気分は浅川マキ

今日も引き続き咳が出ている。
カッパきて自転車で行けるくらいの雨だったが大事をとってお父さんに送ってもらう。

一日中雨だと天気予報は言ってたのに、ちょうど帰る頃には雨があがり、
自転車でこなかった事を後悔しつつ地下鉄に向かった。

地下鉄に乗り込むと殺伐とした感情が湧き上がってくる。箱の中の、それも
地上じゃない地下だ。２重に閉じ込められているようだ。


腹筋では、ひどい咳でダミ声になった私に奥さんがしきりに薬を飲む事をすすめる。
ナ－スＯ野も先生も出てきて軟禁状態で説得され、診察受ける。

薬はあんまり飲まんどこうと考えていたばかりなのに・・奥さんの「そこまでなったら
自力で治すには時間がかかるよ」の言葉に「そうかもねぇ」と貰う事にする。
私に信念はない。

しかし、そこまでと言われるほど具合が悪いわけではない。
私の風邪は声がつぶれるくらいまで咳が止まらなくなるのですごく重症に見える。

最後は元気はつらつなのに咳とダミ声だけがずっと続いているので、何かアレルギ－
じゃないかなと毎回考える。毎回山川の母から「け、結核じゃなかとか？」と疑われる。

目的は違うけど病院だから具合悪い人がいても不思議じゃないが、隣りで電気受ける
（たぶん）太った見知らぬおばちゃんにも悪いし、早く治さなくては。

今私は、酒飲みすぎて喉をつぶし声が出なくなった元歌手の気分を楽しんでいる。