本日は、今の季節にピッタリの賄い料理をご紹介します。
牛ばら肉の赤ワイン煮込み ブルゴーニュ風です。
フランス ブルゴーニュ地方の郷土料理として、エスカルゴ料理などと共に大変有名な一皿です。
フランス修行中に、ブルゴーニュのビストロでもよく作っていましたので、とても懐かしくその頃を思い出しました。
今回はオーナーのご好意で、同じブルゴーニュ地方の赤ワイン ジュヴレイ・シャンベルタンを飲みながらの食事になりました。
本当に良い相性で、とても感激しました。
グリンツィングでは、和牛頬肉の赤ワイン煮込み カオール風味を一年を通してお出ししていますが、同じ牛肉の赤ワイン煮込みでも今回は、味も濃く歯ごたえもしっかりとしたオーストラリア産のばら肉を使い、フランスの地方料理そのままの素朴なイメージで仕立てています。
料理名だけ聞くと同じようなお皿を想像しますが、レストランの料理と家庭料理、ビストロ料理とは、それぞれ別の料理になります。しかしそれぞれに良さが有り、求める人がいます。
先程は別の料理とは言いましたが、そのベースやオリジナルは家庭料理、地方料理から来ている物でありますので、形や作り方、味わいなどが違っていても、結局は同じ物になると思います。
今回の様に賄い料理で、現地そのままの地方料理を作る事の意味は、オリジナルを学ぶ事でとても大切な調理の基本や、フランス人の生活や郷土を感じてよりフランス料理の理解を深め、今の自分の料理に繋げるためでも有ります。
単純に美味しい料理を作る事や食べる事に、どれだけの事を学ばなければいけないのかと、毎日怖くなります。きっと尽きる事の無い問題ですが、つくづく奥の深い世界だと考えさせられます。