hincha de un THESPA

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Jリーグ入替戦 2ndleg 柏 v 甲府

2005-12-12 06:14:01 | 国内サッカー
生まれも育ちも千葉、
実家から日立柏サッカー場までは車で20分もかからない私が、
J2@ヴァンフォーレ甲府を応援しに行ってきましたよ。

子連れであのスタジアムの自由席はさすがにキビしいので、
メインスタンドaway席での応援になったが、まわりは柏サポだらけ…。
甲府サポは12000人の観客数中1割未満と思われる「ドaway」状態。
こんなコトなら無理してでも自由席にすればヨカッタと後悔。
周りからは「J2ではこんな雰囲気無いだろうから…」なんて言われちゃう始末。
他にもことある事に「J2だから」「J2なんて」といちいち腹が立つ。
まぁそんな台詞もHTには聞こえなくなるワケですが…。

試合の方はご存じのとおりワンサイドゲーム。
両チームともそんなに知っているわけではないので、要らぬ批判をするつもりは無いが、
ひとつだけ言わせてもらうと、ちっとも走らない出稼ぎ気分の柏外国人選手と、
甲府をJ1へ昇格せせるためのハートがビシビシ伝わってくる甲府外国人選手の差が、
チーム全体に大きく影響しているように見えた。
それにしてもフランサはなんで日本なんかに来たんだろう?
マドリー相手にゴラッソなゴールをかました彼とはまるで別人のようだ。
彼が去ったレバークーゼンも今季ボロボロ。「なんだかなぁ」ってな感じ。

試合後、柏の社長がお詫びの挨拶をサポーターにしていた。
かなり醜いヤジがそこら中から叫ばれる。解らないでも無いがチト過ぎる気もする。
ゴール裏には「おいフロント、責任という言葉を知っているか」なる段幕も貼られていた。
そんな中、大木監督が会見から戻り甲府サポへ挨拶(満面の笑み)に来た。
コレも解らないでも無いが「おいおい空気嫁!!」と言いたくなるタイミング。
さすがにスーツ姿のチーム関係者に止められ戻ってしまった。
会見なんかを見ても思うが、この監督の不器用なトコがなーんか憎めない。

ま、何はともあれ「ヴァンフォーレ甲府おめでとう」 J1でも頑張ってください。
そして「柏レイソル」の皆さん。 来年はよろしく。

J1 第34節 鹿島 v 柏

2005-12-07 03:53:36 | 国内サッカー
79分、この日キレキレの野沢に対し平山がペナルティエリア内でバックチャージ。
平山にレッドカードが出され、鹿島がPKをゲットした。
これで平山は入れ替え戦のサスペンションが決定。なんとも意味のないカード。
主審へ抗議する柏の選手たちを横目にアレックス・ミレイロがボールを手にPKへ向う。
鹿島のコトは全く知らないが、たぶん彼が蹴るコトがチーム内で決まっているんだろう。
するとキャプテンマークをつけた小笠原がペナルティスポットへやってきた。
なにやらアレックス・ミレイロとベンチを指さしながら話をしている。
客席からは「誰が蹴ったっていいじゃねーか」なる野次が飛ぶ。私もそう思った。
優勝がかかった試合とは云え、HT中に行われた他会場途中経過アナウンスを見る限り、
少なくとも鹿島の優勝は無いと感じていたし、柏にとっては死ぬほど痛い
「平山の退場=PK」でも、鹿島にはさほど意味のあるコトには思えなかった。
であればなおさら、ここはリズムよく決めて気持ちよく最終戦を終わらせたほうがイイ。
ベンチではトニーニョ・セレーゾ監督が大声をあげ、通訳がグルグルと腕を回す。
そこへ場内アナウンス「フェルナンドOUT→本田IN」
スタジアムは歓喜の渦。鹿島サポではない私でさえ鳥肌が立つ。
「なるほど、本田は今季で引退なのね」私は勝手にそう思った(ホントのコトは知らない)
ピッチに入った本田はそのままペナルティスポットへ向かう。
小笠原が腕に巻かれたキャプテンマークを外し、本田の腕に巻く。
何事も無きが如く助走を始め、当たり前のようにゴール左隅へゴールを決めた。
スタジアムは再び歓喜の渦。紙吹雪が舞い、ゴール裏からは本田コール。
表情ひとつ変えない本田にチームメイトが抱きつく。スタジアムの興奮はしばらく続いた。

結局この試合は4−0で鹿島が勝利したが、残念ながら優勝を逃した。
明らかにモチベーションの低い相手とは云え、今日の鹿島は素晴らしかった。
ピッチを広く使い、球離れとパススピードが速く「また見たい」と思わせるチームだった。
が、そんなコトより、私は日本にこう云った演出(いささか出来スギな感はあるが)が
できるチームがあるコトに驚き、今日この場にいれられたコトがとても嬉しかった。
試合後トニーニョ・セレーゾ監督が「本田に感謝の気持ちを伝えたかった」とコメントしていた。
きっと監督だけではなく、サポーターもその気持ちを彼に伝えるコトが出来たのではないだろうか。

ビューティフルなプレーも素晴らしい。終了間際のゴールも興奮するだろう。
だが、それ以上に今日のような感動を体感(文字通り「体で感じる」)できるコトが、
ライブ観戦の醍醐味であり、エンターテイメントスポーツの喜びなんだと思う。

ゲーム終了後、ベンチ裏に下がったトニーニョ・セレーゾ監督が再び現れ、
ゴール裏へ向かい、サポーターから花束を貰い、胴上げをされ、何度も何度もコールを受けていた。
最後の最後まで感動させられて、久しぶりの鹿島スタジアムを後にした。