El Cielo Azul de YOKOHAMA

青い空 白い雲 どこまでどこまで続く
僕の夢は高く 雲を越えてゆくよ

世界で一番 BONNIE YOKOHAMA

青と白の『絆』

2007-04-13 | 5.ゴール裏で起きたこと
『善人』と『魅力的な人』

「こいつと一緒に・・・」と思える存在
そんな存在の人が、その場所には多い。

比較したり二者択一すべきものでもないが
『魅力的な人』になりたい
それは『善人』たるよりも強い気持ちだ。

昨日、三ツ沢のスタンドで見た
『絆』という文字
そこ・・に書かれた文字は
雨に打たれ濡れていた。

大切なもの
横浜FCに関わるもの達が大切にして来たものは何なのか?
これまでも
大きな壁にぶち当たる度に
それが問われた

いや、
誤解を恐れずに言うならば
『敵』としてに闘い
『血』を互いに流し
その忌みした相手の中に
それを見つけ、驚き
それさえあればやって行けると思えた。

決して馴れ合いではない
ましてや全く同じ意見などひとつもない
だけど
それを拠り所にして
ある方向に向かって進んで来た。


新しい『血』は
絶えず流れ込んでいる
それは『拒絶』の対象ではなく
いつも『活性』をもたらした。

揶揄と揶揄
全否定と全否定
私怨と私怨
こんな闘いではない
こんなものでは断じてない
そんなものは男の価値を下げるだけだ。

ではなぜ?
なぜ闘ったのか?
それは
その闘いの先に
自分の信じる『夢』があったからだ。

『夢』

ところが
闘う相手の中にも『夢』があった
その相手の『夢』に触れた時
同じ匂いを感じ
同じバカであることに気付いた。

それからは
ある時は罵声を浴びせ合いながら
ある時は詰問し合いながら
ある時は助け合いながら
ともに大きな壁に立ち向かった。

そして
小さきものが
とてもひ弱なものが
ひ弱だけれど
信ずるに値すべきものが

育った

『絆』


これはゴール裏だけの話ではない
最初からみんな居た分けでもない
メインもいた
バックもいた
個サポもいた
フリューゲルスサポもいた
ソシオもいた
選手サポもいた
城彰二サポもいた

ホーム三ツ沢では当然のこと
アウェイのスタジアム
長い移動の途中
知らない街角
立ち寄った飲み屋
どんなに遠くの土地でも
心細い中でも
何度も、何度も、何度も、何度も
「青と白」を見かけ
「青と白」にすれ違い
「青と白」と顔を合わせた。

「また、バカが来ちまったよ」
「お前もかよ」
「勝点を絶対に持ち帰る」
「ヨコハマで待っている奴らのためにも」
「ここに来れなかった奴らのためにも」

そんなことを繰り返して来た。
(実際、山形へバスで移動中
 途中、福島のサービスエリアで
 仕事で行けない青白サポと偶然であった
 迷わず、そいつの熱き魂を預かった
 大切なものを
 託された気がした。)



青と白の『絆』

新しい者、去年から参戦した者も気付いたはず
同じ苦しみを
同じ痺れを
同じ喜びを
共に戦い抜いた者達ならば
気付いたはず
その存在に

それがあると信じる俺は
阿呆なのか?

俺は信じたい
あなたの中にある同じ『夢』を
あなたとの間にある青と白の『絆』を



とある日記を読んだ
『壁』
確かに俺達は
クラブも
チームも
サポーターも
大きな壁の前にいるのかもしれないね。

だけど俺達はいつだって
それこそ日常茶飯事のように
いつもいつも
壁に行く手を阻まれた
本当に
行く手には壁ばかりだった。

壁にぶち当たるとね
余裕はなくなり
普段、出来ていたことを忘れがちになり
無理をしたり
苛立ったり
別のものに当り散らしたり
そんな状態に陥る

だけど俺達ヨコハマに引き返す道はない
「戦いはここまで
 また来年出直して来よう」
などという道はない
その壁の向こうにある世界を信じて
前進する以外に
考えられないんだ。

乗り越えよう
打ち破ろうよ

大きな壁かも知れない

だけど
絶対に諦めない
諦めたくないんだ
諦めなかったから
『今』があるんだ

打ち破る力が小さければ
もっともっとひとつになって
力を合わせて
力を集中して
ほんの一点でいいから
突き崩そうよ

俺達の目が
壁を大きく捉え過ぎているのなら
俺達自身が変わろうよ

知恵を絞れ
足場を作れ
刻め
崩せ
立ち向かえ
発想を常識を変えちまえ

俺達はヨコハマなんだ
ヨコハマなんだ・・・



親愛なるA氏の言葉だ。

『俺たちは皆、弱い意志を何とかつなぎ合わせて生きている。
 鋼(はがね)のような意思なんて誰も持ち合わせていない。
 だから苦しい時、どん底の時こそ、過激に生きねばならない。
 途中で逃げ出してはいけない。』

もうひとつA氏の詔だ。(笑)

『「努力はしているのですが、今ひとつ伸びなくて・・」
 どうしたらいいでしょう、と聞きにくる若者も多い。
 私に言わせれば、ものごとをを成し遂げるために努力するなど
 当たり前のことである。
 一生懸命努力し、立ち向かいながらも、
 「俺がやっていることは当たり前のことなんだ。」と思え。
 すると、当たり前のことをやっているのだから、伸びないのは当然のことだ。
 人と違った努力をしなければ・・と、あれこれ工夫をするようになる。
 この工夫が大切である。』


A氏、ボンバイエ!

そして
俺達の前の大きな壁よ
Teme, Boma Ye!
テメェ ボマ・イェ!


PS.
もう週末だね
週末は横国で鹿島戦だ。
こっちも当然
やろう

KASHIMA? Boma Ye!
カシマ? ボマ・イェ!

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第17節 0-0 烏栖戦・挑戦の意味

2006-05-22 | 5.ゴール裏で起きたこと
負けないこと。
それは勝ちを放棄してまで得るべきものなのか。
引き分けざるを得ない状況というのは概ね理解出来る。
八月、山口不在、城退場、今期一番の暑さ。
判る。本当に判っているんだ。
だけど、代わりにピッチで頑張った選手に言いたい。

『君達は引き分け要員なのか?』

即座に答えるだろう。
『そんなわきゃないだろ』
だけどね、いつの間にか『負けないこと』が、とても重要になり、勝たなきゃいけないことに繋がる、ほんの小さなプレーを見失ってるのではないか。

ヨンデ、ハヤのセンターバック、吉野の守備的ボランチ、失点しないことの素晴らしさを今回も見せてくれた。
有り難い。
ヤマがいなくても、スティーブンがいなくても、やることは変わらない。
だけどね、このままじゃ引き分けから抜け出せないような気がする。

ホンの少しの変化でいい。
攻撃陣は、クリアボールが自分に来る事を信じて動き出していて欲しい。
マークを外す動きをしておいて欲しい。
守備陣は、攻撃陣の動きを視野に入れておいて欲しい。
チームを救うクリアを、あと少しだけでいいから攻撃に繋がるクリアにして欲しい。

みんながみんな、こうして動き出すと、結果は今の鉄壁の守備が崩壊しちゃうんだよね。リスクを犯せないことは判ってる。
だからさ、
必要なのは、ほんの少しの約束事だよね。

クリアの時、八月を見る、内田を見る。
本能的にこの二人は、苦しい時もスペースに向けて走り出してる。
ところが、本人が居ない、穴埋めでポジションが違うなどなど、それが出来ない状況に追い込まれている。
だから必要なことはそれを補う約束事だよね。
苦しい時こそね。

いちサポの勝手な妄想だよ。
これを嘲笑して読んでる人が殆どだろう。
そう、妄想の類でしかないんだけどさ。
どうしても、引き分けで良しとする流れだけは何とかしたい。
みんなが少しだけ、気持ちの中で変えていかなきゃね。

そうしないと、挑戦者の資格を失いそうで恐い。
今の順位ではなく、例えばこの3試合の戦い方とか、第二クールとか、ベストメンバが揃わなかった試合とか、限定して考えた時に何が出来なかったか。
そこを克服しないと、挑戦を続けられない気がする。

挑戦者とは『謙虚』じゃないよ。絶対ちがう。『驕るなかれ』ということだよ。
挑戦者とは『貪欲』だよ。『ガムシャラ』、『失う物はない』ということだよ。
2位を守るな。
連続無敗を守るな。

シーズンの最後にこそ泣き、そして最高の笑顔を。
それが一番大切な目標だと思うんです。

変わらきゃ。

次の試合、俺は愛媛に勝ちたい。
あの悔しかった死国松山の思いを
そのままになんかしたくない。


そうはいってもさ、無くしてからわかるヤマの重要さだね。
ヤマが居なければ、ヨンデと吉野で補うんだけど、
ためにも、そこを埋めるセンターバックが頑張ってもらわないとね。
室井、秋葉、頑張れ。ハヤとともに頑張ってくれ。



最後に鳥栖スタジアムの運営について。
久しぶりに怒った。
「責任者出て来い」ってね。

アウェーのサポーターなんて、基本的にはいらないでしょ。究極はホームサポでスタジアムを満杯に出来ればいい。
だけどその力はまだないから、アウェーサポエリアを作る。

ところがね、そこで揉め事の種を撒いてるのはアウェーサポじゃないよ。運営側だよ。

鳥栖のシミズの警備責任者に来て貰って話した。

なぜあんた等が、アウェーサポのために延長ロープや重りを用意しなきゃならないか判るか?
『判りません』
お前、アホか!
このスタジアムのルールは誰が決めたのか。
また、毎回、少しずつ運営しやすいように変えてるのは誰なのか?
アウェーサポはそのルールの詳細など判りゃしない。
だけどルールを曲げず、ルールの範囲内でやって貰わなきゃならないんだろ。
だったらそのために、お前等は努力しなきゃならない。
全の要求は飲めない。それは当たり前。
だけどルールを守ってもらうために便宜を図る姿勢が
無用なトラブルの芽を摘むんだ。

何もせず、バイトに任せ、杓子定規な言葉だけを繰り返す。
このような運営は危険だからね。

これは、ボランティアが中心だったうちにも言えることかもしれないけどね。


これを書いてから、少し考えた。
これまでストレスが溜まったスタジアム運営について

小瀬→アウェーサポーター席(当時バックスタンド)のスポンサー看板
小瀬→アウェーサポーター席(当時バックスタント)での旗振り禁止
大宮→アウェーゴール裏のスポンサー看板
平塚→アウェーサポーター席のスポンサー看板
鳥栖→アウェーゴール裏のサポーター看板
山形→アウェーサポーター席での会話も出来ないスピーカー大音量

面白いことにかなりのスタジアムが同じ理由でした。
こういうストレスが溜まる状況でチームの不甲斐ない成績が重なると・・・。

小瀬はゴール裏を改造し、この問題は解消された。
大宮は改修中。
平塚はゴール裏を開放することで対処。

鳥栖と山形の改善は?
私ら以外にトラブルは発生していないのかな?

因みに2月の横浜ダービーの時も、横国のサポーター席のど真ん中に掲げられたスポンサー看板、実質的に対戦相手のオーナー看板にはストレスが倍増しました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2003年 横浜FCゴール裏で起きたこと

2003-10-11 | 5.ゴール裏で起きたこと
朝から話し合いが持たれた。
横浜FCを勝たせたいと思う者なら誰だって気持ちは同じだ。
「この異常な成績、状態のチームを勝たせるために、なんとかしなきゃいけない。」「勝ちを見たい」「勝たせたい」

しかし具体的な話になると、堂々巡りが続いてしまう。
私の個人的な意見を言えば、
二つの中心団体が、それぞれ自分達のやり方に固執しながら相手に譲歩を求める姿勢ではうまくいかないということ。
それでも出来るところは「乗ろう」という動きは、少なからずこれまでもやって来た。
ところが中途半端な応援になってしまい、一番大切なこと
「ピッチにサポーターの気持ちを伝えること」が不十分になってしまった。
当然、これまでの応援の方が一生懸命応援できたという声も上がる。
ただ、その結果、チームの状態は何も変わらないし変えることは出来ないんです。

話し合いの中で意見が出た。
「お互いが血を流す覚悟じゃないと、一歩前に進めない。」
「極論だが、例えばTIFOSIという名前で全体でサンバで応援するとか、
EL CIELOという名でTIFOSIの名を捨てTIFOSIの応援をするとか」
そうしようという訳ではないが、「それ位いの覚悟が必要なんだ」ということと、
今のチーム状態をスタンドから変えるためには、その覚悟でピッチをバックアップしなきゃならないんだという所まで、チームの状態が最悪なこと。
ここを判って欲しいと、私は思う。
具体的な事は決まらなかったが、朝、集結したメンバの中では、
お互いの意識は確認できた。
「チーム状態を変えなきゃいけない」
「お互いに一歩前に踏み出そう」
「この流れを無駄にしちゃいけない」

では、今日の応援はどうするのか?
開門後もスタンドの裏で話し合いは続いた。
「ゴール真裏を共有すること」
「TIFOSIは1スパンだけメイン側にずれて、サンバ隊もゴール真裏に移ること」
「お互いが一緒に出来る、シンプルな選手コールと手拍子中心の応援をすること」
「TIFOSIはTIFOSIの歌を控えること」
「サンバ隊は太鼓を減らし、ゴール裏全体で一個とすること」
「ビッグフラッグはゴール裏中央に広げること」
「大旗はゴール裏全体に広がること」

そして「絶対に勝って欲しい」との願いを込めた応援が始まった。
この応援スタイルに選手もその他の観客も戸惑ったことでしょう。
だけど、選手全員がコールに答え、たった2000人だが、スタンド全体に応援の手拍子が広がった。
ゴール裏はというと、選手コールをする自分達自身の声の大きさに
「驚き」と「鳥肌」を感じた。
私は、今、「横浜FC独自の応援」を作っているのだと感じた。
そして試合中も感じていた。
非常にシンプルな応援が、ダイレクトに選手個人に伝わって行くこと。
選手がその応援に後押しされ、応え、球際のもう一歩を踏み出せること。
自分自身を煽るタイプの選手は、試合中でもコールに「判った」と答え、
更にスタンドからの「煽り」を要求すること。

そして、結果が出た。
選手のひとりからは「もっともっと寄ってくれ」と指でのアピールを貰った。

更に試合後も話し合いは行われた。
参加者は50人以上になっていた。
賛美ばかりじゃなく、率直に「違和感も感じた」「いつも通りに出来ないのでフラストレーションが溜まった」という意見もあった。
そりゃ、当然のことでしょう。
TIFOSIもEL CIELOも、今まで自分達が行っていた世界から一歩違う世界に踏み出したんですから。
今までと同じだったと感じる人はいないハズ。
だけどやってみて「何も出来なかった」「なにもピッチを変えることは出来なかった」と感じた人は居る?
そして結果は出せた。

「お互いが出来る新しいモノを作って行こう」
「世界中でここ横浜FCにしかない応援を目指そう」
という声が出た。

この流れを中心にし、
そこにEL CIELOやTIFOSIが培ってきた中からオリジナルな応援をブレンドして行ければ、更に輪が大きくなって行けるのかなと私は思った。
事実、CKの時、サンバ隊の「ゴール」コールが広がった。
試合の状況に応じて、その時の気持ちにマッチしたコールならば、サンバ隊、TIFOSIどちらのコールが入ってもスタンドを巻き込むことは出来る。
そんなスタンドの声は、ピッチを後押しすることが出来る。

大切なことは「応援をすること」ではない。
応援が目的になってはいけない。
「私達の気持ちをいかにしてピッチに伝えるか」
そしてピッチが結果を出すことです。

「勝ったチームはいじるな」
この意見で長い話し合いが締め括られた。

横浜FCは、ずっとずっと先まで続く「これから」に向けて
一歩前に踏み出した
そんな2003年J2第38節のMITSUZAWAだった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Google Adsense

<script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script>

Google Adsense 20150916

<script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script>