本日は、お魚料理の一皿をご紹介します。
ホウボウのポワレ 南仏風です。
ホウボウは、個人的に好きでよく使う食材です。
形は少し変わっていますが、小骨も少なく、皮付きでパリッと焼くととても美味しいお魚です。
南仏風と言うメニュー名は、ソースの風味付けに、ドライトマト、黒オリーブ、レモン、バジル、オリーブオイルなどの南仏特有の食材を加えている所からきています。
旨みのある鶏のジュ(肉汁)をベースに、軽い酸味の効いた爽やかな味わいになっています。
付け合わせには、たっぷりの季節野菜を添えて、ここでも南仏の雰囲気を意識しています。
夏のこの時期にお魚料理を考えると、自然と南フランスでの仕事や生活を思い浮かべます。
太陽の光と香草の香り、真っ青な空に海から聞こえる波の音、賑やかなマルシェ(市場)に並ぶ新鮮な魚介類と生命力のある野菜は、自分にとって、憧れの豊かさでした。
今では、その様な経験が出来たことに感謝しています。
少しでもそんな気持ちが形になるように、これからも頑張りたいと思います。