三日坊主脱出!

シモネタあり、おやじギャクあり、自虐あり、たまに真面目な話あり

恐るべし働くお母さん

2005年11月29日 08時51分56秒 | 人生(大げさかな)
PTAなんぞの選考会に出席するはめになってしまいました・・・。
恐るべし働くお母さん。

仕事が忙しくて時間が取れません!!!
時間が取れる人にやってもらってください!!!

まぁ、確かにそうだ。
時間が取れないのにやれるわけがない。

でも、待って。
時間が取れる人って誰のこと??
えええ!!専業主婦ってこと??
えええ!!みんな小さい子がいるのね。
えええ!!ちょっと待ってよ。
えええ!!えええ!!えええ!!!

私ですか?

そりゃ、一人っ子ですし、専業主婦ですし、時間はありますが。
脳みその方に問題が・・・。

みんな同じよって、あんた、私の脳みそ見たのかい??
などと言う勇気もなく、引き受けて帰ってきたのでした。

でもなぁ、
働くお母さんの家に働く事情があると同じように、
専業主婦の家にも事情があるんだけどなぁ。
確かに、今は時間があるからいいんですけどね。

大暴食

2005年11月28日 01時07分19秒 | 人生(大げさかな)
昨晩、妹にメールしてみました。
優しい妹の気持ちがにじみ出てるメールが返ってきました。
二番目の妹は年子ということもあり、
あまりかわいいと思ったことはありませんでした。
気付いたら、いつも私の後をついてきたという感じですかね。
三番目の妹は年が離れてたせいか、かわいかったぁ。
この子はどんな子になるのかなぁ?って、
親みたいに思ってました。
定期的にメールを送ってやりとりすることにします。

姉モード、母モードのときは割としっかりしてるのですが、
自分モードになると途端にだらけます。
赤飯、大学芋、ポテチ、食パン3枚!!
夕飯後に全部たいらげました。
ダメだ、やめろってば、でも・・・、
戦いながら食べた食べ物の味は美味しく感じませんでした。
でも、なんとなく落ち着いた自分がいます。
だから、食べ物で落ち着かせたらいけないんだってば!!>自分

また一からスタートですね。
懲りないダメな人だねぇ。>自分

自分で自分を育てなおす?

2005年11月27日 00時57分46秒 | 人生(大げさかな)
アダルトチルドレンのサイトなどを見ると、
子供の頃の悲しい気持ちを持ったままの自分を癒すことができるのは、
自分だけだから、子供の頃の自分を自分で育てなおす必要がある、
そんなことが書いてあります。

自分を自分で育てなおす?
カウンセラーさんに、子供の頃の悲しい気持ちとやらを、
呼び起こしてもらったことがあったので、
自分が何で悲しかったのか、寂しかったのかは、
大体理解していましたが、
それを育てなおすというのは、全然意味がわかりませんでした。

たまごっちのように、自分で自分自身を褒めたり、遊んであげたりとか、
そんなことらしいですが・・・。
途中であほらしくなってやめちゃいました。

私の場合は、親代わりに育てなおしてもらったことにより、
ようやく自我が芽生えたんだと思います。
なので、自分で自分自身を育てなおすということは、
いまだに意味がわかりません。

親でもないのに、親代わりしてくれる人なんていませんよね。
しかも、子供ならまだしも、精神年齢だけが子供の大人相手なんて。
やっぱり家族しかないですよねぇ。

私にしか出来ないこともあるはず。
恐れるな!

まずは、定期的にメールでも書いてみようかと思います。
もう一人子供ができたと思ってやってみよう。

精神的な問題の難しさ

2005年11月27日 00時38分02秒 | 人生(大げさかな)
宇宙から電波を受けました・・・とでも口走れば、
周りの人もさすがに、こりゃちょっと・・・と思うのでしょうけど、
鬱とか、人格の問題とかは、なかなか理解はされないですね。
他人が理解する必要もないから当然なんでしょうけどね。

単なる甘えん坊、怠け者、自立しない大人・・・。

そりゃ確かに事実です。
今の自分になってみて、昔の自分は恥ずかしさで一杯です。
よくもあんな言い訳をしゃーしゃーと当然のように思っていたなぁと。

でも、自立した人がなぜ自分が自立できたか
理由がわからないのと同じように、
自立できない人も、なぜ自分が自立できないのか
理由がわからないんだと思うんです。

せめて、家族くらいは、そういう目で見てあげたいと思います。
家族が、世間の目から守ってあげたいと思います。

妹は必死にもがき続け、頑張り続けています。
たぶん、私と同じ空回りなんでしょうけど。
でも、妹はそんなこと気付いていません。
昔の私と同じように。
でも、必死に前に進もうとしています。
専門家でないので、妹自身の問題には手をつけませんが、
せめて、家族が妹の気持ちを理解してあげなければ。

家族機能不全という名のとおり、
家族に問題があったんだから。

誰も悪くない、誰も責める必要はない。
だけど、みんなが変わらないと始まらない。
家族だからこそできること。

私に妹を支えることができるだろうか?
私を信頼してくれるようになるだろうか?
ある程度まで信頼してくれるようになれば、
きっと、自立できるはず。
私と同じように。
みんなが普通の通ってきたように。

そう決意をしながらも、
妹の激しい口調や怒りを思い出し、躊躇してる自分もいる。

依存傾向がある人が、依存できる人を見つけると、
それはもう激しい依存をしてくる。
それは自分でもよくわかる。
それに堪えられるか、自分がまだ不安定なのに。

そう言いながら、また逃げてるだけなのかも。
でも、信頼させておいて裏切ってしまうようなことは絶対にできないし。

あー、うじうじしてるなぁ。私。

ビクビクちゃん

2005年11月26日 02時42分43秒 | 人生(大げさかな)
また他人がちょっと怖くなり始めています。
きっと、私はもともと心配症な性質なんでしょうね。

あー、こんなことやっちゃってまずかったかなぁとか、
あー、気を悪くしてるだろうなぁとか後悔しては、
ビクビクしてます(笑

でも、このビクビクは仕方がないことだと自分に言い聞かせています。
今までビクビクを理由に逃げたり、避けてたつけがきたんだと思っています。
私のことをよく思っていない人がいて当たり前なんだと思っています。

そう見られても当然だった部分もあるし。
ビクビクを理由に逃げずに、きちんと自分の仕事をこなすことしか、
私には出来ることはないと思います。

実績を作れば、きっとビクビクもなくなってくることでしょう。
言い訳も逃げも自覚できた今こそは、恐れずに、
実践あるのみで進みたいと思います。

考えないようにしたいんだけど、そうもいかない

2005年11月26日 02時12分05秒 | 人生(大げさかな)
自分が普通側の人間になったのかわからない。
だけど、だいぶ近付いたんだと思う。

こうなってみると、かつての私がいかに言い訳と逃げの人生だったか、
よく見える。
そして、かつての自分と似た人が苦しんでる様子も理解できる。
あるサイトを運営してる人なんだけど、
はっきり言って言い訳、逃げ、他人任せの三拍子そろった人だと思う。
案の定、サイトに設置されたBBSには批判、中傷が目立つ。
キツイ意見は荒らしと見なしてるので、また人々の怒りを買う。

この人も同じなのかもしれないなぁ・・・そんなことを思った。

いや、そんな誰だかわからない他人のことを気遣う余裕なんてない。
自分もまだ不安定な時もある。
実は、ネットで調べてみたら人格障害の境界例に自分は酷似してることに気付いた。
おいっ・・・こりゃまずすぎるよ・・・。
自分だけならまだしも、子供まで遺伝させた?
それとも、子供をそうふうに育てた?
子供はどうなるの?
将来、子供がおかしくなったら、もう責任とって心中するしかないなぁ。
そんなことを考えてパニックになってましたが、
いや、余計なことを調べるからいけないんだ。
誰かがコメントで言ってくれてた。
問題を自分から作らない!これだ!!

しかし、妹のことを考えると、調べないわけにもいかない。
妹自身に対して働きかけるつもりはない。
誰かも言ってたけど、人格に影響あるようなことをするときは、
とても素人では無理だと思う。
自ら進んでやるのなら、まだしも。

なら、私に何ができる?
私にできることは、両親に妹の気持ちを理解してもらうことだけだと思う。
父はまだしも、母に至ってはもう完全に逃げている。
妹のカウンセラーにも、妹はアダルトチルドレンだととうの昔に
指摘されていたことを、母はずっと隠していた。
それ以来、もっと出来ること探そうと言っても、
私だってやってる!!←実際は本を1冊読んだ程度
私の生き甲斐を犠牲にすることはできない!

まぁ、母の気持ちは、子を持って見ればわからないわけでもないです。
自分のせいかもしれない・・・そんなのは堪えられないでしょう。
でも、堪えられないからといって逃げちゃいけないと思うんですけどねぇ。

遠い昔、あれこれあれこれと過干渉をしてきた挙句に、
自分の手に負えないと思ったら、今度は自分の生き甲斐を主張する母。

こんなことなら、最初から過干渉などせずに、
自分の生き甲斐を優先してくれればよかったのに・・・。

marufukuさんと同じ状況かどうかはわかりませんが、
本当に自分が変わる(私の場合は初めて自分が確立したんだと思う)と、
昔は、あんなに出来なかったり、苦労してたことが、
なんでだったの?ってくらいに簡単に苦もなくできるようになり、
多少の不安定はまだ残っていますが、
誰か誰か・・と、誰かに依存しきっていた時代よりは、
はるかに楽なことばかりです。

15年以上苦しんできた妹・・・なんとかしてあげなくちゃ。




プラスの面とマイナスの面

2005年11月23日 22時34分41秒 | 人生(大げさかな)
自分が変わってから、色んなプラスの面もありますが、
マイナス面もあります。

プラスの面は、
いろんな角度からいろんなことを見るようにできるようになった点ですかね。
面白いように、昔は思いつきもしなかったような思考が思いつきます。
他人の思考を想像すれば、他人の言動に振り回される必要もないですし。
今も、昔の私だったらビビリまくりだったような口調の強い人と、
つきあいがあるのですが、今は、全然怖くないです。
まー、びっくりはしますけど、こういう人なんだから、
自分の主張はしておいて、後は適当に流しておこうみたいな。
顔色を見ながらビクビクはなくなりました。

しかし、マイナス面もあります。
昔の私はいかに他人と同一化できるかだけを考えていました。
というか、他人と同一化することが幸せだと思っていたようです。
そんなこと有り得ないんだ・・・と思ったことが、
自分が変わり始めた始まりでした。
自分と他人との距離を適度に保てるようになったんだと思うのですが、
今まで自分と近いと思ってた人が、急に遠くなってしまったように
思えて、時々、孤独感に襲われます。
子供にすらそう思うときがあります。

毎日が、悪く言うと場当たり的なものに感じます。
自分の仕事と認識したものに関しては、
苦もなく日々淡々とこなしています。
しかし、育児も子供を愛しているからというより、
育児が仕事だから・・・そんな気がしてしまうときがあります。

人の何に魅力を感じていいのか、よくわかりません。
人が怖くなくなったけど、同時に、人を好きではなくなった気もします。

まだ、新しい自分の思考になって慣れてないし、
これから色々経験を積んで行くんでしょうかね。

時々、本当は今私は精神病院に入院してるのではないか?とか思ったりします。
とうとうおかしくなって、そのまま入院して、
正気ではなくなって、夢を見てるんじゃないだろうか?
現実を生きてる気があまりしません。
あまりにもうまく行き過ぎて、あまりにも昔の自分と違いすぎて。

以前、100万円と時間があったら?という話をしたと思いますが、
今は、たぶん家族との旅行もしますが、
自分のことに使いたいことが一杯あります。
それを喜ぶべきか、悲しむべきか、今ひとつわかりませんが。

悟りを開いた人っていうのは、こんな感じなのでしょうか?
自分の変化に自分が一番ついていけてません・・・。

すべては自己確立にあり?

2005年11月22日 02時22分33秒 | 人生(大げさかな)
まるで別人になった感じです。
好きな色とか洋服の好みとか、化粧をしたくなる気持ちとか、
何もかもが変わってしまってる気がします。

家事が億劫ではない。←これが当たり前なんだろうけど
あんなに嫌で嫌で仕方がなかったのが。
だから、頑張ろうと自分を奮い起こしても、
すぐにしんどくなって、三日坊主、数日坊主・・・。
どうして自分には、こう忍耐力がないんだろう??
なぜ自制心が弱いんだろう?ずっと思っていました。

ところが、自己確立?もどきが出来てからは、
自分がやるしかないんだもんなぁと思うようになり、
(実際は、あまりそんな葛藤すらないです)
今、洗濯しておいたほうがいいなとか、
今、ちょっと食べ物を我慢してた方がいいなとか、
まったく普通にできてるのです。

ダイエットも悩んで苦しいときは、
つい食べ物に手を伸ばしたくなりました。
しかし、昔のようにバカ食いをしようとすることを止める自制心が
出てきたようです。
さっき、イライラして甘いもの食べちゃったから、
ちょっと我慢しよう・・・とか。

まぁ、一月に1キロ減るか減らないかですが、
少なくとも増えていません。←昔の私からは考えられないこと。

人も怖くなくなりました。
なんで、あんなに怖かったんでしょうか?
いつも本当にビクビク・・・。

というか、あまりにも変わりすぎて、
私って本当に私?なんてバカな不安まで(笑

すべては自己確立に起因するんでしょうか?
なら、なぜ今までの私が存在することになったのでしょうか?
考え始めると止まりませんね。
動物と人間の支配関係に関する違いは?
なんてことを、1時間近く真剣に考えていたり(爆
今は、毎日の生活の方が忙しくて余計な難しいことを考える時間に
当てられないという感覚もわかります。
なぜ、あそこまで時間を無駄にできたのか??不思議。

そう。本嫌いの私が、とうとう本を読むようになるかもしれません(笑
だって、人間の本質とは・・とか、そういうことを考えるようになると、
どうしても本は必要になってきてしまいます。
本は必要だから読むものなんですね。
なんで必要としなかったんだろか?
昔の私は何だったの??(笑

子供がねぇ、本当に色々話してくれるようになりました。
今までは何も話してくれない=話せなかったんですね。
色々と息子なりのサインを出していたのに、
気付いてあげられなかった・・・。
きっと、まだダメ母なんだろうけど、自分にできることやっていきたい。

しかし、少々オーバーワーク気味な感じも自覚しています。
脱皮した蝶が、羽があることのあまりの嬉しさに、
一日中飛び回ってへとへとという感覚が近いかと・・・。
私を蝶に例えるのが妥当かどうかはおいておいて(笑

PS.まも~へ
 アイシャドーのやり方が書いてあるよと教えてくれたところのを
 買って、最近は毎日やっています。
 助かりました。ありがとね。

息子の思考

2005年11月21日 09時58分41秒 | 人生(大げさかな)
息子は、子供の割にみんなのことを思いやって、
自分から喧嘩を吹っかけたり、
あれが欲しい、これが気に入らないと言って、
誰かに攻撃するようなことはありません。
むしろ、大人びた面があります。
強く自己主張する子がいると、
自分を抑えてまでも、相手に譲る優しい面もあります。
なので、お友達と一緒にいるといいように使われてばかりいます。
心優しい息子が、かわいそうで仕方がありません。
息子の優しい気持ちを理解できない、他の子に頭にきます。

実は、これが以前、私が思っていたことです。
実際、子供は自分が原因となって怒られるようなことはありませんし、
先生達にも、聞き分けがいいので助かるみたいなことは、
よく言われていました。

しかし、息子の中では、全然違う解釈があるんだと思います。
もちろん全部が全部ではありませんが。

息子の思考を想像してみます。

よくわかんないけど、パパとママに凄く怒られるときがあるんだよね。
すごく怖いんだよ。
だから、とにかく誰かに大声出されたり、怖い顔されるのは嫌なんだよ。
怖いんだよ。不安なんだよね。
だから、先生もお友達もママもパパも、
怒らせないようにしようと思ってるんだ。
だってね、ママとパパから嫌われちゃったら、
僕生きていけいないもん。
先生から嫌われちゃったら学校に行けないもん。
僕はね、パパ好きって毎日言うんだよ。
そうするとパパはすごく喜ぶ。
だから、パパは僕を見捨てないでくれるかなと安心するんだ。
でも、さきまで喜んでいたのに、凄く怖くなるときがあるんだ。
ご飯よりお菓子が食べたいなって言っただけなんだよ。
お菓子って美味しいのにね。なんでいけないんだろ。
パパはやっぱり僕が嫌いなのかな。
僕をやっぱり見捨てるのかな。心配だな。
明日もパパ大好きって言わなくちゃ。
ママも怖い顔するときあるよ。
ママのパソコン面白そうだったから触ってみただけだったのに。
あっち行ってなさいって怒られちゃった。
僕は、きっとよその家にやられちゃうって思ったよ。
でも、今は、ママ機嫌なおったみたい。よかった。
ママは僕が何かすると、いつもあっち言ってなさい。
うるさい。悪いこと言わないのって言うんだよ。
僕は僕がしたいことをしただけなのに。

お友達は、みんな勝手なことばかり言うよ。
僕にどうしろって言うんだよ。
なんとかしないと、先生に怒られちゃうよ。
みんな自分のことばかり言わないでよ。
みんな喧嘩しないでよ。
もういいよ。ぶらんこなんて僕が一番後ろでいいから。
だから喧嘩しないでよ。

このお友達は僕にブランコするなって言ってるよ。
うわっ痛い。急に僕のこと蹴ってきたよ。
喧嘩になったら僕怒られちゃうよ。
どうすればいいの?
誰か助けて。

たぶん、こんな感じなんだと思います。

誰か助けて・・・そんな悲鳴に気付いてあげないままだったんだと思います。
子供が親を先生を誰をも信用しなくても当たり前だと思います。
そんな中でも、誰かに助けを求めるしかなかったんだと思います。

そう、昔の私のように。

これまでの私の思考

2005年11月21日 09時20分03秒 | 人生(大げさかな)
例えば、友達4人と歩いていたら、
道端に今にも死にそうな子犬が捨てられていました。

友達A:「保健所に連れて行こう」
友達B:「誰か飼ってくれないかな」
友達C:見てるだけで何も言わない

私の取る行動は一つだと思います。

「みんな酷すぎるよ!!それでも人間?!
 私がなんとかするからもういいっ!!」

そして、子犬を病院に連れて行くと思います。

ここで凄く私の言動に違和感、不快感を感じる人がいて当然だと思います。
しかし、当時の私には、そんなことは思いもしません。

友達Aは保健所に連れて行って殺そうとしている。
(実際は保健所ならなんとか助けてくれると思っていたのかもなんてことは、
まったく考えに至らない)
友達B、Cは自分で何もする気もしない人。
(実際は何か手を貸したいけど、何をしたらいいのかわかっていないかも、
そんなことはまったく考えるに至らない)

考えないのではなくて、考えに至らないのです。
言われてみれば、あ、そうか・・・となりますが。

今の私は、他人が感じる違和感、不快感を多少自覚したんだと思います。

私がまず必要だったのは、

「助けてあげたい。何とかしてあげられないかな?
 いい案が無いのなら、私が獣医に連れて行こうと思ってるんだ。」

と、自分の気持を伝えることだったんだと思います。

それなら、もしかしたら、

友達A:保健所よりいい方法かもね。手伝うよ。
友達B:家で飼えないけど、お金ならカンパできるよ。
友達C:実は、飼ってくれそうな人の心当たりがあるんだ。

そういう結果になったかもしれません。

私の取った行動は、他人の意見をろくに聞かず、他人の気持ちを無視して、
自分の価値観を押し付け、自分の価値観で他人を罵倒し、
そして、自分勝手に子犬を連れて行ったわけです。

ところが、当の私は、
みんな酷い人達の中、私だけが子犬を助けてあげたと英雄気取りです。
後日、友達に少し手伝ってくれない?と言ってもいい顔されなくて当たり前です。
しかし、英雄を助けてくれないなんて理解できません。
そして、友達との溝も深まります。

何が足りなかったのか?
価値観が狭い・・・その通りです。
人の意見を聞こうとしない・・・その通りです。
自分勝手・・・その通りです。

しかし、当時の私にはいくら考えても、こんなことは理解できません。
なぜなら、自分の言動は、当然のことだと思っていたからです。
他の価値観が想像もできなかったのです。
なので、自分の価値観がその場では当然だと思っていたのです。

なぜ、当然と思っているのか?

それは、一つには本当のコミュニケーションを知らないということが
あると思います。
自分の意見を言い、他人の意見を聞く、そんな簡単なコミュニケーションが
わからないのです。知らないのです。
なので、話し合いもせず、常に問題は、一人で解決しなくてはならなくなります。
なので、自分の価値観のみで行動してしまうのです。

人間がコミュニケーションを身に着けるのはいつでしょう?
コミュニケーションの手法は生まれたときから、
身に着けているわけではありません。
母親から見て学ぶのです。
つまり、母親が自分にしたこと=コミュニケーションだと思うわけです。

私は、小さい頃、厳しい母に躾けられました。
母はいい子に育てたかったのです。
しかし、結果的に私が母から学んだことは、
自分の意見を言うと怒られること、
コミュニケーションとは母が自分にやってるように、
相手の意見を聞きもせずに、相手に自分の意見を押し付けることだと学びます。

具体的に言うと、
砂場で遊んでた子供が、友達のおもちゃを取り上げます。
母は私の腕をつかみ、怖い声で言います。
「ダメでしょ!!おもちゃを取るのは・・・」
子供の私にはルールなんて知るわけもありません。
母が教える内容なんて気にする余裕がありません。
ママが怒ってる。よくわからないけどママが怖い。ママは私を見捨ててしまう。
ママに見捨てられたら困る。
そこで身に着けたことは、自分の意思を表現するとママが怒るそれだけです。

なんとなくわかってもらえたでしょうか?
「何やってるの!!」
「そんな悪いことしないの!」
「なんて酷いこと言うんでしょう!」
母が躾けだと思って子供の私に教えてきたことは、

他人との間で何か問題が起きたときに、
自分の意見を言うと怒られるかもしれないという不安と、
他人の意見を聞きもせずに、自分の価値観を押し付けるということでした。

これに体罰を加えるお母さんだったら、
子供は、他人とも間で問題が起きたときに、
自分の意見を言うと怒られるかもしれないので、
他人の意見を聞こうともせず、自分の価値観を押し付け、
さらに、そこに暴力が加わります。
暴力を使ってでも無理やり自分の言い分を通そうとします。
それが、お母さんから教えてもらったコミュニケーションなんだと思います。

育児書をちょっとかじった程度の素人の解釈ですが、
こう考えれば、私の思考、妹の思考に到った経緯が説明できる気がします。

この子は何で友達づきあいが下手なんだろう?
この子は何でお友達にそんなことをするんだろう?
そう考えているお母さん達は多いと思うのです。

今一度、自分がお子さんに見せてきたコミュニケーション方法を
考えてみる必要があるかもしれません。

お子さんが自分の気持ちを伝えてくれたことに対して、
頭ごなしに否定していませんでしたか?
悪いことだとしても、そう思ったから伝えたんだというお子さんの気持ちを
わかってあげてましたか?

「○○は、そう思うんだね。ママは、おもちゃ貸してちょうだいって言った
 方がいいと思うよ。」

もしかしたら、そんな簡単な一言を忘れていませんでしたか?


そんな他人事のように悠長に構えてる場合ではありません。
わが子がまさにそうです。