積み重ねるということ
日々の出来事です




こちらの梅雨は明けていませんが晴れた暑い日が続いています。
ちょっと動くと滝のような汗です。

自社の車でスーパーグレート FS54VZ 70万キロ エンジンチェックランプが時々点灯するとのこと。
県外のディーラーさんで一度消去してもらい会社で修理することにしました。

このコードは過去に違う車で同じような症状で修理した記憶があります。
一度消去していただいているのですが過去コードが入っていました。
コモンレールの車ですとSCVの異常かなと思いつきますよね。


データーを見ても現在故障ではないので目標値に対しての大幅なズレはありません。


なので思い当たる部品の交換をしました。
丸で囲んだ部分に装着されています。


フューエルメーターリングユニット。
SCVとかキャンターのMプロップバルブのような役割のバルブです。


いきなりですが外しました。
ボルト3本で簡単に見えるんですが簡単なようで難しいような簡単なような。
更に奥のポンプブラケットも外さないと取り付けボルトにアクセスしにくいです。
しかも奥のボルトが全く見えず手探りも出来ないので勘で作業します。
なので外したボルトを落とす可能性があるので予めウエスを置いておき落ちたボルトを救助できるようにしておきます。
ちなみにユニットのボルトはトルクスT25でしたがブラケットのボルトの頭は18とかなので、やはり色々とソケットやレンチを揃えておかないと6Rや4Pの修理は苦労します。


左が外した部品。右が新品。定価65500円
単品供給があるだけマシだと思うしかありません。


表示されている数字と見た目が若干違いますが同じような部品です。


新品を組み込む前に何か異物が入ってないか念のために確認。


奥の見えないボルトは落とさないようにマスキングテープで固定して取付ました。


取付完了。


エンジンを始動して試運転を行って完了です。
恐らくは治ったと思います。
運転手さんに使ってもらって帰って来たら確認してみます。


なんでも分解してみたくなります。


先端にはスプリングで押されているバルブがありロッドで押すだけの構造。


こいつは恐らくコイルが巻き付けてあるマグネット。
それでロッドを動かし燃料の流量を変化させているようです。こんな単純な構造の物が調子悪くなるような感じではなさそうですが部品を取り換えると症状が解決します。
なんなんでしょうか。


次はエアコン効かない修理のキャンター。
お世話になっている近所のタイヤ屋さんの出張サービスカーです。

実は去年も効かないということで蛍光剤とガスを補充して一夏過ごしてしまった車です。
点検するとガスが少ない。コンプレッサーは作動していますが。
紫外線ランプを当てながら色々点検しましたが漏れ箇所は発見出来ず。
もう残るは室内しかないということでエバポレーターを点検しました。


ブロアケースを外しエバポレーターを点検。
ランプを当てて見ると漏れ箇所が発見出来ました。
画像ではなんのこっちゃですが。


お客様に説明し了解をもらいエバを外します。
その前にガスの回収。
点検時に一本補充しているのですが回収したのは規定値を下回る量。
これくらいかな?と補充したのですが全然足りていませんでした。


外への配管を外して前のカバーを外しエバポレーターを引っこ抜きます。


外したエバポレーター。


僅かですが漏れています。


在庫が無く昨日注文し届いた部品。


エバポレーターとエキパンと配管を共締めしているボルト。


綺麗に磨いて焼き付き防止剤を少量塗っておきます。


新品のエバポレーターを突っ込んで。




エキパンや配管を組み付けた時点でエアコンマシーンを接続し自動セット。
後はマシーンに任せて残りの組付けを行います。
組付けが終わる頃には真空引き、リークテストと規定量のガスとオイルの注入が終わっています。
そしてエンジン始動してガス圧や効き具合のチェックをして完了です。
なんて便利なんだろう。。。


本日の工場から見た夕焼け空。
明日も晴れるといいなー。



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朝から凄まじい雨が降りました。まさにバケツをひっくり返したような雨です。
短時間に集中的に雨が降ったので水はけが悪いところは膝上まで水が上がってきました。

私の不手際で遅くなってしまったスムーサーの修理の続きをしました。
せっかちなもんで部品入荷の確認もせずに取りにゆき組み立てました。



品番が変更されており対策品でセット交換となっておりました。
連結するリンクのボールジョイントが大型化されていることから破損する事例が多かったのでしょう。




あれもこれも交換してしまうとリビルト品より高くなってしまうので見なかったことにしておきます。


ストロークセンサーを外してしまうと問答無用で全バラしとなり面倒なことになります。
全部くみ上げてから最後にセンサーを取り付けようと思ったら取り付けることが出来ずに??となり慌ててファイネスを開きGSUの組み立てを見ると一番最初にセンサーを組み付けるとなっておりました。
良く見てから組み付けろってことで。
つまり車上でうっかりGSUのセンサーを外してしまうとGSUの脱着が必要で必然的にミッションの脱着も必要となります。
ありえん構造だ…センサーも新品にしておけばよかったかなと思いましたが、これ以上納期を延ばすわけにもいきませんのでセンサーは再利用。


シフトアクチュエーターの位置と向きを間違えないように。






GSUを車両に取り付けて残る配線の処理をしてミッションは完成。
さっさと車両に載せて試運転したい。


交換した部品たち。


昨日のこいつはまだ居ましたよ。
よっぽどスムーサーが好きなんでしょうか…。


単なるマニュアルミッションならギアインさせてメンドラを回しながら押し込めばスポーンと合体できるのですが。
こいつはギアインさせるのも面倒なので勘で突っ込みます。


エンジンとドッキングしてしまえばマニュアルミッションより楽ちんです。
エアーホースとオイルクーラーのホースと集中コネクターだけなので。


組みあがったら先ずは故障コードの点検と消去。


それからクラッチの学習。
GSUを取り外しての修理を行っているのでGSUの学習。
これらは診断機がなくても実施できます。


試運転へレッツゴー。


もともとスムーズじゃないけどスムーサーになりました。


もう一度各部の点検と増し締め。最後に、もう一度試運転して問題なければ完成です。
今日は蒸し暑い日だったのでツナギの色が変わっちゃう位に汗だくだく。。。
早くカラッとした夏にならないかな。
やっと土曜日が終わりました。
一週間お疲れさまでした。
ルマンドのアイスを探しに行きながら帰ります。

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