚数はあるのに振り切られる。もうシステム以前の問題・・・。
正直よく4点で済んだと思う。このチームはスキルが低い分気持ちが切れるとズタボロになる。
この気持ちと云うのは「フィジカル」も大きく関係する。気持ちはあっても身体が動かない。
しかしラインの上げ下げは、前節に比べ意識しているように見えた(コレは唯一の収穫)

また、この試合はベンチワークが大きく影響した。
監督経験の無い手塚氏と、J1での監督経験もあり名将バクスターの下でのコーチ経験もある
松田氏を比べるのもおこがましいが、福岡の交代には明確な意思表示(メッセージ)があり、
草津にはソレがない。今日の試合も全てが後手に廻ってしまった。
今までもフィジカル面での選手交代が多く、戦術的な選手交代はあまり無い。
ケガ人の多さもあるとは思うが、素人の私にさえいま流行りの「想定範囲内」である。
ただ、問題点の修正などを見てもチーム作りの手腕は期待している。
やろうとしているサッカーも決して嫌いではない。
次節は古巣「水戸」との一戦。 是非ともアグレッシブなベンチワークをみせてほしい。

第5節 徳島戦(home

2005-04-03 17:05:33 | ザスパ草津
今日は家族での観戦。陽気もイイし、絶好のスポーツ観戦日和。
余裕を持って出たつもりだが、群馬アリーナ駐車場に着いたのが13時30分。
その後、子ども2人のオムツを替えたり靴を履かせたりで結局13時40分を過ぎていた。
バスはもう無く(あったのかも知れないけど、見あたらず)タクシーにてスタジアムへ。
「キックオフは間に合わないな」と諦めていたが、
タクシーの運転手が「away側A席とF席の接点のウラ辺り(この表現で分かるかな?)」に
止めてくれて、なんとかキックオフに間に合った。タクシーの運転手、文字通り GJ!!

スターティングには氏家(待ってたぞぉ)と吉本の名前が!!
岩丸ー依田・小田島・籾谷・寺田ー氏家・鳥居塚ー酒井・山口・吉本ー大輔
草津@小島と徳島@ノリヲは共にサブ。J2二大GK夢の競演はならなかった。ざんねん。
観客は2500強。away側が山形・札幌と比べると極端に少ない。
(ま、当たり前だよね。来て頂いた徳島サポの皆さんにはホント感謝です)
とはいえ、草津サポ(特にSS席)も目に見えて減ってる印象。

今日は今まで殆ど見せてくれなかった「絶対勝つ!!」の気持ちがビシビシ伝わってきた。
特に小田島・籾谷の両CBの気持ちの入ったプレーは嬉しくなった。
個人的には「昇格同士」という意識はあまりなかったが、
コメントなどを聞く限り、何名かの選手は強く意識しているようだし、
それが今日のプレーに繋がっていたのかも知れない。
だがそれ以上に「4連敗(大量失点)・ダントツ最下位」が「気持ちの入ったプレー」を
引き出す大きな要因になったと思う。
「Jの洗礼」とも呼べる4連敗は、結果としてチームの大きなモチベーションとなった。
また「気持ち」だけでなく、プレーの面でも毎試合「反省点」を少しずつ修正してきている。
勝ったコトはもちろん嬉しいが、それ以上にチームとしても個々の選手としても、
一歩ずつ着実にスキルアップしているのを観るのはとても嬉しいし、
チームを追っかけているモノにしか分からない「ささやかな至福」である。

攻撃面では初戦から取り組んでいる「攻めのカタチ」がコンスタントに見える様になった。
両SBにボールを預け→1TOP(大輔)へあて→2列目が拾う。というカタチ。
今節では大輔がセンターで受けるのではなく、WFとポジションチェンジをしながら
右へ左へ(対極)流れ、ポストプレーをする動きに得点の匂いを感じた。
ただ「ポストへあてる」のではなく「フィニッシュする為のクロス」としては精度が低い。
ニアなのかフォアなのかもハッキリしない。加えてFWの動きにも約束事が見えない。
この辺をクリアしていかないと得点は生まれ難い。
また、セットプレーも課題が残る。具体的にはもう少しアイディアを加えたい。
たまには寺田が蹴るのもイイだろう。ショートコーナーも入れるべきだと思う。
単純なコトだけれども、リズム(目先)を変える為にも取り入れてほしい。

守備ではとにかく氏家が効いていた。パスの出所を潰す動きは今まで少なかった動き。
加えてバランスをとる動きも良く、スッカスカだった中盤がややスカスカくらいなったw
ただコンディション不足なのか運動量に物足りなさを感じる。
鳥居塚とのコンビでいくのであれば、豊富な運動量は絶対に必要。頑張ってほしい。
DFラインは残念ながら相変わらずで、今節は気持ちで切り抜けた感じ。
前に入られスギるし数的不利を作りスギる。
イケイケの時はそれでイイが、状況に応じてもう少し考えてもらいたい。
しかし、右サイドのディフェンスは、相手の11番(片岡・この選手はホントイイ選手)を
考えると、良くやっていたのではないだろうか。依田、頑張ったね。
前述の「ややスカスカ」はラインを上げないが原因のひとつ。コレは小田島の役目。
ウラをとられるのが恐いのはわかるが、ぜひ恐がらずに上げてほしい。
また、今節はFW(特に吉本)のチェイシングも良かった(今まではほとんど無かった)
ただあんだけ動けばバテるよね。もう少し早め交代してあげても良かったのでは?
さらに残り10分は「大輔OUT→小久保IN」の3ボランチってのも観てみたかった。
ベンチとして「守るぞ」という意思表示にもなる交代だと思う。
初勝利が掛かってると動きにくいって云うのは重々わかってるつもりだが、
どうもベンチワークに小言を言いたくなってしまう…。

S席からも「ザスーパくさつ」の声が聞こえるようになってきた。
「ココを踏ん張ってくれ!!」なる祈りのコールが選手たちに伝わればチカラになる。
だからこそ声援は多少汚くとも「意志」がほしい。ただ叫ぶだけでなく。
「頑張れ」「踏ん張れ」「ナイスプレー」「なんだお前は!!」「何やってんだ!!」など。
そう云った意味で、2-0で勝ってる場面で相手ゴールキック時にブーイングするような
コトは意味(意志)が無いし、正直言うと少し恥ずかしい…。


まぁ今日はとにかく勝利を喜ぼう。選手たちに拍手を贈ろう。スタッフの方々に感謝しよう。
そして、これからも我が街のJリーグ「ザスパ草津」を応援していこう。

最後になったが、小久保選手入籍おめでとう。