練習試合が終わって自宅に戻ると、またさくらがいなくなっていた。
出かけていたお父さんも部活だった息子も既にいたのだが、私達の顔を見た息子は
「あ、そう言えば帰ってからさくらの顔見とらん」といきなり思い出した。
いつも帰ったら真っ先に、いや冷蔵庫の次にさくらさがすのになんで忘れとるとさ。
「いや出てこんけん寝てると思って・・」あんたね、いつも寝てるさくらを無理やり
起こして遊ぶやん、も-。
家中を隅々までさがし、ベランダから「さくら-さくら-!」と呼び、下を目で探して
みるけどいない。手術後だいぶ落ち着いたから飛び降りろうとはせんかったけどな・・
でも発情までなくなるわけじゃなさそうやし・・この前足滑らせて腕だけでぶらさがり
必死で上がってたことあったな・・いろんなことを思いながら外に出てみた。
玄関を出て又「さくら-」と呼ぶと、マンションのすぐ横の立駐からさくらに良く似た
白キジがサ-ッと出て来て前のマンションの車の下にもぐりこんだ。私は娘に電話して
さくらの大好きなするめの足を持ってくるように頼んで、車の下を覗き込んで呼ぶけど
白キジは出てこない、夕暮れだったので暗くてさくらかどうか確認できない。
すると、一緒にいたらしき白黒のブチ猫がのたりとやってきて車の横に座り込んだ。
私が必死で呼びかけてるのをじ-っと見ている。「それあんたんちのさくらじゃないよ」
喋れるんだったらそう話しかけたに違いない。そうやね、相手違うしね、ブチ猫の顔は
ぶっと噴出してしまいそうな顔している。ふん黒猫のタンゴの方が格好いいよ。
娘がするめを持って出てくるとやっと白キジは後ろから出てきた、やはり違った。
この猫時々見かけるけどさくらにそっくりなんだよね、お母さんかもしれない。
雨も降っている・・又私は絶望的な気持ちになった。
そのうち息子も降りてきた。3人でするめ片手に近所を探しまわったけど見つからない。
晩御飯も食べないといけんし、私達は無言で部屋に戻った。お父さんはするめをかじり
ながらビ-ルを飲んでいた。
雨どころか雷も鳴り始めた。私は心配でご飯も食べる気にならなかった。
間違って「ね?さくら」と娘に呼びかけてしまい、2人で顔を見合わせて苦笑いした。
その夜はなかなか寝付けなかった。
次の日の朝、「さくら見つかったら電話してね」と言って息子が部活に出た後、私も出た。
玄関開けた外廊下から下に向かって「さくら~」と呼ぶと「にゃ~」とさくらの悲しそうな
鳴き声がした。
私は娘を呼んで下に急いで降りた。「さくら~!」「にゃ~ん」どこから声はしてるんだ?
すると娘が「お母さん上にいる!」と叫んだ。???なんで上におると。
上に上がると既にさくらは娘が救出した後だった。さくらの顔を見て安心してからもう一度
部屋の前で娘と現場検証した。さくらは、廊下の吉田んちのク-ラ-の室外機を置いている
凹んだ部分の、室外機と壁の隙間に隠れていた。
飛び出したのはベランダなのになぜ反対側の玄関にいるんだ?エレベ-タ-は乗れない
オ-トロックで暗証番号も教えてないぞ・・・娘の「なんでこっちにおると?」の質問に
「隣の吉田さんちのベランダに飛び乗って吉田さんが外に出してくれたのかもしれん」
もしそうなら聞いているかもしれない、一応恩人になるし「さん」をつけて答えた。
そしたらなぜ昨日の夕方、ベランダから何回も何回も呼んだ時返事をしなかったんだろう。
とにかく、さくらが戻ってきて胸にどんより詰まってた何かがさらさらと流れていった気分。
疲れているのか恐い目にあったのか、さくらは手術後と同じように1日中寝た。
お父さんはさくらがあまり大人しいので「吉田に虐待されとったっちゃないとか?」とか
適当なことを言う。
本当に隣に行ってたんならやっぱり一言お詫びとお礼をせんといかんね。
出かけていたお父さんも部活だった息子も既にいたのだが、私達の顔を見た息子は
「あ、そう言えば帰ってからさくらの顔見とらん」といきなり思い出した。
いつも帰ったら真っ先に、いや冷蔵庫の次にさくらさがすのになんで忘れとるとさ。
「いや出てこんけん寝てると思って・・」あんたね、いつも寝てるさくらを無理やり
起こして遊ぶやん、も-。
家中を隅々までさがし、ベランダから「さくら-さくら-!」と呼び、下を目で探して
みるけどいない。手術後だいぶ落ち着いたから飛び降りろうとはせんかったけどな・・
でも発情までなくなるわけじゃなさそうやし・・この前足滑らせて腕だけでぶらさがり
必死で上がってたことあったな・・いろんなことを思いながら外に出てみた。
玄関を出て又「さくら-」と呼ぶと、マンションのすぐ横の立駐からさくらに良く似た
白キジがサ-ッと出て来て前のマンションの車の下にもぐりこんだ。私は娘に電話して
さくらの大好きなするめの足を持ってくるように頼んで、車の下を覗き込んで呼ぶけど
白キジは出てこない、夕暮れだったので暗くてさくらかどうか確認できない。
すると、一緒にいたらしき白黒のブチ猫がのたりとやってきて車の横に座り込んだ。
私が必死で呼びかけてるのをじ-っと見ている。「それあんたんちのさくらじゃないよ」
喋れるんだったらそう話しかけたに違いない。そうやね、相手違うしね、ブチ猫の顔は
ぶっと噴出してしまいそうな顔している。ふん黒猫のタンゴの方が格好いいよ。
娘がするめを持って出てくるとやっと白キジは後ろから出てきた、やはり違った。
この猫時々見かけるけどさくらにそっくりなんだよね、お母さんかもしれない。
雨も降っている・・又私は絶望的な気持ちになった。
そのうち息子も降りてきた。3人でするめ片手に近所を探しまわったけど見つからない。
晩御飯も食べないといけんし、私達は無言で部屋に戻った。お父さんはするめをかじり
ながらビ-ルを飲んでいた。
雨どころか雷も鳴り始めた。私は心配でご飯も食べる気にならなかった。
間違って「ね?さくら」と娘に呼びかけてしまい、2人で顔を見合わせて苦笑いした。
その夜はなかなか寝付けなかった。
次の日の朝、「さくら見つかったら電話してね」と言って息子が部活に出た後、私も出た。
玄関開けた外廊下から下に向かって「さくら~」と呼ぶと「にゃ~」とさくらの悲しそうな
鳴き声がした。
私は娘を呼んで下に急いで降りた。「さくら~!」「にゃ~ん」どこから声はしてるんだ?
すると娘が「お母さん上にいる!」と叫んだ。???なんで上におると。
上に上がると既にさくらは娘が救出した後だった。さくらの顔を見て安心してからもう一度
部屋の前で娘と現場検証した。さくらは、廊下の吉田んちのク-ラ-の室外機を置いている
凹んだ部分の、室外機と壁の隙間に隠れていた。
飛び出したのはベランダなのになぜ反対側の玄関にいるんだ?エレベ-タ-は乗れない
オ-トロックで暗証番号も教えてないぞ・・・娘の「なんでこっちにおると?」の質問に
「隣の吉田さんちのベランダに飛び乗って吉田さんが外に出してくれたのかもしれん」
もしそうなら聞いているかもしれない、一応恩人になるし「さん」をつけて答えた。
そしたらなぜ昨日の夕方、ベランダから何回も何回も呼んだ時返事をしなかったんだろう。
とにかく、さくらが戻ってきて胸にどんより詰まってた何かがさらさらと流れていった気分。
疲れているのか恐い目にあったのか、さくらは手術後と同じように1日中寝た。
お父さんはさくらがあまり大人しいので「吉田に虐待されとったっちゃないとか?」とか
適当なことを言う。
本当に隣に行ってたんならやっぱり一言お詫びとお礼をせんといかんね。
電気代のこと考えると私にはそんな勇気は
ありません。せめて扇風機くらいやろうけど
それでもお父さんに見つかったらめっちゃ
怒られそうです・・・。
猫も犬も毛が暑そうですもんねぇ。
羊みたいに刈ったらだめやろか~?
夏の間はエアコンを「ドライ」にしてつけっぱなし。
過保護といわれようと何と言われようと
可愛い我が子ですから。
留守の時、窓閉めっぱなしだと暑そうで
つい開けていっちゃうんですよね。
真夏の留守番は皆さんどうしているのかな?
そろそろ隣の吉田さん日記にしないと
いけないかもしれません。
猫はコレがあるから…
こりゃますますリタのヤツ、外に出せなくなる(笑)。
もしかしたら吉田さんが一晩預かってくれていたのかも。
いずれにしても戻ってきて良かったですね。