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積み重ねるということ
日々の出来事です




以前からブログを楽しみにしていた方にはに申し訳ありませんでした。
更新は気が向いた時、時間が作れた時となり以前のように毎日とはいきませんが宜しくお願いいたします。

自社の車で平成9年 KC-MK211コンドル 130万キロ
エンジンの吹き上がり不良とマフラーから白煙。

原因はカムシャフト摩耗。若手1番に作業をお願いします。
この年式なら修理せず廃車になりそうな運命ですが自社整備の為、治すという方向になります。
前回の車検の時にガチャガチャとタペットの音が大きいので点検すると2か所程クリアランスが異常に大きい箇所がありました。
カムシャフトが摩耗していることは分かっていましたが無理やり調整して誤魔化していました。


とうとう調整代がなくなり修理することに。
早速、修理にとりかかります。
いきなりですがエンジンを降ろします。


カムシャフトを交換する為に前まわりのカバーを外してゆきます。


しかしカムシャフトを注文するとメーカー欠品。
納期不明との返事。。なので会社に置いてあったエンジンブローした部品取りエンジンからカムシャフトを拝借することに。


クランクプーリーやフロンントケースを外しカムシャフトを引き抜きます。


部品取りから先にカムシャフトを外しました。


次は降ろしたエンジンのカムシャフトを外してゆきます。
これは画像の向きが間違っているのではありません。


こんな感じでエンジンを立てます。


オイルパンを外します。


ストレーナーにゴミが結構たまっていました。


これまたいきなりですが外れたカムシャフト。
シリンダブロック横のオイルポンプをギアで駆動しているのでポンプを外さなければカムは抜けません。






正常な部分と摩耗している部分の差がハッキリと分かります。


クランクケース側から見た部分。
タペットが見えます。タペットも摩耗しているので部品取りエンジンから拝借します。




摩耗したタペットと大丈夫なタペット。




こんなにも削れていました。
このまま無理やり調整して使用しているとタペットを突き抜けプッシュロッドが貫通してしまいます。


クランクリアシールがじゃじゃ漏れでしたので修理しました。


クランクフロントシールは若手一番が注文し忘れていて組み付けできませんでした。




シールを組み込みプーリーを装着してエンジンを元に戻します。
その後は無事にエンジンも始動しタペット調整のかいもあり静かでパワーアップ。
ポンポン音も消えました。
まだまだ使います…。

排気側のカム山が摩耗しバルブリフトが減ると排気しきれなかったガスがインテークバルブから逆流しエアクリーナーへの吹き返し音となり
ポンポンという音になります。
OHCエンジンなら交換は割とスムーズにゆきますがOHVとなると手こずります。

そして…

この季節の憂鬱な物が大量に入荷してきました。これは入荷した一部です。
これを書いている現在では作業も進み終盤に差し掛かっています。
腰のヘルニアの私は今年、作業しなくていいです!と言われたので殆ど作業していません。
他の者に感謝。ありがとう。

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