Ait Ben Haddou (アイト・ベン・ハッドゥ)。
ワルザザードの西33Kmにある集落。
日干しレンガ造りのクサールです。
カスバは「要塞された住居」のことで、
クサールは「カスバが集まった村」のことだそうです。
アイト・ベン・ハッドゥは孤立した集落で、敵の侵入を防ぐため
高い城壁が巡らされ、銃眼が配置された塔がいくつもそびえ
村内の道は迷路のようになっています。
現在では数家族のベルベル人が居住しているだけ。
多くのカスバはお土産屋さんになっていました。
ネックレスを購入。
120DH(約1480円)
集落を抜け頂上へ向かいます。
ジグザグに登るのですが足場が悪いので結構疲れます。
頂上にはイグレムという共同穀物倉庫があり、
監視塔の役割もあるようです。
頂上からの眺め。
絶景絶景~
同じ風景を途中にあった穴から覗いてみました
アイト・ベン・ハッドゥは「アラビアのロレンス」「グラディエーター」など
多くの映画の撮影が行われたそうです。
砂漠ツアーの中でアイト・ベン・ハッドゥが一番観光客が多かったです。
アイト・ベン・ハッドゥの近くのレストランで昼食。
ケフタ 100DH(約1230円)
チップ 10DH(約123円)
これで砂漠ツアーでの観光は終了。
アトラス山脈を越えてマラケシュへ向かいます。
休憩を兼ねてカフェが併設されているアルガンオイルのお店に立ち寄りました。
アルガンの木はモロッコの一部にしか生えていません。
世界でここにしかない貴重なオイルなんですね~。
このお店では作業の工程を見学できます。
手作業でアルガンの実から芯を取り出して、
昔ながらの石臼でオイルを抽出。
その後、水を混ぜてオイルとかすを分離させて完成だそうです。
アルガンオイルは植物油の中でもビタミンEが豊富で抗酸化作用があり、
アンチエイジング効果が高いとか!
買いましょう買いましょう
アルガンオイル 100DH(約1230円)
カプチーノ 10DH(約123円)
その後アトラス山脈のクネクネ道をひた走りました。
ドライバーさんもさすがに疲れたようで途中の道端で休憩したり。
乗り物酔いしやすい私はもちろん酔い止め薬を服用。
おかげでずっと元気でした~。
平地になりマラケシュが近づくと、建物が密集、車も渋滞、
雰囲気がガラリと変わりました。
ドライバーさんが今夜の宿(私が手配しました)に
場所を確認しようと電話をかけてくれました。
マラケシュもメディナ内には車が入れないため、
どこかに駐車してドライバーさんが宿まで一緒に
行ってくれる予定だったのですが、
宿のスタッフがジャマ・エル・フナ広場の外まで
迎えに来てくれるとのこと。
車窓に広がるマラケシュの喧騒に圧倒されていると
ドライバーさんが宿のスタッフっぽい人を発見。
車を停めて荷物を降ろしていたら
警官にここに車を停めたらダメと言われて
ドライバーさんにお礼を言って慌ただしくお別れ。。。
宿のスタッフは最初に「フランス語と英語どっち?」と聞いてきて
せっかくフランス語を習っているのでフランス語で自己紹介をしながらも
「この後は英語でお願いします」と
ジャマ・エル・フナ広場を歩きながら突然重大なことに気づきました!
ドライバーさんにチップを渡すの忘れた…
あわわ
ポケットにお札を準備していたのに、
突然バタバタとお別れしたためついうっかり。
ど、どうしよう。。。。。
宿のスタッフは「しょうがないよー。まぁいいでしょ。」と言いますが
いやいや、ドライバーやガイドはチップで生計を立てていると聞いたし、
3日間ずっとお世話になったし、いろいろプレゼントまでもらったし。
ダメダメ!チップなしなんてダメ!
と、わぁわぁ騒いでいたら、宿のスタッフがドライバーさんの
携帯電話がわかるからと電話してくれて、
結局ドライバーさんが宿まで来てくれることに。
宿はメディナの奥まったところにあるため、
車をどこかへ停めてから歩いてくるので少し時間がかかるとのこと。
チェックインをして荷物をほどいていると、
ドライバーさんが宿に到着~
「ほんっとにごめんなさい!」と謝り、チップを渡して
ついでにさっきは慌ただしく別れてしまったので
Facebookやメアドも交換しました。
いや~~あせりました~
チップを渡せなかったらもう後悔後悔です~
もちろん準備していたチップにさらに上乗せしましたよ。