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サポーターの暴挙

2005-04-15 19:30:17 | 海外サッカー
CL準々決勝 2ndLeg「インテル v ミラン」での出来事。
TVなどでも取り上げられているのでご存知の方も多いと思いますが、一応流れを整理。
ちなみに私はインテリスタでもなければミラニスタでもありません。

30分・シェフチェンコのビューティフルゴールでミラン先制。
これでトータルスコア「インテル 0-3 ミラン」に。
アウェイゴールを考えると、残り60分でインテルは4点獲らなければならなくなった。
51分・アドリアーノOUT→マルティンスIN。この辺で「インテル終わったかな」の感アリ。
70分・インテルCKをフォアにいたカンビアッソがヘディングでゴール。
しかしクルスのヂダに対するファールでノーゴールに。カンビアッソにイエローカード。
このジャッジにインテルサポーターが暴徒化.
発煙筒・ペットボトル・傘・鍵などがピッチに投げ込まれる。
投げ込まれた発煙筒のひとつがジダの肩に直撃、そのままうずくまる。
事態の沈静化を図るため選手が一旦ピッチを離れ控え室へ。
約25分の中断後試合再開、ヂダOUT→アッビアーティIN。が、またもや発煙筒が…。
75分・メルク主審が試合の中止を決断。

14日・イタリア連盟及びイタリア政府はピッチに物を投げ込んだサポーター側のチームを
自動的に「0-3の負け」とする新たな罰則を発表。
15日・UEFAはCL準々決勝 2ndLeg「インテル v ミラン」を没収試合(0-3)とし、
トータルスコア5-0でミランの準決勝進出を決定した。
またインテルには欧州カップ戦・ホームゲーム6試合を無観客試合。
さらに罰金30万スイスフラン(約2,680万円)を科した。


確かにジダへのファールは「?」ではあったが、例えどんなに不可解なジャッジが
あったとしても、選手に向けて発煙筒を投げたコトを正当化する理由にはならない。
またレフリィーは自分の信念に基づいたジャッジをする権利があるし、
選手及びチームは、少なくともゲーム中はソレを受け入れる義務がある。
正確な数字は解らないが、少なくとも100本以上の発煙筒が投げ込まれたように見えた。
「スタジアム内の売店で売ってるのでは?」なる皮肉を言われても仕方ないほど、
チームとしてのお粗末なセキュリティも非難の対象になるであろう。
個人的には「1・2年の欧州カップ戦権利剥奪」ぐらいの制裁があっても良かったと思う。
先日のリヴァプール戦・黙祷時でのユヴェンティーノの恥ずべき振るまいや、
ロマニスタがフリスク主審へコインを投げつけ流血した件など、
こんなコトが起こすのはイタリアのチームばかりで閉口してしまう。
ヘイゼルの悲劇による「欧州からの閉めだし」によってがイングランド変わったように、
イタリア連盟が本気になってこう云った問題に向き合わなければ、
いずれ大きな悲劇を招きかねない。 スタジアムで人が死ぬなんて馬鹿げている。

インテルの中には「サポーターの暴挙は解らないでもない…」なる発言をした選手が
数名いたらしいが、その発煙筒がキミに当たっても同じコトを言えるのだろうか?
運が悪ければ取り返しのつかないコトになっていたかもしれないのに…。

以前何かのインタビューでオーウェンが言った言葉を思い出した。
「誤解を恐れずに言えば、たかがサッカーじゃないか」

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