三島由紀夫の代表作『金閣寺』を読みました。実はこれまでに三島由紀夫の作品を読んだことはなく、今回初めて読みました
金閣寺に勤める若い修行僧が、色々な苦悩を抱えたあげく、最終的に金閣寺に放火をしてしまうという物語です
金閣寺という、絶対的な美に対する畏敬の念と、自分自身が抱える劣等感のような感情。これらが主人公の中で複雑に絡み合い「金閣寺に火をつける」という、劇的な行動につながっていったのです。
さて、作品を読み終えて巻末の解説に目を通すと、これまた予想外の記述に目が止まりました
金閣寺は実際に燃やされていたのです
昭和25年(1950年)の7月、お寺の見習い僧侶だった人物により放火され、金閣寺は全焼しました。
そう、つまり三島由紀夫は実際に起こった事件を題材にしていたのです。登場人物や主人公の生きてきた背景なども、現実のものとかなりリンクしています
これは驚きました
そしてさらに、三島の作品には、『金閣寺』と同様に世間の出来事を題材にしたものがいくつも残されていたのです。
例えば1961年に出された『憂国』は、日本の歴史上でも有名なニ・二六事件を取り扱った作品です。他にも、元外務大臣の有田八郎氏をモデルにし、プライバシーの侵害などで裁判沙汰にもなった『宴のあと』などもあります。
なるへそ、そんな特徴を持った作家さんだったんですね。
時に三島由紀夫は、歴史上で実在した人物を通して、美や性、死などを深く追求した方だったようです。
歴史上に有名でも、まだまだ知らない作家さんはたくさんいます。今年こそ、読書を充実させた1年にしたいと思います
金閣寺に勤める若い修行僧が、色々な苦悩を抱えたあげく、最終的に金閣寺に放火をしてしまうという物語です
金閣寺という、絶対的な美に対する畏敬の念と、自分自身が抱える劣等感のような感情。これらが主人公の中で複雑に絡み合い「金閣寺に火をつける」という、劇的な行動につながっていったのです。
さて、作品を読み終えて巻末の解説に目を通すと、これまた予想外の記述に目が止まりました
金閣寺は実際に燃やされていたのです
昭和25年(1950年)の7月、お寺の見習い僧侶だった人物により放火され、金閣寺は全焼しました。
そう、つまり三島由紀夫は実際に起こった事件を題材にしていたのです。登場人物や主人公の生きてきた背景なども、現実のものとかなりリンクしています
これは驚きました
そしてさらに、三島の作品には、『金閣寺』と同様に世間の出来事を題材にしたものがいくつも残されていたのです。
例えば1961年に出された『憂国』は、日本の歴史上でも有名なニ・二六事件を取り扱った作品です。他にも、元外務大臣の有田八郎氏をモデルにし、プライバシーの侵害などで裁判沙汰にもなった『宴のあと』などもあります。
なるへそ、そんな特徴を持った作家さんだったんですね。
時に三島由紀夫は、歴史上で実在した人物を通して、美や性、死などを深く追求した方だったようです。
歴史上に有名でも、まだまだ知らない作家さんはたくさんいます。今年こそ、読書を充実させた1年にしたいと思います