今年3月16日封切られた、邦題「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」のレンタルが始まり、見た。
サッチャーさんその人の興味と、ほぼ追っかけに近いメリルストリープさんの組み合わせに大層期待。
前口上として、
「あらゆる面で機能不全に陥っていた英国を叩き直すべく大鉈をふるい“鉄の女”の異名をとったマーガレット・サッチャー元英国首相。
歴史にその名を刻む強靱な彼女が、認知症を患っている事が公にされた。
脚本家アビ・モーガンは、妻であり母であるひとりの女性の普遍的な物語として本作を書き上げた。
監督は『マンマ・ミーア!』を世界的大ヒットに導いたフィリダ・ロイド。
主演は現代最高の名優と言われるメリル・ストリープ。
「感じる事より考える事が大切」と繰り返したカリスマ的ヒロインの凋落を演じて圧巻である。
妻を支える夫デニスには、ユーモアのセンスが光るオスカー俳優 ジム・ブロードベンド。」
と、紹介されている。
内容は、
フォークランド紛争に至るまでの回想。
政界引退後、認知症を患うマーガレットの実生活と重ね合わせ、政治家、妻としての半生を描く。
既に死亡した夫デニスが、マーガレットと生活を共にしているという設定箇所もあり、
彼とのやり取りの中では、政治家としての生活を優先し過ぎ、妻・母としての役割を軽視して来た苦悩も再現。
ヒース内閣で教育相を経験、経済の建て直しの為の国営化政策の撤廃、
頻発する暴動への妥協しない対決、フォークランド紛争勃発当初のアメリカ側の交渉など興味深い。
前口上とストリープさんが来日されたことは驚いたが、
筋書きの中で、時代背景が次々と替わり、何時の時代なのか判らなくなっていく私。
若い女性が今の時代の人なのか、数十年前のサッチャー氏なのか理解に苦しむ展開もあった。
しかし、メリルストリープさんの演技力とサッチャーさんの信念は、垣間見ることが出来た。
最近の映画にしては、音も貧弱、絵はブルーレイでなくとも良さそうな切れ味という印象。
総合点では、55点くらいか?!
(もう一度見てみたいという印象は無い。)
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