hincha de un THESPA

おらが街のJリーグ「ザスパ草津」を愛情持ってサポートし続けよう!! と思う

富樫洋一氏 急死

2006-02-08 14:41:56 | 海外サッカー
ジャンルカ富樫こと富樫洋一氏が亡くなられた。
アフリカネーションズカップ取材中であろう7日早朝のエジプトにて。享年54。
人の死に早いも遅いもないが、いちサッカーファンとしては、
もっと彼の「サッカー感」のようなモノを聞かせてほしかった。

ジャンルカ富樫と云えば「アフリカサッカー」と「駄洒落」
彼ほどアフリカサッカーに精通し、アフリカに愛情を持ったサッカージャーナリストは
いなかったのではないだろうか(少なくとも日本でのソレは群を抜いていた)
そして、彼ほど駄洒落を言うサッカージャーナリストもいなかった。
もし彼がいなければ、私にとってのアフリカサッカーは未だアンダーグラウンドなモノであり、
「アフリカサッカー」と聞くたびに、ナイジェリアも南アフリカもセネガルも一括りで捉え、
「身体能力が高く、集団行動ができず身勝手」なるイメージしか持っていなかったと思う。
また「ジャンルカ」のニックネームからも解るように、イタリアサッカーにも詳しかった。
彼の「ゴシップネタ」の情報量は魅力的で、その手のコトが決して嫌いではない私にとって、
彼が携わっていた「CALCIO 2002」は創刊当初から愛読していた。


今大会の決勝は地元エジプトと富樫氏イチオシのコートジボワールとなった。
彼への追悼の意味も込め、この決勝戦を堪能したいと思う。

ジャンボ!! 
そして、心よりご冥福をお祈り申し上げます。

サポーターの暴挙

2005-04-15 19:30:17 | 海外サッカー
CL準々決勝 2ndLeg「インテル v ミラン」での出来事。
TVなどでも取り上げられているのでご存知の方も多いと思いますが、一応流れを整理。
ちなみに私はインテリスタでもなければミラニスタでもありません。

30分・シェフチェンコのビューティフルゴールでミラン先制。
これでトータルスコア「インテル 0-3 ミラン」に。
アウェイゴールを考えると、残り60分でインテルは4点獲らなければならなくなった。
51分・アドリアーノOUT→マルティンスIN。この辺で「インテル終わったかな」の感アリ。
70分・インテルCKをフォアにいたカンビアッソがヘディングでゴール。
しかしクルスのヂダに対するファールでノーゴールに。カンビアッソにイエローカード。
このジャッジにインテルサポーターが暴徒化.
発煙筒・ペットボトル・傘・鍵などがピッチに投げ込まれる。
投げ込まれた発煙筒のひとつがジダの肩に直撃、そのままうずくまる。
事態の沈静化を図るため選手が一旦ピッチを離れ控え室へ。
約25分の中断後試合再開、ヂダOUT→アッビアーティIN。が、またもや発煙筒が…。
75分・メルク主審が試合の中止を決断。

14日・イタリア連盟及びイタリア政府はピッチに物を投げ込んだサポーター側のチームを
自動的に「0-3の負け」とする新たな罰則を発表。
15日・UEFAはCL準々決勝 2ndLeg「インテル v ミラン」を没収試合(0-3)とし、
トータルスコア5-0でミランの準決勝進出を決定した。
またインテルには欧州カップ戦・ホームゲーム6試合を無観客試合。
さらに罰金30万スイスフラン(約2,680万円)を科した。


確かにジダへのファールは「?」ではあったが、例えどんなに不可解なジャッジが
あったとしても、選手に向けて発煙筒を投げたコトを正当化する理由にはならない。
またレフリィーは自分の信念に基づいたジャッジをする権利があるし、
選手及びチームは、少なくともゲーム中はソレを受け入れる義務がある。
正確な数字は解らないが、少なくとも100本以上の発煙筒が投げ込まれたように見えた。
「スタジアム内の売店で売ってるのでは?」なる皮肉を言われても仕方ないほど、
チームとしてのお粗末なセキュリティも非難の対象になるであろう。
個人的には「1・2年の欧州カップ戦権利剥奪」ぐらいの制裁があっても良かったと思う。
先日のリヴァプール戦・黙祷時でのユヴェンティーノの恥ずべき振るまいや、
ロマニスタがフリスク主審へコインを投げつけ流血した件など、
こんなコトが起こすのはイタリアのチームばかりで閉口してしまう。
ヘイゼルの悲劇による「欧州からの閉めだし」によってがイングランド変わったように、
イタリア連盟が本気になってこう云った問題に向き合わなければ、
いずれ大きな悲劇を招きかねない。 スタジアムで人が死ぬなんて馬鹿げている。

インテルの中には「サポーターの暴挙は解らないでもない…」なる発言をした選手が
数名いたらしいが、その発煙筒がキミに当たっても同じコトを言えるのだろうか?
運が悪ければ取り返しのつかないコトになっていたかもしれないのに…。

以前何かのインタビューでオーウェンが言った言葉を思い出した。
「誤解を恐れずに言えば、たかがサッカーじゃないか」

チェルシー v バルセロナ

2005-03-09 12:32:10 | 海外サッカー
プレミアリーグは好んで観ているが、対戦相手にかかわらず、
チェルシー戦はいつも「負けろ」と思って観ている。たぶん嫌いなんだろう。
マンチェスターユナイテッドとやっていても、WBAとやっていても。
CL 予選ラウンド 2nd Leg「FCポルト戦」に至ってはほとんど祈っていた。
「なんでだろう? 昔はそんなコトなかったのに」
やはり大金持ち石油王の存在だろうか。
「イイ選手集めれば勝てる」みたいな考え方は気にくわないし、
市場価格を無視したマーケットのやり方もやっぱり好きじゃない。

でもモウリーニョにはそんな考え無いんだよね、たぶん。

キチンとした約束事の中で、個々の選手が自分の役割を全うし、
誰かに頼る訳でもなく、誰が欠けても同じ(近い)サッカーが出来る。
戦術+α(インテリジェンス)なサッカースタイルは私の好む所。
(ま、「+α」が希薄な時が多いんだが…)
しかも玉離れの早いスタイルは益々私好み。
さらに、モウリーニョの熱いハート&実は大人げない性格も…。

今回のCL 決勝ラウンド 2nd Leg「チェルシー v バルセロナ」は
そんなモウリーニョの魅力たっぷりの試合となった。
CMF(主にランパード)からJコールorダフへ、
パス受けて突っ走って中に入れてFW(今日はグジョンセン)がズドン!!
くぅ~~、気持ちぃ~~~~!!
勝利して選手と共に喜びを分かち合う指揮官。 素敵だぁ。
ドローが解らないのでなんとも言えないが、
果たして次節、チェルシーがたぶん嫌いな私は
モウリーニョの勝ちを願うのだろうか。


話は変わって・・・。
先日「前チェルシーコーチ・ラニエリ」が解任された。
私が贔屓にしているヴァレンシアをズタボロにして…。
「解任」のニュースを聞いて心底喜んだ。当たり前である。
あのイタリア人の気に入らない所を言い出せばキリが無い。

ん? 私が嫌いだったのは・・・。