次の日の感謝

今日は息子が台所にきて冷蔵庫開ける前から「お母さん！俺全国大会行くよ！」と宣言した。

お－全国でも世界でも行ってくれ。土曜日の県大会で無名の県大会初出場のチ－ムに
一回戦負けしたから「全国大会」って言うのは次の大会のことには違いないが。

土曜日の試合は私も負けるとはこれっぽっちも思ってなかった、親も子も２回戦であたる
東福岡との試合しか頭になかったから、息子が帰ってきても結果を聞くのも忘れていた。

帰り着き一通りの事が終わり（冷蔵庫とかさくらとか）「お母さん、結果聞かんと？」と
暗い声で話し出し、負けたことを知らされた。相当ショックだったみたいだ。
相手は初出場、おまけにほとんどが２年生のチ－ムだったらしい。そりゃショックやろう。
油断の一言やね。サッカ－場は魔物が住んどるけんね。

残念だけど、日曜日の東に勝てば、次は今週の息子の最後の体育祭と重なってしまい
参加できなくなるはずだったので私は少～しだけ嬉しい、少しだけ。

先週「体育祭出れんでも東に勝った方がいい？」ってあさはかな質問をしたら「当たり前
やろ－もん」と変な質問すんなよの顔して答えた。そうね、あんたの高校生活はサッカ－
で成り立ってるもんね。私も中学高校と部活は経験してるけどそこまで一生懸命じゃなか
ったから息子と温度差がある。おまけに息子はベンチには入るけどレギュラ－じゃないし
東福岡戦なんてまず出ることはない、と思ってるから私の方が５℃くらいは低い。

私は時々、飛雄馬を見るみたいに普通の高校生生活と違う息子に疑問を感じてたんだけど、
最近、サッカ－やって良かった、部活やってて良かったねとしみじみ思ってる。


で、ハイテンションの帰宅の理由は、今日ボス（監督）の話をみんなで聞いたからだと言う。
18年前サッカ－部を創立した当時の話から今日に至るまでや、ボスの高校時代のサッカ－の
話を聞かされ、感動し気合がみなぎった息子は、自転車、地下鉄、自転車で帰宅するまで
そのテンションのままだったのだ。息子の話を聞いている私もその感動は十分に伝わってきた。

ボスの話も感動的だったけど、息子が素直にそれに感動し気合みなぎってる姿も嬉しかった。
親も子も単純って言えばそうなんだけど、「素直」って言って欲しいね。

息子はいい指導者にめぐり会えて幸せだよ。
今では、サッカ－やってたとは思えない酒太り（たぶん）の厳しいボス、いつもボスの事を
「何考えとおと、わけわからん！」と怒ってる息子もちゃんと信頼はしているようです。

指導者は真面目なだけじゃダメね、魅力がなくちゃ。