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佐藤優のノンフィクション100選:和書その3
※コメントは選者ご本人によるものです

オバマの危険―新政権の隠された本性
成澤宗男
金曜日/2009年
イスラエルとオバマの関係を切り口にしたことにより、アメリカ帝国主義の現実がよくわかる

オホーツク諜報船 (現代教養文庫―ベスト・ノンフィクション)
西木正明
現代教養文庫/1992年
ソ連のスパイをしても、決してよい人生を送れるわけではないことが行間からよく伝わっている

プロメテウスの墓場―ロシア軍と核のゆくえ (小学館文庫)
西村陽一
小学館文庫/1998年
ソ連崩壊前後のロシアの核管理がどれだけ不安であるかがわかった

警視庁捜査二課
萩生田勝
講談社/2008年
外務省職員による内閣官房報償費(機密費)詐取事件について初めて明らかにされた重要事項が興味深かった

昭和天皇 (岩波新書)
原武史
岩波新書/2008年
昭和天皇の天照大神信仰がどのようなものであるかをわかりやすく説明している

大正天皇 (朝日選書)
原武史
朝日選書/2000年
大正天皇に立憲君主国における理想的皇帝の姿を見ている

滝山コミューン一九七四
原武史
講談社/2007年
原氏の少年時代の回想録。教師に押しつけられた平等や競争のグロテスクさが見事に表現されている

ロシア正教の千年―聖と俗のはざまで (NHKブックス)
廣岡正久
NHKブックス/1993年
ロシア正教の政治的機能がよくわかる

強権と不安の超大国・ロシア 旧ソ連諸国から見た「光と影」 (光文社新書)
廣瀬陽子
光文社新書/2008年
コーカサス地域の不安定な社会情勢がよくわかる

エンゲルス論 (ちくま学芸文庫)
廣松渉
ちくま学芸文庫/1994年
初期エンゲルスの評伝として傑出している。マルクス主義がエンゲルス主導で形成されたことがよくわかる

セブン‐イレブンの正体
古川琢也、週刊金曜日取材班
金曜日/2008年
コンビニの店長がフランチャイズ制度のもとでいかに搾取、収奪されているかがよくわかる

私の沖縄戦記―前田高地・六十年目の証言
外間守善
角川学芸出版/2006年
沖縄戦で取り残された部隊の悲喜劇を淡々と記述していることが独特な感動を生み出している

徹底抗戦
堀江貴文
集英社/2009年
ライブドア事件に関して堀江貴文氏が違法性認識をまったくもっていないことがよくわかる

松崎明秘録
松崎明/聞き手・宮崎学
同時代社/2008年
動労、JR総連という戦闘的労働運動の内在的論理が見事に示されている

モスクワにかける虹―日ソ国交回復秘録 (1966年)
松本俊一
朝日新聞社/1966年
1956年日ソ共同宣言を締結した外交官による優れた当事者手記

ヒトラーの特攻隊――歴史に埋もれたドイツの「カミカゼ」たち
三浦耕喜
作品社/2009年
ナチス・ドイツにも死を前提とした「体当たり攻撃」を行う特別部隊が存在したことを丹念に発掘している

近代の奈落 (幻冬舎アウトロー文庫)
宮崎学
幻冬舎アウトロー文庫/2005年
解放思想とアナーキズムの関連を興味深く描いている

突破者〈上〉―戦後史の陰を駆け抜けた50年 (新潮文庫)
突破者〈下〉―戦後史の陰を駆け抜けた50年 (新潮文庫)
宮崎学
新潮文庫/2008年
日本共産党の「もう一つの顔」、すなわち武装部隊の論理が興味深い

歪んだ正義―特捜検察の語られざる真相 (角川文庫)
宮本雅史
角川文庫/2007年
国策捜査の内在的論理を解明した名著

■『服従と抵抗への道 ボンヘッファーの生涯』(新版)
森平太
新教出版社/2004年
ヒトラー暗殺陰謀に関与し、処刑された天才神学者の生涯をわかりやすく描いている

死刑弁護人 生きるという権利 (講談社+α文庫 (G175-1))
安田好弘
講談社+α文庫/2008年
罪を犯す者を社会がどう受けとめるかを安田氏が真剣に考えていることがよくわかる

マリコ (新潮文庫)
柳田邦男
新潮文庫/1983年
日米開戦をめぐる物語をつくった古典的名著

社会主義運動半生記 (1976年) (岩波新書)
山辺健太郎
岩波新書/1976年
マルクス主義から外れた高畠素之などについての寸評が面白い

ブラック・プロパガンダ―謀略のラジオ
山本武利
岩波書店/2002年
プロパガンダの技法について解明した名著。米国の謀略手法の稚拙さが目につく

戦艦大和ノ最期 (講談社文芸文庫)
吉田満
講談社文芸文庫/1994年
大和の運命と自己史を見事に重ねている

戦艦武蔵 (1968年) (新潮小説文庫)
吉村昭
新潮文庫/1971年
武蔵が造られる過程に焦点をあて、合理性と狂気が並存できることを見事に描いた

マルクスと批判者群像 (平凡社ライブラリー)
良知力
平凡社ライブラリー/2009年
マルクス主義はヘーゲル左派とちょっとした違いしかもたないが、そのちょっとした違いが本質的に重要なことがわかる

「アメとムチ」の構図―普天間移設の内幕
渡辺豪
沖縄タイムス社/2008年
身勝手な防衛官僚の論理が浮き彫りになっている

美学の破壊―ピーサレフとニヒリズム (1980年) (白夜叢書〈3〉)
渡辺雅司
白夜叢書/1980年
ピーサレフの評伝を通じ、徹底したエゴイズムが逆説的に社会性をもつことを見事に描き出す


「翻訳書その1」に続く


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