現代文化の快楽

60年代に東大の文系・理系の大学院生がコラボして、他大学にも声を掛けて、横断的に作っていた現代文化研究会へのオマージュ

愚管笑(二)  女の賢しら   ‥某国首相

2015年03月13日 | 随想録

  

皆様ご投稿感謝申し上げます。

ニュースによると、女首相閣下の来日で(2007年とで2度目か?何とも長期政権でございます。安倍さんが目指している。)、日独関係が急に良くなったとか。(そう報道している日本のジャーナリズムはちと甘いのではございませぬかな。)

経済アニマルのドイツは、露骨な親中路線で、過去何十年も日本など全然眼中に無かったとか。

ところが、EUの盟主気取りで居たものが、ウクライナ危機で事態が急変して大いに行き詰まり、日本の「厭中憧露」(愚の造語でございます。)の姿勢を改めさせるために、急遽テコ入れに来たのだそうでございます。

このオナゴさんのアジアでの演説のキーワードは「国際法の順守」と「歴史認識」。言うまでも無く、前者は中国への牽制と言うよりは、日本やアジア諸国へのリップサービス。後者は媚中そのもの(ドーデモイーがこの際ドーモ韓国は余り重視されて居ませぬ)。

前者に含まれて居るつもりだろうけれども、主目的は、日本に余りロシアと親しくするなと釘を刺すことだったそうだ。

こういうのを「虫がイイ」とか、「オポチュニスト」とかと言いまする。

(蛇足) しかし、日本人は一方的に、ドイツやフランスやロシアに憧れて来た。最も知的に洗練されているフランスだけは芸術性を核に日本を尊重してくれたかもしれませぬ。日本の国や文化や国民性に親近感や評価が得られる道は無いものでございませうか?

蛇足の蛇足 安倍総理大臣閣下の遣り口では、全く見込みが無さげなことだけは、はっきりして居りまする。

其のマタ蛇足 富国強兵、軍国主義で列国からの友誼、尊敬を得ようとするならば、国民に再び塗炭の苦しみを甞めさせても、今の数倍は軍事費を掛けなければ無理でございます。

更なる蛇足 無論安倍氏は、その方向であらゆる面から制度に手を付けて動き続けて居るのだが、GDP限度と、国民―羊よりも温和しいことは世界一―の受忍限度の認識が欠けている。