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佐藤優 ノンフィクション100選:和書その2
※コメントは選者ご本人によるものです

マルクス・エンゲルス選集〈第13巻〉マルクス伝 (1962年)
向坂逸郎
新潮社/1962年
日本人が書いたマルクス伝ではいちばん魂が入っている

抵抗人名録―私が選んだ77人
佐高信
金曜日/2008年
城山三郎に対する評価が抜群に面白い。毒舌家の佐高氏が、心優しき人であることが伝わってくる

東電OL殺人事件 (新潮文庫)
佐野眞一
新潮文庫/2003年
ドストエフスキーの小説の世界で生きている人々が現実に存在することがよくわかった

阿片王―満州の夜と霧 (新潮文庫)
佐野眞一
新潮文庫/2008年
里見甫がアヘン依存症であったことを示唆するラストが実に見事で、背筋が凍る思いがした

テロルの決算 (文春文庫)(新装版)
沢木耕太郎
文春文庫/2008年
当初の山口二矢への著者の思いが徐々に浅沼稲次郎に移っていくところが面白い

密約 外務省機密漏洩事件 (岩波現代文庫)
澤地久枝
岩波現代文庫/2006年
国家の嘘を男女の肉体関係に矮小化していく国家の狡猾さに戦慄した。初版は74年中央公論社刊

ドキュメント死刑囚 (ちくま新書 736)
篠田博之
ちくま新書/2008年
死刑制度の不毛さがよくわかる

秘話 陸軍登戸研究所の青春 (講談社文庫)
新多昭二
講談社文庫/2004年
インテリジェンスの観点からも、戦前・戦中の天才教育の観点からも興味深い回想録

ソ連は社会主義国か―モスクワ留学生の語るソ連現代修正主義の実際 (1969年)
新谷明生ほか
大安/1969年
毛沢東派共産主義者の立場からであるが、旧ソ連体制の宿痾を的確に指摘している

闇権力の執行人 (講談社プラスアルファ文庫) 鈴木宗男
講談社+α文庫/2007年
外務省がどういう組織かよくわかる

霞が関埋蔵金男が明かす「お国の経済」 (文春新書)
高橋洋一
文春新書/2008年
数学が得意だと、他の人に見えないものがよく見えることを示した痛快書

大学という病―東大紛擾と教授群像 (中公文庫)
竹内洋
中公文庫/2007年
知識人の内部抗争が、時代をいかに病んだ方向に導いたかがよくわかる

中核VS革マル (上) (講談社文庫)
中核VS革マル (下) (講談社文庫)
立花隆
講談社文庫/1983年
文字通り、命がけで書いた名著。中核、革マル双方の内在的論理を見事に表現している

ぼくはこんな本を読んできた―立花式読書論、読書術、書斎論 (文春文庫)
立花隆
文春文庫/1999年
読書案内に名を借りた思想的自叙伝

天皇と東大 大日本帝国の生と死 上
天皇と東大 大日本帝国の生と死 下
立花隆
/文藝春秋/2005年
東大論として秀逸

三池闘争 (1974年) (労大新書〈45〉)
塚元敦義
労大新書/1974年
総資本対総労働という三池闘争の模様を戦闘的労働組合の視点から描いている

丁家の人びと
丁如霞
バジリコ/2007年
蒋介石とつながるエリート一家の共産主義体制下での苦悩を感動的に描いている

北方領土交渉秘録―失われた五度の機会
東郷和彦
新潮社/2007年
外交秘密を一部暴露し、北方領土交渉の経緯を交渉当事者が明らかにした画期的書

詐欺の心理学―どうだます?なぜだまされる? (ブルーバックス)
取違孝昭
講談社ブルーバックス/1996年
見事な詐欺は相手から感謝されることすらあることがよくわかった。外交への適用を考えるべき

西ドイツの社会民主主義 (1979年) (岩波新書)
仲井斌
岩波新書/1979年
旧西ドイツの社会民主党にもマルクス主義の影響が隠れて入っていることを気づかせてくれる名著


「和書その3」に続く


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