隣りの吉田日記

レーサーが周りの景色気にしたらぶつかって死ぬよ

よいどれOGOさん

2009-08-05 | 愉快な仲間達
「ろんてんさん、半分食べる?」
OGOさんは小さな袋をくれた。

『木の実ナッツ』
昼間の不動産屋で仕事しながら食べるおやつにふさわしくない。

「ビールはないすか?」
私とOGOさんの間では、新人29才♀のケンタの真似して「。。。すか」と
つけるのが流行っている。影響受けやすい二人だ。

この会社、4月に馬鹿佐野が退社して、馬鹿佐野の代わりに入った人が
次々と辞め、ケンタは7人目だ。
長い人で2週間、私は週2くらいで顔を出すけど電話の声だけで次の日には
いなかった人もいた。

そんな中でケンタは1ヶ月は続いているからすごい新人だ。
私もOGOさんもケンタには今までで一番期待してて、辞めることのないよう
切実に祈る毎日だ。

(OGOさんの話するつもりだったのにケンタの話になってしまった。)

OGOさんは、又昨日飲んだくれすか?と会う度聞いてしまうけだるい顔を
している。大きな瞳はいつも半開きだ。

毎日飲んでるわけではなさそうだが、私の中のOGOさんは『飲んだくれ』の
イメージだ。
でも何回か飲んだけどそんなにお酒は強くない。

私達はものすごく話が合う。
多分、前世の2人は中世の大きなお屋敷の使用人A.Bだったと思われる。

しかし、同じ使用人でも彼女はもとは貴族の奥様だった。
道ならぬ恋をしてしまい奥様の座を捨てて愛を貫いて使用人となる。

私はガチ小作人の娘だった。               続く、か
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