積み重ねるということ
日々の出来事です




少し雪が積もりました。積もったうちには入りませんが。
日中の気温が上がると雪がとけだして水分が多くなり夜間に零下になるとカチンコチンの固い雪に変わります。
この固い雪が曲者なんです。


自社の車でCYL77のギガ。
ミッションのチェクウランプが点灯し奇数段に入らなくなったとのこと。

車を点検しますがランプは消灯し正常な作動になっていました。


他の者がDT-3300を使用していたのでコッチで点検してみます。


あれ?通信できない。何度も試してみましたが通信エラー。
DT-3300が空いたので試してみましたがダメでした。

エンジン、エアサス、ABS、スムーサーのECUを外しながら通信させてみましたが何一つ通信できませんでした。
しかしDLCの4-12を短絡させるとダイアグは始まりチェックは出来ました。
何故に診断機と通信が出来ないのか…。
色々時間を掛け点検しましたがタイムアップ。
何一つ診れませんでした…。


次も自社の車でFRR34フォワード。

エンジンのチェックランプが点灯したとのことで点検。
回路を点検すると2つあるスイッチの1つがオンになっていないことが分かりました。


ペダルを踏むと1はオン。2はオフ。正常ならば両方共オンになります。
スイッチ1の車両側コネクターを短絡させるとオンになりますので車両側もスイッチも正常。


スイッチ2はキャビンの裏側のブレーキバルブの配管の途中に取り付けられていました。




コネクターを外し短絡させてみると。


残念ながらオンにはなりませんでした。
ということは車両側のハーネス等に問題があるということになります。


アース側なのか電源側なのか点検すると電源側に問題がありました。
配線図と車両をにらめっこし点検すると上の間で配線に問題があるかダイオードに問題があるようでした。
これもココまででタイムアップ。
この車も何も解決せず。。。


でも故障のおかげでクラッチマスターから液漏れしていることを発見できました。
また今度マスターの交換です。
その時に、もう一度スイッチ回路の点検をしてみようと思います。


寒いと動きが悪くて効率が悪いのです。
こんな寒さは北海道や東北の人に比べたら全然なのですが。
とにかく寒さに弱いんです。。。
早く風呂入って寝ます。

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去年は4t車が2台潰れました。
今年は…どうなのでしょうか。事故が起きない年は私が入社して以来1回もありません。
それだけ運転手さんという仕事は事故のリスクが高い仕事なんだと思います。

自社の車の事故修理です。

パッと見には大したようには見えませんがトラックの部品の価格は乗用車の比ではありませんので驚く金額になります。
新品の部品代だけで軽く30万は越すでしょう。


事故の当日に部品の洗い出しをして注文しておき今日1日しか空車になりませんので急いで修理です。
分解して想定外の物があるとアウトですので慎重に。でも不要な部品は無駄になりますので想像力を働かせて注文しておきます。


バンパーを外す前はヘッドライトは無事に見えますが実際はこんな感じ。
下のフォグランプも一緒に割れていました。




ヘッドライトブラケットを交換。
せっかくなのでシャーシブラックを塗っておきました。


ステップのパネルも取り換えます。
前後のブラケットも注文しておきました。


曲がっていないようで微妙に曲がっているので一発で合わないのです。


フェンダーライナーが合わず少しだけ苦戦。




灯火類の点灯確認。
ここまでくればバンパーを取り付けておしまい。


バンパーはスペアで仕入れてあったのを鈑金屋さんで再塗装してもらい準備しておきました。
自社の車なら自分で塗装するのですが時間が作れなく空車の日に間に合わなさそうだったので鈑金屋さんにお願いしました。


バンパー下のエアダムは新品。


バンパー上部の足を掛けるステップパネルの取り付けボルトが折れるんです。


今更ボルトだけ注文て訳にはいきませんので。


普通のボルトの頭をグラインダーで削って薄くして。


ボルトが熱を持っている間にパネルを溶かしながら押し込みます。
これでフワッと締めておけば大丈夫でしょう。


両サイドのカバーも取り付けてバンパーを車両に取り付けました。
ヘッドライトの黒いベゼルが無いとイメージが全然違いますね。
例えばベゼルをシルバーか同色の白に塗ると他の車と違う感じになり格好良くなるかも。
なんてことを作業中も考えてしまいます。


ヘッドライトのベゼルとバンパーグリルを取り付けました。
ベゼルを付けると、いつものギガですね。やはり違う色に塗ってみるのも面白いかも。


ヘッドライトを交換したので光軸の調整。


さすが新品のヘッドライトはエルボー点がハッキリ分かります。


バンパーだけピカピカは不釣り合いだったのでフロントパネルやドアも磨いて綺麗にしました。
バンパーグリル等は再利用なのですがCRC等を薄く塗り込むと黒く艶が出て新品のように綺麗になりますよ。
アーマーオールでも良いのですが私は潤滑スプレーをウエスに染み込ませ塗っています。アーマーオールよりも綺麗になるし長持ちしますよ。
ピカピカになって運転手さんも仕事を頑張ってくれるでしょう。
作業時間的には休憩も入れて6時間位でした。もっと早く出来るとは思うんですが寒いので動きが遅いんです。
今回は単なる部品交換で済みましたが引っ張るとか塗装とか溶接とか大がかりな事故が無いように祈るばかりです。


先日の朝方。こんなに綺麗な空でした。


整備工場の夜は長い。

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雪が降る振ると先日からの予報。昨晩は風も強く冬の天気だなあと。
ブログを書いている今も凄い風です。
これが急に静かになると雪が降り出すでしょう。

オーバーヒートして入庫したキャンター。

オーバーヒート鬼門の4M50。
症状としては高速走行中に水温計がグングン上がりキャビンの下から煙が出たのでパーキングに飛び込んだそうです。


冷却水がじゃじゃ漏れで運転手さんがキャビンを上げて点検するとアッパーホースが裂けているという状況でした。
すぐにアッパーホースを持って現場まで若手3番に出張してもらいました。
ホースを交換して持参した水を入れますが水はみるみるうちに減ってしまいました。
仕方なく水を足しながら工場まで回送。レッカーは使わずに済みました。


工場に入庫後、水を満タンにしテスターにて圧力を掛けてみるも外観上には何も漏れてきません。
オーバーヒートしてるのでヘッドを外しEGRクーラーも外して点検するとクーラーの中は冷却水で満タンでした。


単体で圧を掛けるとクーラーの中でじゃじゃ漏れでした。
原因はコイツのようです。
しかも運転手さんの話では先日からヒーターが効かないなと思っていたそうで、そのまま乗っていたそうです。
ヒーターが効かない時点で入庫していればヘッドまで降ろす必要は無かったんじゃないでしょうか。
運転手さんは、どうしても仕事優先になりますが車に不具合があるならば修理に出すべきでしたね。


弱すぎ。


ヘッドは幸いに歪みもなく修正面研磨で済みました。


早く組み上げて終わらせなくちゃなんですけど飛び込みの点検や修理がじゃんじゃん入庫してくるので若手3番もかかりっきりでの作業が出来ず進みません。
手付かずの修理と車検がたまっているんですが…お客様には少し時間を頂き待ってもらっています。申し訳ありません。。。


そして年末に工場の照明をLEDに替えて素晴らしく明るくなり感激していたのですが。

がしかし…。


検査ラインのテスターのリモコンが誤作動するようになってしまいました。
照明器具のメーカーにも問い合わせテスターのメーカーにも来てもらい調べでもらいましたが具体的な対策は出ませんでした。
テスターメーカーでもLEDでの不具合は初めてのようで対策は今のところありませんとのこと。
色々試してみましたが誤作動は変わらず…。
照明を全て消せばリモコンは正常に作動するのですが真っ暗なままでの検査はいただけませんしイチイチ照明消してたんでは他の作業が止まります。困った。。


真ん中に赤色LEDが光っているのが分かりますでしょうか。
これはリモコンの赤外線を受信した時に光るようになっているのですが照明を点灯させているだけで赤く点灯し混信していることが分かります。


テスターの受光部に色々な物で覆ってみたのですがゴミ箱から拾ってきたラバーホースが一番効果がありました。
色々試しているとLEDの光が邪魔をしているのでは無く照明器具から発生しているノイズ障害だと分かりました。


このように受光部にテープで固定して。
固定して覆っておくだけではダメで人間が触っていると混信が和らぐことを発見。
更にラバーホースに配線を巻きつけ。


だらしなく長い配線を地面に接地させると。


照明を全灯させていてもリモコンが正常作動するようになりました。
LEDでのノイズ障害は聞いたことはありましたが、まさか検査ラインのテスターが誤作動するとは。。
今のところ、どちらのメーカーからも対策方法は何の連絡もありませんのでラバーホース接地作戦で凌ぐしかありません。
今月末テスターの校正があるんですが業者さんが見たら何?コレ???と…きっと笑われるんだろうなって思ってます。

そうそう今日は私の誕生日です。誕生日だからと言って何かあるわけでもなく。
いつもと変わらない1日でした。

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例年ですと1月は概ね車検や点検は少ない筈なのですが仕事初めの日から沢山入庫があります。
1月の予約が次々と入り予定が埋まってゆきます。

今日はお客様が県外で購入され新規登録をして欲しいという車を整備させていただき持ち込み登録してきました。
一緒に整備担当していた同僚が持ち込み検査に行くのを嫌がったので私が行ってきました。

とても久しぶりの持ち込みでロービーム検査になってからは初めてです。
通常コースは一発で合格。新規検査なので次は測定コースで車両重量等の測定です。


あのね~重量が重くなっているんで~転角ね。
との一言で別室に呼ばれ…ではないですが転覆角度の実測となりました。
私は初めてだったので少しドキドキ。


リフトの上に載せられてドンドン角度がついてゆきます。


30度まで来たところで、いったん車に掛けてある転覆防止のワイヤーを緩めます。
まだ大丈夫。


はいはい上げて上げてと35度。
ワイヤーを少しづつ緩めます。するとリアタイヤが少し浮いていました。
前後の転覆防止のワイヤーを完全に緩めても前輪が接地して踏ん張っています。
OKOK。燃料タンク満タンやったらリアタイヤも浮かなかったかもね、と言われました。
数字だけの角度と実際に目の前で見る角度では印象が全く異なり転覆するんじゃないかとヒヤヒヤしました。
そんなこんなで初体験の転角もOKをもらい無事に登録は完了しました。
同僚も嫌がらないで登録に行けば滅多に体験できない転角できたのにね。何故に、そんなに持ち込みに行くのを嫌がるのか意味が分かりません。
普通なら作業するより時間も潰せて楽ちん出来るし行ってきまーす!と喜んで出掛けるもんだと思ってましたから。
あとは会社戻ってETCや残りの作業を仕上げたら納車です。


昨日やっと検査ラインのテスターの塗装や白線を引いて綺麗になりました。

年明けそうそう手が付けられなくて放置していたんですが。
せっかく床ペイントして綺麗になったので汚れる前にラインを引きました。
綺麗な床は気持ちがいいものです。天井の照明も明るく工場全体が明るくなります。
トラックの工場といえば床はグリスでベトベト。シャーシブラックで真っ黒なイメージですが。
お客様は滅多に工場には入ることはありませんがパッと見た第一印象が違います。
やはり綺麗な工場で整備をするのと暗い工場でするのとは。
ずっと緑色なのですが来年あたりは色を変えてみようかな。
グレーとかも落ち着いた感じでいいかな?それとも青もいいかな?


一年間がんばったスナップオンの安全靴。
ズタボロになりました。


去年の年末には用意してあり年初めから使うつもりで置いてありました。
安全靴もパリッと新品で気持ちいいです。
今年も猫の手も借りたいくらいに忙しくなりそうです。

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