現代文化の快楽

60年代に東大の文系・理系の大学院生がコラボして、他大学にも声を掛けて、横断的に作っていた現代文化研究会へのオマージュ

愚管笑(八) 鯨踊り

2015年05月27日 | 随想録

太地の少年の鯨踊り ‥手に持っているのはイルカ撲殺の棍棒を表すのだろうか

 

諷漫亭で、イルカ追い込み漁の最近の話題を取り上げて居りますが、大きな写真はそのまま出ないので、こちらに掲載します。下は、大人の鯨祭り本番の踊り。

 しかし、愚は大きな疑念を禁じ得ないので御座います。こんなに洗練された祭りと、現実の漁民や水族館長や町長の発言から覗える住民の生活や精神の在りようとの間には、余りにも不自然なギャップが有る。

祭りの素朴で、野卑なと言って悪ければ野趣のある原型は有ったにしても、やはり、然るべきプロの芸能パフォーマンス指導団体が、政府の委嘱(中間の経路は知らぬ。)に基づいて、「伝統文化」の国際的「演出」のために、工夫して仕上げた祭りであり踊りなので御座いませう。