nekoはひとりで旅に出る。。。

何故ひとりで?ひとりが好きなんですよねぇ。会社員生活の限られた時間の中での世界女一人旅です。

チュニジア・モロッコ モロッコ編 10

2015-09-08 | 2015年4月 チュニジア・モロッコ

2015年5月4日(月)

旅行10日目。



部屋の窓から見えた風景。

宿の周辺にはホントに何もありません。



バラ農家の人たちがバラを摘んででいる様子。

バラ農家といってもバラを専門にしているわけではないそうです。

麦など他の農作物も育てていて、それらの農作物を動物から守るために
バラが境界線のように植えられています。

特別な手入れもしないとか。
たしかに雑草とバラが混在していました。

バラで有名な村ですが、バラは副産物なんですね。



収穫したバラ。
3~5分咲きぐらいで摘んでしまいます。

この方が香りや成分を抽出しやすいんだそうです。



朝食を食べてから出発。

El-Kelaâ M’Gouna(エル・ケラア・ムグナ)は
本当に静かでひたすらのんびりするにはいい村でした~



「バラの製品」と日本語も書かれたお土産屋さんに立ち寄りました。



スカーフや民族衣装、ミントティーポットやグラスなども販売していますが、



メインはやっぱりバラ製品です。

ローズオイル、ウォーター、クリーム、香水、石鹸などなど。

バラはたくさんの品種がありますが、
中でも最も香りが良いとされるバラがダマスクローズという品種。

ダマスクローズの産地としてブルガリヤと、
ここエル・ケラア・ムグナが有名です。

私はローズオイルを購入。
顔、髪、体と全身に使えるので重宝しています



お土産屋さんの裏手に小高い丘があったので登ってみました。



中央に大きな岩が積まれていて、その周辺を歩道が完備されていて
ぐるりと歩けるようになっています。



360度このような風景が見渡せて気持ちがいいです。



お店の横には日干しレンガがたくさん干されていました。

赤土に麦の干し草を混ぜて粘土状にしたものを乾燥させます。
自然の色がいい味を出してますね。

カスバ街道のほぼ中央にエル・ケラア・ムグナがあるため、
このあたりはバラ街道、バラの谷とも呼ばれます。

街道沿いでは子供たちがバラの花びらで作った
冠や首飾りを売る姿が多く見られます。

そんな中、車を停めてドライバーさんが少年に
「いくら?高いよー。しょうがないなー。」などと言いながらバラの飾りを購入。

そしてそれを「はい」とそのまま私にくれました。



きゃ~~
もうどこまでも女心をくすぐりますね~

モロッコではガイドやドライバーから口説かれたり、
セクハラされたりという話をよく聞きます。

私のドライバーさんもこうしてさりげなくプレゼントをしてくれたり
とても優しい人ですが、境界線はしっかり守っている感じがしました。

やはり高くても信頼できる旅行会社を選んで正解でしたね。

そうそう。
あとカスバ街道ではヒッチハイクする人が結構いました。
旅行者もいましたが地元の人が多かったです。

ドライバーさんは「客を乗せているからごめんね」というように
手をあげて断りながら通過していましたが、
小学生ぐらいの男の子がいた時には停まって行き先を聞き、
「通り道だから乗せてあげていい?」と私に確認してから乗せてあげました。

男の子とはアラビア語で話していたので会話には入れませんでしたが
かわいい子でしたよ~。

目的地は自分の家だったようです。

かなりのスピードで15分ぐらいは走ったと思うのでそこそこの距離ですよね。
普段からヒッチハイクに慣れている様子でしたが、
車が停まってくれなかったらどうするんでしょ~と心配してしまいました。



途中いくつかの町を通り過ぎ、



こちらの Ksbah de Tifoul Toute (ティフルトゥトのカスバ)を見学。

カスバとは砦の意味で、城壁に囲まれた居住区のことを指します。



ティフルトゥトはこの地方を治めたグラウイ家が所有していたカスバのひとつ。



映画「アラビアのロレンス」のロケ地としても使われたそうです。








さすが豪族らしくお宝がたくさんありました。





現在はホテルやレストランとして営業しているそうです。





風格のある猫さん



屋上のテラス。





景色が最高ですね~
気持ちいいです



ミナレットの上になにやら物体が…



こうのとり~

チュニジアでも電柱の上などにたくさん巣がありました。
幸せを運ぶ鳥ですからね。

なんだかハッピーな気分になりました

コメント
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