菅野孝憲

菅野・・・
公式発表よりも前に、自分の気持ちをブログで伝えてくれたのは嬉しい。
異例だよね。

今年は厳しい日々の連続だったが
今期最後の、そして最大の脱力感
無力感
敗北感
どこまでサポーターの心の傷に塩を塗り付けるんだよと・・・。

だけど不思議だね
内田の噂を聞いた時のように激しい怒りは感じない。

実際に普段やっていることや積み上げた選手個人としての結果が
『代表』と口にすることを納得させてくれる。

育成型クラブがある。
しっかりとした育成組織があり
無名、いや隠れた原石を発掘し磨き上げ
綺羅星にして売ることで成長するクラブ。

だけどな
サポーターの気持ちはどうなる？
物分かりのいい大人のように笑顔で送り出す？
今、感じているこの複雑な思い
この思いに蓋をして
作り笑いで『代表掴み取れよ』って言えばいいのか？

俺は違うと思う。

横浜ＦＣにいたほうが
代表への近道だぜって
そういうチームであった方が
俺達サポーターも選手もクラブも
幸せなはずだ。

絵空事？
古いサッカーファンなら
杉山さんがヤマハを作った時のことや
異色の読売クラブの成長
Ｊ創世期の住友金属
その後の浦和、吹田
最近では川崎
ちっぽけだったり
弱小、リーグのお荷物だったり
新興だったりしたクラブが
代表への近道になって行く、クラブとして成長して行く姿を実際に見て来たはず
妄想を現実に変えた数々の例を。

目指すなら
隙間に生きようとはしないで
王道を歩め
ビッグクラブへの夢
いいじゃないか。

だけどどの成長クラブにも言えることだが
そんなクラブには頑固な牽引者
核となる人
夢や理想に情熱をかける人
理想を説き続ける『人物』がいて
その理想がフロントの末端にまで浸透している
困難に真正面から向き合っている。

菅野の移籍
こんな敗北感には慣れちゃいけない
菅野が去るなら
菅野以上の原石を探す気持ちを持たなきゃいけない。


菅野は一年目から３０試合近く出場した
キャッチングに拘った
衝突を恐れなかった
グランドで人目もはばからず悔し涙を流した・・

大久保よ
前任者を越えろ！


仕事をこなすな！
夢のために情熱を注げ！