謎の。。。42

2021-06-19 09:12:15 | 日記
「募集をみて!」

今度は自信ありげな女性が現れた。

「社長へ知らせてきます。」

社長は、いつもラスボス的な現れ方をする。



そして、面接がはじまった。

私は、居心地が悪そうに、社長の後ろの方へ座った。

「あなたの得意な分野は?」

「タロットです」

「では、私のことを占って貰えますか?」

社長は座り直した。

「どうでしょう?今の仕事、私のお店は、今後どうなりますか?」

女性はカードを広げた。

「発展性はあるのですが、今のままだと、厳しいかと思います」

「う…ん、そうなんだ。」

社長は複雑な顔をした。

「それと、私は、子どもが欲しいんだけど、どうでしょう?可能かな?」

女性は、タロットを広げた。

「う…ん、もう、無理かと…」

…確かに年齢的には厳しいかも知れないけど、社長はあきらめていない。

「そう…。そうよね。年齢的に厳しいものね。どちらも当たってるかも!では、また、連絡します」

女性が帰ると、社長は渋い顔をした。

「なんかね…嫌な感じ!」



う~ん、今の女性、カードの出たままを素直に読んだのかも知れません。

だけど、もう少し読み方を変えるといいのに…なんて思いつつ、社長はその女性を断ったと女の子から聞きました。







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