佐野眞一のノンフィクション100選：事件/戦争・戦記

佐野眞一のノンフィクション100選：事件/戦争・戦記
※コメントは選者ご本人によるものです

事件
■犯罪風土記
朝倉喬司
秀英書房／1982年
朝倉喬司の犯罪ワールドを堪能するには、これがベストワン

■心にナイフをしのばせて
奥野修司
文藝春秋／2006年
同級生を殺害した加害者は弁護士になっていた。この衝撃

■犯罪専科 (河出文庫)
小沢信男
河出文庫／1985年
犯罪が優れて人間的行為だということを教えてくれる。文章も洒脱

■津山三十人殺し―日本犯罪史上空前の惨劇 (新潮文庫)
筑波昭
新潮文庫／2005年
昭和13年に起きた日本犯罪史に残る大量殺人事件を活写

■血と抗争 山口組三代目 (講談社プラスアルファ文庫)
溝口敦
講談社＋α文庫／1998年
山口組の内幕をここまで描いた勇気は余人の追随を許さない

■冷血 (新潮文庫)
トルーマン・カポーティ／佐々田雅子訳
新潮文庫／2006年
ニュージャーナリズムという言葉を定着させた犯罪ノンフィクションの傑作

戦争・戦記
■レイテ戦記 (上巻) (中公文庫)
■レイテ戦記 (中巻) (中公文庫)
■レイテ戦記 下　 中公文庫 A 33-4
大岡昇平
中公文庫／1974年
戦争の悲惨さをここまでえぐり出した作品は例を見ない

■沖縄戦記 鉄の暴風
沖縄タイムス社編
沖縄タイムス社／1993年
沖縄戦を克明に記録した古典的名著。初版は1950年（朝日新聞社刊）

■ノモンハンの夏 (文春文庫)
半藤一利
文春文庫／2001年
愚かな参謀のため多数の兵士が犬死にしたノモンハン戦を告発

■『戦艦武蔵』
吉村昭
新潮文庫／1971年
不沈の巨艦の建造から壮絶な最期までを追った吉村昭文学の最高峰

■パリは燃えているか?(上) (ハヤカワ・ノンフィクション・マスターピース)
■パリは燃えているか?(下) (ハヤカワ・ノンフィクション・マスターピース)
ラリー・コリンズ、ドミニク・ラピエール／志摩隆訳
早川書房／2005年
独軍に対する抵抗運動を通してパリ解放までの数週間を追う


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